横浜日米協会協力事業 「第4回大倉山国際学生フォーラム」開催 ~米ハーバード大学と横浜市内大学との学生交流会~ 横浜商工会議所が事務局を担う「横浜日米協会(会長:上 野孝 上野トランステック㈱会長兼社長)」は、1952 年に横 浜における日米両国の友好親善を目的として設立され、今日 まで米国独立祝賀会を開催するといった様々な活動を続けて きました。 その一つとして当協会が協力をし、大倉山国際学生フォー ラムが 6 月 27 日(土) 、大倉山記念館にて開催されました。 これは、夏期にハーバード大学から派遣されている学生と日 本の学生との交流を目的としています。主催は、横浜日米協 会のメンバーである大倉陽子氏を代表とする大倉陽子プロジ 開会のスピーチをする上野会長 ェクトチームとハーバード大学ライシャワー日本研究所で、本協会の他に横浜市、米国 大使館が協力をしています。今回のフォーラムでは、ハーバード大学と横浜市立大学、 慶應義塾大学、東京工科大学、そして東京大学の学生約 60 名が、講演会と交流会に参 加をしました。 昨年同時期に開催されたフォーラムでは、日本のポップカルチャーに焦点を当ててい ましたが、今年は日本の視覚文化をテーマとしました。ここで言う視覚文化とは、絵画 に始まり、アニメ・コンピュータゲーム・CG等の人の視覚に訴えるものの総称として 使われるものです。そこで今回は、“The Birth and Unfolding of Modern Visual Culture in Japan” (日本の視覚文化はどこで生まれ、いかに今日まで広がってきたか) と題して講演が行われました。講師には、東京大学大学院教授であり、TVやラジオで もご活躍のロバート・キャンベル氏とレディー・ガガの靴をデザインした著名なデザイ ナーの舘鼻則孝氏をお迎えしました。 まずキャンベル氏からは、古典から近現代までの肖像画の中から読み取れる日本の視 覚文化について解説いただきました。吉田松陰や正 岡子規らの肖像画を例に挙げ、日本文化の特徴につ いてご講演をいただきました。 次に舘鼻氏からは、自身が靴の制作をはじめるま でにたどった経歴、またレディー・ガガから注文が あった靴をつくるまでのエピソードなど興味深い お話を、写真を交えながらご紹介いただきました。 対談をするキャンベル氏(右)と舘鼻氏(左) 最後のトークセッションでは、世界で活躍する舘鼻氏がご自身のアートについてのお 考えをご披露頂き、また参加している学生に貴重なアドバイスを下さいました。実際に 作製された靴を履くことができるコーナーやレディー・ガガの靴などの展示もあり、日 米の学生にとって有意義なフォーラムとなりました。
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