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 こんな活動です!! 学習支援と遊びの見守り、充実した体験活動を通し
て子供の居場所づくり
活動区分
■ 活動名
学校支援
地域本部
しおみっ子放課後子ども教室
■ 関係する学校
日向市立塩見小学校
基本データ
宮崎県日向市
放課後
子供教室
コーディネーター数
ボランティア登録数
開始年度
補助の有無
コーディネーター数
子供の平均参加人数
年間開催日数
補助の有無
1人
21人
200日
有
開始年度
放課後児童
クラブとの連携
実施場所
日向市立塩見小学校 図書室その他
コミュニティ・
スクール
その他
23年度
無
指定日
委員数
児童生徒数
学級数
※H24年度の実績
(補助の有無についてはH25年度の状況)
日向市から業務委託を受けた
「塩見まちづくり協議会」が活動の一環として
「しおみっ子放課後子ども教
室」を運営している。塩見小学校児童の放課後の安心・安全な居場所づくりは、帰宅後家にだれもいない
児童、仕事をしている家庭にとって、ニーズに応える存在となっている。 4月
5月
6月
教室では学習支援、遊びの見守りはもちろん、月ごとのいろいろな行事を計
開校式
子育て講演会
画し、年間200日の開設日の中で、放課後子供教室ならではの貴重な体験がで
避難訓練
陶芸教室
(保護者・指導者向け)
農業体験
(通年)
きるプログラムを用意している。教育活動推進員2名、教育活動サポーター9
名、コーディネーター1名を配置し常時3名体制で見守りをしている。また、
7月
8月
9月
月1回の推進員、サポーターの定例会を開催し、日ごとの担当者の割り振りを
七夕飾り
家族交流会
避難訓練
竹細工教室
(日帰りキャンプ)
行い、行事実施の計画を話し合っている。年間の実施計画は右の表のようなも
10月
11月
12月
のである。 クリスマス会
さらに週1回、囲碁教室を開催している。日向市は碁石の産地であることか
リース作り
塩見川
ら囲碁が盛んである。この伝統を次の世代にも伝えていくために、子ども教室
収穫祭
例大祭野菜販売
参加者に囲碁の打ち方を基礎から教えている。日本棋院日向支部の協力を得て、 かんきょう教室
芋ほり
子供達が興味を持って取り組めるよう低学年でもできる囲碁教室になっている。
1月
2月
3月
「地域の子供は地域で育てる」と言われる昨今であるが「しおみっ子放課後子
ひな祭り
節分
ども教室」は学校・家庭・地域の連携を図りながら、自主性と活動内容におい
塩見ウォーク参加
避難訓練
陶芸教室
終了式
て他の放課後子供教室の参考となる活動をしている。
活動の概要
■ 特徴
【特徴的な活動内容】
○避難訓練を年3回計画している。海岸からはやや遠く、海抜もある地区ではあるが、安全なところへの避難をするため、抜き打ち的な訓練を含
め実施している。
○陶芸教室では、作品として展示できるほどの完成度の高い作品作りを指導している。
(陶芸を指導できるサポーターがいる)
○農業体験は通年行っている。玉ねぎ、芋をはじめ季節の野菜を育てる自然体験ができる。
○子育て講演会は、保護者や指導者を対象に実施し、地域全体で子供達を見守っていく意識を醸成している。
○個人の家で実施する竹細工教室に参加させてもらい、日本の伝統文化に触れることのできる体験ができる。竹を使ったそうめん流しは好評である。
○家族交流会では子供達、保護者、推進員、サポーターその他関係する人たちが日帰りのキャンプを楽しみ、触れ合いの機会を作っている。
○近くを流れる塩見川の環境調査をまちづくり協議会の人たちと一緒に参加し、自然と郷土を大切にする経験をしている。
○例大祭野菜販売では、農業体験によって育てた作物を販売し、売り上げは家族交流会などで役立てている。
○塩見ウォークでは、地域の行事に参加することで、歴史や文化を学ぶよいきっかけづくりとなっている。
○週1回囲碁教室を開催し、碁石の生産が盛んな日向市の伝統の普及に努
めている。「しおみっ子放課後子ども教室」
の一番の特徴は教室運営に関
して、自分たちの力で運営しており、自主性という点で際立った活動に
なっている。
【実施に当たっての工夫】
○教育活動推進員・サポーターを常時3名配置している。
○安全管理点検は日誌をつけ毎日行う。
○
「帰りの会」
を実施し、その日の活動を振り返らせている。
(自己を見つめ
る大切な時間になっている)
○月1回の会議において、課題等について話し合い、解決している。
■ 事業を実施して
子供達にとっては、帰宅後家にだれもいない時間帯を学習支援や遊び
の時間を見守ってもらえる放課後子供教室の存在は大切であり、保護者
にとっても子供達の安心・安全な居場所として受け入れてもらっている。
放課後子供教室の活動が塩見地区の地域づくりの一環として行われてお
り、地域における人づくりとして実施され、学校・家庭・地域の連携が機
能し、
「地域による学校支援活動」
につながっているところに意義がある。
陶芸教室で説明を聞く児童たち
■ その他
塩見小学校は全校児童126名であるが、そのうち24名が放課後子供教
室に参加している。
「ひょっとこ踊り」
という伝統文化の継承が地域で行わ
れており、
小学生も参加している。畜産やマンゴーづくりが盛んであり、
「塩
見まちづくり協議会」
の活動を中心に地域づくりの活動が
活発な地域である。
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春に植えた野菜を収穫した児童たち