6月 税務・会計・経営・金融ミニ情報 マイナンバー制度 社会保障・税番号制度の導入に伴い、平成27年10月からマイナンバーの通知が行われ、 平成28年1 月から順次、 社会保障、 税、 災害対策分野での利用が開始されます。 現在の源泉徴収票 このマイナンバーを記 制度導入後の源泉徴収票 (イメージ) 載する税務書類として法 定調書や源泉所得税の計 算に必要な扶養控除等申 告書などがあります。 これらの書類には本人 のマイナンバーはもちろん のこと、 支払者 (法人にもマ イナンバーがつきます) の マイナンバー、 そして配偶者や扶養親族のマイナンバーの記載が必 要となることから従来の様式から変更されます。 記載事項が大幅に 増えることから給与所得の源泉徴収票については、 従来のA6サイ ズからA5サイズに大きさが倍になることが明らかになりました。 また、平成27年税制改正では銀行等に対して、マイナンバーに よって検索できる状態で預貯金情報を管理する義務を課すとして おり、 今後ますますマイナンバーが付された情報が増えていく予定です。 稀に法人税の税務調査時に、 簿外預金 (帳簿に計上していない預金口座) が見つかることがあります。 相続税の税務調査時の預金口座に把握が容易になり、 税務当局にとって調査がしやすくなりそうです。 マイナンバーとは マイナンバー (個人番号) とは、 国民一人ひとりが持つ12桁の番号のことです。 マイナンバー制度には 「行政の効率化」 「 、国民の利便性の向上」 「 、公平・公正な社会を実現」 というメ リットがあります。 ●行政の効率化 行政機関や地方公共団体などで、 様々な情報の照合、 転記、 入力などに要している時間や労力が大幅に 削減されます。 複数の業務の間での連携が進み、 作業の重複などの無駄が削減されます。 ●国民の利便性の向上 添付書類の削減など、 行政手続が簡素化され、 国民の負担が軽減されます。また、 行政機関が持ってい る自分の情報を確認したり、 行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ることができます。 ●公平・公正な社会を実現 所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、 負担を不当に免れることや給付を不正 に受けることを防止するとともに、 本当に困っている方にきめ細かな支援を行うことができます。 政府公報オンラインより抜粋 http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/mynumber/point/ 市川正一 税理士事務所 04-7142-2536 04-7142-2537 [email protected] 市川 浩 税理士事務所 047-348-7981 047-348-7982 icc62095@nifty.com
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