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第1章 マイナンバー制度の概要
マイナンバー制度の目的
マイナンバー制度は、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公
平・公正な社会を実現する社会基盤です。具体的には、次の3つ
の実現を目指すことが政府資料で公表されています。
※以下、マイナンバー広報資料(平成26年11月版)より抜粋
公平・公正な社会の実現
所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担
を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するととも
に、本当に困っている方にきめ細かな支援を行うことができます。
行政の効率化
行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力
などに要している時間や労力が大幅に削減されます。
複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減
されます。
国民の利便性の向上
添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が軽
減されます。
行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関から
様々なサービスのお知らせを受け取ったりできます。
マイナンバー制度の目的
公平・公正な
社会の実現
行政の効率化
6
国民の利便性
の向上
第1章 マイナンバー制度の概要
column
マイナンバーの利用例
「社会保障」での利用例
項目
医療
介護
自己負担
上限額
50,000 50,000
自己負担
額
48,000 45,000
マイナンバー
「税」での利用例
給与支払者
従業員
給与
給与
マイナンバーを使用し、各制度ごとの
自己負担額を横断して把握
制度を横断した
負担上限額の設定
80,000
制度横断での
負担額設定など、柔軟な
社会保障を目指す
第1章
交付されたマイナンバーの利用は、
「社会保障」
「税」
「災害対策」
に限定されており、国民の利便性向上および行政運営の効率化
を図ることを目的としています。
納税
申告書
マイナンバー
法定
調書
マイナンバー
給与支払者
法定
調書
マイナンバー
マイナンバー
で突合
税務署
正確な所得の把握により、
適正な税徴収を実現
「災害対策」での利用例
被災
マイナンバー
転居
マイナンバー
継続して状況把握
転居後も被災者状況を
把握し、適切な
被災者支援を実施
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