ワークショップ進行シート 作成日: 2015 年 7 月 27 日 タイトル:身近なところから「ありがとう」 ファシリテーター(グループ):新潟県立大学 英語チーム 1:本ワークショップの要旨 このワークショップでは「感謝」について扱う。例えばアメリカでは日常から “Good job. Thank you.” のよ うに口に出して感謝を伝える光景を多く見かける。一方、日本では口に出して身近な人に感謝を伝える機会が比較 的少ないように思われる。このような身近な人に対しての感謝の気持ちの伝え方の文化的背景による違いについて 考える。 2:本ワークショップの目的(目標、実現したいこと) このワークショップでは感謝を「伝える」ことでどんな効果があるかを実感する。また、日本とアメリカの表現 の違いを知ることで文化的背景との関連を考える。 3:本トピックをとりあげる理由 日本人の傾向として、家族などの身近な人に感謝を表現することが比較的少ない。これは「言わなく ても分かるだろう」という考えを持つ人が多いためだと考えられるが、本当に表現しないままでよいの だろうかをこのトピックを通じて考えてみたい。 4:活動過程 過 程 (所要時間) 導 入 :起 (15 分) (使用時間: 活動内容 アイスブレーク ・サイコロトーク 85 分 参加人数: 約 35 人 具体的な発問・説明・ ねらい 動きなど 英語版猛獣狩り ① ファシリテーター が動物のお題を出 す(英語) ② お題のスペルの人 数で集まって座る サイコロトーク ① 班ごとにサイコロ を振り、出た目の トピックについて 話す。 ② 前半は自然体でゲ ームを楽しんでも らう ③ 後半はリアクショ ンを分かりやすく 表現する(そうな んだ!すごいね! など) 1 ) 使用する教材 ・備品 ・PPT 英語猛獣狩り 参加者の緊張を ・サイコロ ほぐす サイコロトーク ① 相手に分か りやすいリ アクション をしてもら うのといつ も通りやる のとで違い を感じても らい、表現の 効果につい て考えても らう。 予想される反 応.その他, 注意事項 展 開 :承 (15 分) アイブレの感想交 流 →表現することは どんな効果がある のか ① アイブレの感想を ① ア イ ブ レ の ・模造紙 共有する(違いに 振り返り ・ふせん ついての感想) ② 表現する(リ ・ペン ② そこから「表現す アクション) ること」ってどん ことの効果 なことなのかを考 を考えても えてみる らう 発展 :転 (30 分) アメリカの感謝の 仕方、日本の感謝 の仕方の比較 →文化的背景 ① 参加者による実演 ・感謝する人、さ れる人に分かれて 実演することで自 分がどのように感 謝を伝えているか 考えてもらう ・気づいたこと 自分は他の人(友 達、家族)にどの ように感謝を伝え ているか考えても らう ② 国の紹介 日本、アメリカの 国紹介 まとめ :結 まとめ、今日の感 (15 分) 想交流 ① 自分がどの ように感謝 を表現して いるかを見 つめなおす ② これから見 ていく日本、 アメリカに ついて確認 する ③ アメリカの 感謝の表現 の仕方を知 る。 ④ なぜそのよ うな違いが あるのかを 知る ⑤ アメリカと 日本におけ る表現の違 いと文化的 背景のつな がりを理解 する ・模造紙 ・ふせん ・ペン ・PPT ③ 劇 アメリカの感謝の 仕方を劇で紹介す る ④ 共有・発表 劇を見て感じたこ とや違いを班で共 有する ⑤ 議論 なんで違いがある のかを考えてみる ⑥ 解説 文化的背景のレク チャーをする ① 今 日 の ワ ー ・画用紙 ① 今日のおさらい ク シ ョ ッ プ ・ペン ② 感謝の環 の 内 容 を 振 ・模造紙 普段誰かに感謝し り返る ているか。 →今感謝を伝えた ② ・自分が感謝 を伝えたい い人(友達、家族、 人に向けて 先生など)へのメ の言葉を考 ッセージをカード える に書いて環状に貼 ・感謝を表現する る。 ことのきっかけ にする(目的) 。 2 5:会場のセッティング 各グループのメンバーが一つの机、もしくは机をくっつけあったものを囲んで座る。 小学生は床での作業だとなお良い。 6:使用する教材 7:参考にした資料 「日本人のコミュニケーションスタイル」観とその教育の再考(佐藤慎司著、くろしお出版、2007 年) 8:その他 3
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