センター倫理政経 基礎シリーズ演習1 解答と解説② 第3問(テキスト第11講 p.183∼186) 出典:2003年度本試験 問1 15 正解③ ①ユダヤ・キリスト教で信じられる救世主のこと。②イスラム教ではムハ ンマドが「最後の預言者」になるので、ムハンマドの死後である9世紀に は預言者は現れない。③イスラム教における政治面でのムハンマドの後継 者。④キリスト教カトリックの指導者。 16 正解② 空欄の後にモンテスキュー、ヴォルテールとくるので②が最適。 問2 17 正解④ ④ピコ・デラ・ミランドラは人間の自由意志を重視した。①は「考える 葦」のパスカルを想起、②は自然権の思想、③はルターだが、「信仰に よって」というところでピコではないとわかるだろう。 問3 18 正解② 19 正解① ③コント、④スペンサー、⑤レヴィ=ストロース。 問4 20 正解③ 資料文下から3行目∼「東洋人が東洋人として、ありのままに見られ、注 目されることはまれであった」とあるので、「東洋文化は…客観的に研究 され」が誤り。 問5 21 正解① やや難解。①カントは「目的の王国」 民主国家と考えており、その国家 どうしによる「平和連盟」=国際連盟の創設を『永久平和のために』で提 唱した。②文化と平和の関連などは述べていない。③搾取が経済格差や戦 争の要因と考えているのはマルクスやレーニン。④カントは人格を本来の 人間性と考えていたので、「人間には好戦的本能があり」が誤り。 問6 22 正解② 最終段落で他者認識、異文化理解といっているのに①「文化を…合わせて いく」③「…通用する文化を形成していくように」は誤り。また第1段落 で異質な文化から画期的な文化が創造されたことを述べているので、④ 1 河合塾 基礎シリーズ センター倫理政経 演習1②、演習2② 「伝統文化に誇りを持ち、それをできるだけ変化させることなく」が誤り。 第4問(テキスト第11講 p.187∼190) 出典:2001年度倫理 問1 23 正解① 文脈から判断。 問2 24 正解② 良識の公平な配分を述べている②が最適。 問3 25 正解② ①ホッブズのみの考え。③ホッブズは譲り渡せると考えている。④ロック のみの考え。 問4 26 正解④ ①「共感」重視はアダム・スミス。②「質的な違い」を重視はミル。③ 「有用性」重視はジェームズ。 問5 27 正解⑤ 28 正解① 29 正解③ ②カント、④ヘーゲル。 第5問(テキスト第11講 p.191∼195) 出典:2007年度追試 問1 30 正解② 無条件に道徳に従ったと考えられるのが②。①は授業で指示されたから、 ④は後の自分のためにと、条件つきで道徳に従っている。③はそもそも道 徳的にする場合を限定してしまっている。 問2 31 正解④ ①「偏見」=イドラなのでベーコン。②ヘーゲルの弁証法の説明。③モナ ド=ライプニッツ。④「役立つ」=有用性。 問3 32 正解① ①「ひと(ダス・マン)」の説明。②サルトル。③アドルノやフロムの考 え。④キルケゴール。 2 問4 33 正解① ②自己の利益(利己心)と社会の利益(公益)の調和を目指すアダム・ス ミスの考え。③ベンサム。④「善なる意志」からカント。 問5 34 正解② ①パスカルにとって「神の信仰に けること」は不確実なことではなく、 人間にとって重要なこと。③「神の存在を理性で証明」するのではなく、 直感による繊細の精神で捉えるべきだとした。理性による神の存在証明を 試みたのはスピノザら。④繊細の精神を述べたパスカルは、幾何学的精神 に基づく「必然性」だけを重視してはいない。 問6 35 正解④ ①③ルソーの考え。②「自由の権利が否定」はされていない。自己保存の 権利があるから闘争状態となる。 問7 36 正解③ ①マルクス。②功利主義。③道具主義の内容。④社会進化論の内容、スペ ンサーの考え。 3 河合塾 基礎シリーズ センター倫理政経 演習1②、演習2② センター倫理政経 基礎シリーズ演習2 解答と解説② 第6問(テキスト第12講 p.213∼215) 出典:1998年度現代社会 問1 29 正解③ ①自衛のための武力行使は認めている。②限定的であっても武力行使は自 衛権の行使・制裁以外は禁止。④そのようなきまりはない。当事国の同意 がなければ裁判は開始されない。 問2 30 正解④ ④「常設する待機部隊」というものはない。 問3 31 正解④ ①世界人権宣言は義務付けるような法的拘束力がない。②プラザ合意は国 連ではなくG5諸国で成立。③WTOはGATTウルグアイ・ラウンドで 決定。またすべての国連加盟国が加入しているわけではない。 問4 32 正解③ ③そのような動きはない。むしろ④のような動きに反対している。 問5 33 正解① ①旧ソ連、旧ユーゴスラビアなどで特に高まった。②植民地独立運動は冷 戦時代の1950∼60年代がピーク。③ボスニア紛争など、宗教的対立が強 いものも介入してきた。④旧ユーゴスラビアの内戦やソマリア内戦など、 むしろ国連の積極的な介入があった。 4
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