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事 故 報 告 書
No.
140006-01
平成26年7月8日(火) 午前11時頃
T社
太陽光パネル基礎打設工事
H県H市
転落
転倒
飛来落下
挟まれ
巻き込まれ
感電
事故の形態
ブーム折損
アウトリガ折損
旋回台関連 輸送管破裂
圧気による
その他 ※具体的に( アウトリガ埋没によるポンプ車の転倒 )
人身(
死亡
入院 ) ※具体的に( 右ふくらはぎ負傷 )
事故の種類
※具体的に( ポンプ車破損、太陽光パネル基礎型枠破損 )
物損
被災者名・年齢
氏名
男・62歳
被災者の職種・経験
従業員 他職種 ※具体的に( 土工(4次下請) )
労災の処理
元請
圧送業者
その他 ※具体的に( )
コンクリートの配合・数量 不明
ポンプ車の機種・車歴 車両重量10t ピストン式3段ブーム車
ブーム車にて太陽光パネル基礎部分へのコンクリート打設作業中、急にブーム伸長側の
アウトリガ下の地面が陥没、コンクリートポンプ車が傾き転倒した。
発生年月日・時間
元請名
現場名・工事種別
発生場所
事故の状況
打設箇所の近くで作業をしていた5名中4名は非難したが、バイブレータを持って作業して
いた土工が逃げ遅れ、先端ホース部分が右足ふくらはぎに当たり負傷した。
工事前に行った地質調査で、事故発生エリアは十分な地耐力があったため、地面の強度
は十分あると判断して、敷鉄板を使用せず受盤木だけでポンプ車を設置させていた。
事故の様子(イメージ図です。実際の事故状況とは異なります)
原因と対策
ポンプ車は作業開始時に設置して「安定している」からといって大丈夫とは限らない。軟
弱な地面で受盤木だけで設置して、ブームを伸ばした際や先送り材の圧送が終わって生
コンを圧送し始めた際にアウトリガが地面に埋没したり、圧送作業中のブームの脈動でア
ウトリガが徐々に埋没して転倒事故に至るケースが過去から発生している。
事故機は車両重量10t(車両総重量で約20t)の大型ブーム社であり、受盤木だけで設置
養生することは問題である。
乗入構台やコンクリート舗装などの強固な地盤以外では、アウトリガの埋没によるブーム
車の転倒を防止するため、敷鉄板で地面の養生・補強をして設置するよう、事前打合せ
で現場に要求し理解を得る必要がある。
会員名
記入者名
(一社)全国コンクリート圧送事業団体連合会 H27.3配信
No.
140006-02
※事故機および現場の写真
(一社)全国コンクリート圧送事業団体連合会 H27.3配信