平成 27 年度 静岡大学教育学部附属島田中学校 教育研究発表会

平成 27 年度 静岡大学教育学部附属島田中学校 教育研究発表会
多様な価値観が混在している現代では,子ども を取りまく社会情勢も絶えず変化している
時代となっています。社会的事象は相互に関連し,複雑に絡み合い成り立っているため,1
つの社会的事象だけしか見なかったり,1つの視点だけで見つめたりするだけでは,社会の
しくみや事象の関連性は見えてきません。このような変化の激しい時代を生きていく子ども
だからこそ,主体的に社会にかかわることが求められています。
私たちの教える社会科は,社会の動きを敏感に察知するところから始まります 。あらゆる
社会事象を教材化し,教室と社会をつなぐ授業を実践するなかで,子どもにこれからの社会
を生きるために必要な力を身に付けさせたり,社会を創造しようという思いをもたせたりす
ることができます。今,まさに,社会科の時代が来ていると言っても過言ではありません 。
本 校 社 会 科 で は ,今年度は,思考力・判断力・表現力の育成と主体性を高める授業過程(単
元構想)と関連付けながら実践を重ね,「主体的に社会を創造する生徒を育てるための授業」
のあり方を,単元レベルで明らかにしていきます。
◆ 日程: 平成 27 年 11 月 5 日 (木 )
8:30
受付
9:00
9:40 10:00
10:50 11:10
移動
移動
全体会
公開授業Ⅰ
12:00
13:00
14:20 14:30
昼食
教科
休憩
協議会
公開授業Ⅱ
16:00
講演会
休憩 (ワ ー ク シ ョ ッ プ )
◆ 公開授 業Ⅰ 地理的分野「近畿地方」
◆ 公開授 業Ⅱ 公民的分野「日本の未来を切り拓く」
2年C組 授業者:澤入 基裕
3年B組 授業者:木場 和成
地理的分野では「日本の諸地域」の学習において,近畿地方の明日香村の歴史的景観を守
るための努力や工夫を考える授業です。
公民的分野では「現代の民主政治」の学習において,「日本の未来を切り拓くためにでき
ることは何だろう」という単元課題を設定しました。下がり続ける投票率や 18 歳に選挙年齢
が引き下げられるなどの社会事象に対して,中学3年生が政治のあり方を 提案する授業です。
参加される先生方のこれからの実践の参考になればと考えています。
◆ 講演会 (ワーク ショッ プ )
「これからの公民教育のあり方~ 学習指導要領改訂へ向けて~」
講師:福井大学教育地域科学部 橋本康弘先生
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官として勤務された橋本先生をお招きし
て,公民的分野の授業づくりへの悩みや疑問,今後の学習指導要領などの動向について講
演会(ワークショップ)を開催する予定です。これからの時代を担う社会科の授業のあり
方について,熱く語る 1 日にしたいと考えています。
◆研究協力委員・島田市教科等指導員・共同研究者・助言者
研 究 協 力 委 員
藤枝市立高洲中学校
牧之原市立榛原中学校
島田市立北中学校
島田市立神座小学校
静岡大学教育学部
静岡大学教育学部
静岡大学教育学部
静西教育事務所地域支援課
教
諭
教
諭
教
諭
教
諭
教
授
准教授
講
師
指導主事
櫻井 翼
中村 陽介
島田市教科等指導員
田中 淳
寺島健太郎
共 同 研 究 者
磯山 恭子
伊藤 宏二
佐藤 正志
助
言
者
稲森 孝之
★申し込みは別紙参加申込書または本校ホームページよりお願いします。http://fzk.ed.shizoka.ac.jp/shimachu/