No.2

学校だより
在マレーシア日本国大使館附属・
クアラルンプール日本人会日本人学校
第2号(平成27年5月22日発行)
URL : http://www.jskl.edu.my
清新の気
校 長
宮 谷 真 一 郎
入学式から1か月、子どもたちは学校生活に慣れ、元気に登校しています。
小 学 1 年 生が 先 日 学 校探 検 を し ま した 。 校 長 室に 入 っ て くる と 、 私 にい ろ い ろ な 質問 を
してきます。その中でこのような会話がなされました。
「校長先生のお名前は何ですか。」
「先生の名前は10文字あります。しっかり聴いてくださいね。」
「えー、本当?先生、ちょっと待ってください。」
こ の 言 葉 の後 に 取 っ た子 ど も た ち の行 動 は 、 急い で 鉛 筆 を出 す こ と でし た 。 そ れ は、 そ
れ は 嬉 し か った で す 。 私の 名 前 を 記 録と 記 憶 に とど め よ う とし た こ と 。急 い で 準 備 し、 私
を待たせまいとしたこと。まさしく、
「一期一会」の心を、この幼子が示してくれたのです。
些細なことかもしれません。されど、大きな喜びに包まれた一日でした。
一 方 、 中 学1 年 生 は 、教 科 ご と に 先生 が 替 わ るこ と に も 慣れ 、 楽 し く授 業 を 受 け てい ま
す。授業中の顔つきも真剣そのもの、頼もしく感じました。
そ れ だ け では あ り ま せん 。 職 員 室 に入 る と き の所 作 が 、 小学 部 の 頃 とは 比 較 に な らな い
ほど見違えるものになってきました。
「1年1組の○○です。集配ボックスのものを取りにきました。入ってもいいですか。」
「 ○ ○ 君 です か 。 あ りが と う 。 素 晴ら し い 挨 拶で す ね 。 これ か ら も 自信 を も っ て 過ご し
てくださいね。」
「はい。失礼しました。」
私とのやりとりの後、彼の姿を見ていた職員から、「急に大人になったような気がします
ね。実に立派な態度でした。」等々、誉める言葉があちらこちらから聞こえてきました。凜
と し た 彼 の 姿に 、 そ し て、 そ の 変 化 を見 逃 さ な い職 員 の 姿 勢に 、 J S KL の 新 た な 出発 へ
の確かな手応えを感じる毎日です。
本年度の学校教育の重点について
最後に、裏面に本年度の学校経営方針、教育の重点を掲載しました。
5
月
・
6
月
行
事
予
定
5月
6月
1 6 日( 土 ) 墓 地 清 掃 ①
1日(月)
1 8 日( 月 ) 学 校 運 営 理 事 会
1日(月)
PTA代表委員会
~5日(金)
サークルスタート
2日(火)
小学部児童報告会
7日(日)
1 9 日( 火 ) 小 1 小 6 K L C C 公 園 遠 足
8日(月)
2 0 日( 水 ) 小 5 校 外 学 習 ~ 22日 ま で
中学部進路説明会
2 1 日( 木 ) 土 浦 日 大 説 明 会
13日(土)
14日(日)
2 3 日( 土 ) G I I S サ ッ カ ー 大 会
15日(月)
25日(月) 個人面談
23日(火)
~29日
~25日
2 6 日( 火 ) 歯 科 検 診
27日(土)
~29日
IS休止期間~
視力検査
中学部生徒総会
第1回英検一次
学校運営理事会
PTA代表委員会
EC休止期間~
幼・小運動会
中運動会
振替休業日
内科検診・尿検査
幼稚部 親子で遊ぼう会
( 2 9 日 振 替 休 業 日 ))
相談室より 2人の先生がお待ちしています。
・ 小 林 博 子 先 生 は 毎 週 火 曜 日 の 午 後 、 吉 田 勝 彦 先 生 は 毎 週 木 曜 日 1日 中 で す 。
学校経営理念
<児童・生徒の育成>
・自分にきびしく、相手にやさしく、そして、夢をもって世界にはばたく子を育成します。
・ マ レ ー シ アと 日 本 の 歴史 や 文 化 を 学び 、 あ ら ゆる 機 会 を 捉え て 国 際 貢献 で き る 子 を育 成
します。
<保護者・関係諸機関との関わり>
・ 学 校 と 家 庭が 共 に 子 ども を 育 て る とい う 視 点 を大 切 に し 、良 き パ ー トナ ー と し て の関 係
を築いていきます。
<協働する教職員>
・優れた授業で勝負する教師を育成します。
・常に協働意識をもち、組織一丸となった学校運営を推進します。
学校教育目標と平成27年度教育の重点 ※RPDCAサイクルを軸に
学校教育目標
た くましいからだ 、ゆたかな心、優れた知性と国際性を備えた児童 ・生徒 の育成
めざす学校像
(入ってよかった、通わせてよかった、勤めてよかったJSKL)
楽しく登校でき、喜びをもって下校できる学校
めざす子どもの姿
(自分にきびしく、相手にやさしく)
めざす教師像
① 元気に最後までがんばりぬく子
(心に残る恩師)
① 優れた授業で勝負する教師
② 誰にもやさしくできる子
② 子どものよさを育て共に成長する教師
③ 夢をもって世界にはばたく子
③ 常に努力を惜しまない教師
平成27年度教育の重点
~全員に~
① 基礎学力の定着を
② 丈夫な体とがまんと思いやり
③ 日本を感じマレーシアに親しむ態度を
「平成27年度教育の重点」に向けて
「① 基礎学力の定着を」に関わって
・授業研究を重ね、教師一人一人がわかる授業を実践する。
・個に応じた指導の充実を図るため、学年、学級の実態に合わせて、ティームティーチング授業
を実施する。
・実態に応じて補習等を実施する。
・EC授業において1学級を4分割し、児童・生徒の学習活動の充実を図る。
「② 丈夫な体とがまんと思いやり」に関わって
・ 学 級の実 態に 合わ せて 、マラ ソン や縄 跳び等 に取 り組 む。(小 学部6 ~7月、1 ~2月5分 間
走の充実)
・様々な学校行事等の持ち方を工夫し、チームワークの大切さや成就感を体感させる。
(中学部運動会で表現活動を実施予定・中学部校内ロードレース記録会を実施予定)
・「 凡 事 徹 底 」を 合 言葉 に 、日 常 のあ い さつ 、 話形 指 導を 通 し、 言 葉遣 い など に 関す る 指導 を 徹
底します。(小中合同のあいさつ運動を実施予定)
・道徳の授業の充実。
・校内でのボランティア活動の充実。
「③ 日本を感じマレーシアに親しむ態度を」に関わって
・日本及びマレーシアの伝統行事に関わるイベントを企画・実施し、子どもの豊かな感性を育む。
・現地校交流、校外学習、社会(科)見学等の体験活動を充実させる。
・10分間の朝読書により、活字に親しむ態度を育成するとともに、日本人としての情緒を涵養
する。