大豆情報(中耕・培土編)

大豆情報
中耕・培土編
平 成 2 7 年 6 月
七尾鹿島営農推進協議会
羽咋郡市営農推進協議会
~ 中耕・培土で湿害・雑草対策 ~
《昨年の反省点からみた栽培のポイント》
① 排水対策の徹底
② 土壌酸度の矯正
③ 播種直後の除草剤散布
④ 中耕・培土の徹底
⑤ 開花期前後(7月下旬)の圃場水分維持
⑥ 病害虫防除の徹底(ウコンノメイガ・カメムシ・マメシンクイガ対策)
1
中耕・培土
※ 雑草多発圃場の様子
(H26 年 9 月 中能登町)
中能登地区では昨年、雑草の発生によ
る虫害の多発が原因で低収となりまし
た。
中耕培土の徹底と、除草剤の使用で、
雑草の少ない圃場にすることが収量・
品質向上の第一歩です!!
早めの中耕・培土の実施が湿害の予防や、雑草発生
の抑制に有効です。2回の培土を確実に実施すること。!
1回目培土:本葉2葉期頃に子葉節まで土寄せ
2回目培土:本葉5~6葉期に初生葉節が隠れる
程度まで土寄せ
培土でできた溝は、排水溝と連結し、停滞水が発生しないようにする。
2 排水対策
・明渠等の排水溝の点検、補修を行い、降雨後速やかに排水されるようにする。
・畝立同時播種を行っている圃場では、畝溝と排水溝を確実に連結し、停滞水が
発生しないようにする。
停滞水が発生しな
いように、明渠と
の連結をしっかり
と行い、速やかに
排水されるように
すること!
3
除草剤
生育期間中の除草剤
(10a あたり)
薬剤名
対象雑草・使用時期
散布量
希釈液量
使用回数
ポルトフロアブル
イネ科雑草(3~10 葉期)・収穫 30 日前まで
200~300mℓ
水 100ℓ
1回
大豆バサグラン液剤
広葉雑草(生育初期~6 葉期)・収穫 45 日前まで
100~150mℓ
水 100ℓ
1回
※大豆バサグラン液剤は、大豆 2 葉期~開花前まで
4
追肥
分枝数や莢数を確保し、収量向上を図るため、2回目培土直前に追肥を行う。
ただし、生育中・後期に雑草が多発する圃場では、追肥が雑草の生育を促進する
ので、追肥は行わない。
肥料名
施用量
施用時期
尿素
10kg/10a
2回目培土直前
※一発肥料を使用している場合は、追肥は不要です。