平成29年1月号

麦の生育と管理
平 成 29年 1月 号
北 部 振 興 局 集 落 ・水 田 班
生 育 状 況 に 応 じ た 管 理 を !!
◎排水対策~雨が降っている時がチャンス~
額縁の四隅や排水口等を繋げ、ほ場の外に水を出しましょう。
この作業は雨の日がオススメです。滞水している場所が一目で確認できます。
・播種前に弾丸
暗渠を施工でき
なかった場合は、
1回 目の 麦 踏み
の際に施工する
ことも可能。
◎麦踏みと土入れ
麦踏みと土入れは、麦作期間中の重要な作業です。
麦踏み土入れは様々な効果があるので、丁寧に・こまめに実施しましょう。
麦踏み
作業時期 作業回数
麦の3葉期
~
3~4回
茎立期
土入れ
麦の4葉期
~
2~3回
茎立期
麦踏み
注意事項
土入れ
作業は土が乾き、ローラーに土
が付かない時に実施。
作業は土が乾いたときに実施。
1 回目は土を薄くかける。
※生育が過剰な際は作業回数を増やしましょう。
麦踏みの効果
麦踏み
草丈(cm) 茎数(本)
・分げつ促進
・分げつ促進
・茎立ちを遅
・茎立ちを遅
らせる
らせる
・穂揃い良化
・穂揃い良化
・凍霜害防止
葉齢(L) 地上部(g) 根長(cm)
あり
7.9
8.7
6.6
0.84
7.2
なし
8.1
5.0
6
0.56
6.9
比率%(差)
98%
174%
+0.6
150%
104%
11月19日播種、2月28日調査。
麦踏みは12月21日、1月20日、1月31日、2月11日の4回実施。
土入れの効果
稈長(cm)
穂長(cm)
倒伏角度(度)
66
9.8
50
無処理区
57
※播種は11月14日
※土入れは4回実施
7.9
57
土入れ区
・倒伏防止
・倒伏抑制
・雑草抑制
・雑草抑制
・排水改善
・排水改善
・幼穂保護
◎肥培管理~分げつ肥で単収増加へ~
分げつ肥と穂肥では、目的が異なる
ので必ず分けて施肥しましょう。
分げつ肥は穂数を確保するために
必ず行いましょう。
分げつ肥の施肥基準(窒素成分 kg/10a )
施肥量
適期
目的
小麦
裸麦
大麦
2
穂数の
確保
麦の 3 葉期頃
分げつ肥の効果
施肥方法
穂数
同左比率
子実重
播種時期 播種量
kg/10a kg/10a
本/㎡
%
kg/a
5-0-2
202
100
38.3
3
5-2-2
243
120
44.8
早播
5-0-2
247
100
39.0
5
5-2-2
285
115
45.6
5-0-2
222
100
37.6
標準播
5
5-2-2
295
133
47.7
※農研セ(宇佐市) 品種 イワイノダイチ H12~14年
分げつ肥の施肥で、
穂 数 が 1~ 3割 増 加 !!
穂数の増加により
収 量 も 増 加 !!
◎雑草対策
生 育 期 除 草 剤 は 、雑 草 が 大 き く な る 前 に 、タ イ ミ ン グ を 逃 さ ず 散 布 し ま し ょ う 。
雑草が繁茂すると収量や品質の低下を招きます。
特に、カラスノエンドウ等の種子の混入は個人の等級の低下だけでなく、産地
全体の評価低下につながります。
生育期除草剤
ハーモニー水和剤
アクチノール乳剤
スズメノテッポウ
5葉期まで 注 1 )
×
バサグラン液剤
×
カズノコグサ
3葉期まで
×
×
ヤエムグラ
4節期まで
4節期まで
6葉期まで
カラスノエンドウ
×
3葉期まで
6葉期まで
タデ類
生育初期のみ効果あり 生育初期のみ効果あり 生育初期のみ効果あり
使用時期
麦1葉期~節間伸長前
穂ばらみ期まで
小麦収穫 45 日前まで
大麦収穫 90 日前まで
使用量
5 ~ 10 g /10a
100 ~ 200ml/10a
100 ~ 200ml/10a
注1)ハーモニー抵抗性スズメノテッポウには効果なし。
※薬剤ごとに使用時期、使用回数が異なります。ラベル等をよく読み使用しましょう。
〇 除 草 剤 の 使 用 ポ イ ン ト ~ 散 布 直 後 の 雨 と 気 温 の 上 昇 に 注 意 !!~
散 布 直 後 に 雨 が 降 る と 除 草 剤 が 効 き に く く な り ま す 。 ま た 、 気 温 が 上 昇 す る (気
温 20℃ 以 上 )と 、 薬 害 の リ ス ク が 高 ま り ま す 。
必ず天気予報を確認してから散布しましょう。
周 囲 に 配 慮 の あ る 農 作 業 を !!
トラクター等で移動する際に道路に土を落とさないようにしましょう。
ほ場内でしっかり土を落としてから移動しましょう。
周囲に配慮を忘れずに作業を行うようにしましょう。