片山小だより - 新座市教育委員会のHP

片山小だより
【 校 訓 】 誠実(せいじつ) 勤勉(きんべん) 剛健(ごうけん)
【教育目標】 思いやりのある子
自ら学ぶ子
たくましい子
(か)んがえる子
(た)すけあう子
(や)りぬく子
(ま)じめな子
3月号
身を立て 名をあげ
6日(金)は啓蟄です。冬ごもりをしていた
虫が春の到来を感じ、地上に這い出す頃といわ
校 長 長 沼 文 彦
卒業式は、
「歌声自慢」の学校を目指してきた片
山小の、
取り組みの成果の発表会でもあります。
れます。気まぐれに吹く北風には、もう木枯ら
しほどの厳しさはなく、僅かであっても確かな
先月から、卒業前の恒例行事の一つ、
「6年生
春の気配が感じられます。在校生手づくりの「送
との交歓給食」を始めました。出張や会議のな
る会(6日)」や6年生の保護者の皆様を中心に
い日を縫って、各クラス4~5名の6年生たち
進めてくださる「旅立ちの会(12日)
」を経て、
と世界一美味しいとの評判の給食を囲みます。
6年生は、
「卒業生」と呼ばれる時期に入ります。
会場が校長室のため居心地は今ひとつですが、
話題は、①小学校の一番の思い出 ②中学校でが
本校にとって、最も大切な行事である卒業式
んばりたいこと ③私の将来・夢 等です。
の準備がいよいよ始まりました。式場の厳粛さ
① は、修学旅行、林間学校が多く、運動会の
と歌声が醸し出す独特の雰囲気を知ることは、
組み体操と続きます。②は、部活と勉強の両立
子どもたちが、
「通過儀礼(人生の重要な節目に
や友達をたくさん作ること 等です。進学先公立
行われる儀礼)」を学ぶ貴重な機会です。
中が4校(新座中、三中、五中、六中)という
今年は、初めて4年生が参列し3つの学年が
本校ならではの話題です。③は、
スポーツ選手、
一堂に会します。あと一ヶ月で5年生になる彼
漫画家・小説家、動物の飼育係、アナウンサー、
らには、片山小の卒業式を経験して、下級生が
デザイナー等です。
「私の夢」は、式当日の壇上
憧れる立派な高学年になれるよう、新5年生と
で卒業生自身が披露しますが、我が子の逞しさ
しての自負や使命感を持たせたいと思います。
と子育ての日々が重なる最も感動する瞬間です。
歌う順序は、国歌、校歌で始まり、卒業証書
授与の後に「大空が迎える朝(4・5年)
」
、
「旅
いつの頃からか「立身出世」に意味づけされ
立ちの日に(6年)
」
、
「さようなら(4・5・6
た仰げば尊しの歌詞「身を立て名をあげ」は、
年)
」と続き、最後は「仰げば尊し」を、来賓、
中国の古典『孝経』にある〈立身行道挙名後世
教職員、保護者、児童の参列者全員が歌います。
似顕父母孝之終也〉からの借用で、
「人として立
1月下旬。6年生は、講師の先生にお願いし
派に成長し、正しい道を践み行い、名を後の世
て、初回の歌のご指導をしていただきました。
にまでも語り継がれるようにすることが親孝行
昨年に勝るとも劣らない立派な歌声だと太鼓判
になることだ」というのが元々の意味とされま
を押していただきました。ここに、市内音楽会
す(田中克己:試論、
「身を立て名をあげ」の現在)。
への出場をかけて競い合った5年生2クラスが
子どもたちには分かりにくい文語体の歌詞に
加わります。5・6年生の懸命な練習を間近に
込められた想いや願いを大切にし、140周年
見て4年生が奮い立たないはずがありません。
の節目の歳の卒業式に臨みたいと思います。
★ホームページで学校や子どもたちの様子をお知らせしています (http://www.c-niiza.ed.jp/e-katayama/)
★新座市立片山小学校 新座市片山1-8-31
平成27年 3月 2日(月)学級数16 児童数453名