第 11 号妙高市立新井中学校人に愛されること人に褒められること人の役に立つこと人に必要とされるこ１学年便り文責学年主任平成 27 年 6 月 12 日と学年だより初めての定期テストが迫ってきま第し２た！中学校へ入学して初めての定期テストが来週に迫ってきました。生徒たちもどんな勉強をしたらよいか困っている人もいると思います。下記のような事も参考にしてしっかりと準備を進めてください。インプット＜アウトプット記憶の定着度来週、英単語の 1 0 0 問テストがあるとしましょう。あなたならどちらの方法で勉強しますか？Ａ単語リストを持ち歩き、何度も見て頭に叩き込むＢ覚えたかどうか、何度も確認テストを解いてみるＡの「何度も見て覚える」というのは情報のインプット（入力）、Ｂの「何度も確認テストを解く」というのは、情報のアウトプット（出力）と呼ばれています。「インプットとアウトプット、どちらが暗記の方法として効果的なのか？」を実験で明らかにしたのがアメリカのパデュー大学で脳の研究をしているカーピック博士です。博士はワシントン大学の学生を集め、なじみのないスワヒリ語を 4 0 個覚えるように指示しました。実験のポイントは、確認テストをした後の再テストのやり方でした。片方のグループには、 1 問でも間違えたら、 40 問全て再テストさせました。もう一方のグループには、確認テストで間違えた単語だけを再テストさせました。どちらのグループもほぼ同じ時間で 40 個覚えきりました。問題は、 1 週間後に行った確認テストの結果でした。 40 問全て再テストしたグループの正解率は８０％でしたが、間違った単語だけを再テストしたグループの正解率は３５％でその差は 2 倍以上となってしまいました。この実験から、記憶の定着にはインプットよりアウトプットを重視した方が良いと言えます。（すべてを再テストした方がアウトプットの量が多かったということです）私たちの脳は、「何度も出合った情報」よりも「何度も使った情報」を重要だと判断して記憶に残すようになっているようです。最初の問いの正解はＢの「覚えたかどうか、何度も確認テストを解いてみる」です。勉強しているのに、なかなか結果につながらない生徒は、インプットばかりに時間を多くかけている傾向があるようです。「教科書にラインを引く」「ノートに要点をまとめる」「まとめたノートを見直す」等です。これらは全てインプットです。インプットも大事ですが、必ずアプトプットしてみてください。「問題を解く」「覚えたかどうか白紙に書き出してみる」「誰かに説明してみる」等です。きっと記憶の定着度が高まると思います。