事業説明パンフレット(1798KB)

農地中間管理事業を活用して農地の集積・集約化に結び付けましょう
農地の貸し借りの新たな仕組み
大規模な法人設立と効率的な生産体系(米・大豆のブロックローテーション)の検討
○ 複数集落をまたいだ農業生産法人を設立し、農地中間管理機構を通して、構成員等の農地を集積
○ 個別経営体との話し合いのもと、米、麦・大豆を組み合わせた団体化、
ブロックローテーション等により、
土地利用型作物の低コスト生産を目指す。
主食用米
飼料米
大豆
将来イメージ
法人構成員の農
地を法人( )
に
集積するととも
に、将 来は個 別
担い手( )
と
の利用権を交換
農地を借りて
規模を拡大したい
当分の間、農地を
預けたい
農地中間管理機構(熊本県農業公社)
が、
田んぼだけ誰かに
任せたい
農地を貸したい方(出し手)
と規模拡大等を図る
担い手農家(受け手)の中間的受け皿と
活用事例:熊本市城南町杉上地区、玉名市岱明町野口地区
基盤整備事業と農地中間管理機構による一体的な取り組み
なって、農地を集積・集約化を進めます
相続した農地があるが、
農業をしていない
分散している農地を
集めたい
農業を始めたいので
農地を借りたい
〇 基盤整備事業受益地内の農地を機構が一括して借受け、地域の担い手等に配分。
貸付前
貸付後
基盤整備後
出し手
入れ
借
地
農 以上 可)
年 縮
10 に短
5年
(
農地中間管理機構
(熊本県農業公社) 農地貸
付け
5年
以上
市町村
農業委員会
活用事例:荒尾市川登地区
〇 地域の担い手間での農地の交換によるに集約化。さらに、経営転換農家の農地を担い手に集積する
ことで、経営の低コスト化を図る。
担い手農
家( )
間で農地
を交換
お問い合わせはこちらへ
■お近くの県地域振興局農業普及・振興課 ■市町村 ■農業委員会 ■JA
■熊本県農業公社/☎096-213-1234 http://www.kumamoto-kousha.jp
■熊本県農林水産部経営局農地・農業振興課/☎096-333-2376
JA
連携・協力
土地改良区
県
地域振興局
農地中間管理機構による農地の集積及び集約化
経営転換
農家の農地
( )
を担い手
農家に集積
受け手
農地を貸したい人
申し込みのあった農地を、機構が市町村、農業委員会、
JA等の
協力のもと、受け手をお探しして、お預かりします。
農地を貸したい方へ
農地を借りたい人
農地を借りたい方へ
① お預かりした農地は、受け手が耕作できなく
なった場合でも、機構が管理しながら次の受け
手をお探しします。
(最長2年間)
① まとまりのある農地を借り受けたり、他の受け
手と農地を交換したりして、農作業の効率化を
図れます。
② 賃借料は受け手から機構が徴収し、機構が責
任をもってお支払いします。
② 万一、出し手が子供の代に移っても、契約期間
中は変わらず耕作ができます。
③ 借入期間が過ぎたら、農地はお返しします。
(延長もできます)
③ 出し手が多数でも、賃借料の支払先は機構に
一本化されます。
公益財団法人 熊本県農業公社
農地を貸したい場合
「農用地等貸付申込書」を農地所在の市町村
またはJAの担当窓口にご提出ください
農地を借りたい場合
❶貸付申込書の提出
❶借受申出書の提出
「農用地等借受申出書」を市町村、JAまたは
機構にご提出ください
※受付は随時行っています。申込書は受付窓口又は公社のホー
ムページからご入手ください。
申込書に記載された農地の状況、地番、面積等を確認
します
※受付は随時行っています。申込書を上記機関の受付窓
口又は公社のホームページからご入手いただき、希望
する地区を記載のうえ、お申し込みください。
❷申し込み内容の確認
❷氏名、応募内容の公表
1 か月ごとに応募いただいた方の氏名、応募内容等を
機構ホームページで公表します
※農地を借受けるためには、申込書をご提出後、氏名等が公表されることが
必要となります。
借入候補地として登録(リスト化)するとともに、借
受希望者との結び付けを行います
❸借入候補地として登録
❸借受希望者として登録
借受希望者として登録(リスト化)するとともに、貸
付農地との結び付けを行います
農用地等の貸付先決定ルール
借り受ける農用地等の基準
1 次の場合には、農地の出し手の意向に沿って、農地の貸付先を決定します。
① 農業振興地域内にある農用地等であること
市町村推進チーム(市町村、農業委員会、JA、県、
機構等)で貸付先決定ルールに基づき結び付け
② 再生不能と判断される遊休農地などでないこと
③ 貸付の可能性が著しく低い地域の農用地等でないこと
① その農地を既に効率的に利用している方が継続して利用する場合
② 借入地の交換等により、
まとまりのある農地として利用したい場合
③ 集落営農の構成員等が所属する集落営農組合に利用させる場合
④ 地域の幅広い関係者が話し合い、農地の利用計画を策定した場合
2 上記以外の場合は、機構が次の事項を考慮して貸付先を決定します。
④ 農用地等の賃借料が適切であると判断されること
① 隣接の農地で農業を行っている担い手を優先
② 経営農地との距離、借受希望の条件、人・農地プランの内容等を勘案
農用地利用集積計画による利用権設定手続き(市町村
長の公告)により、機構が農地を借り入れます
❹機構から農地貸付
❹機構が農地借入
農用地利用配分計画による利用権設定手続き(県知事
の公告)により、機構から農地を転貸します
①地域集積協力金
②経営転換協力金
③耕作者集積協力金
○地域内の農地を機構に貸した割合に応じて、
「地域」に交付されます。
○交付金の使途は「地域」で自由に決めることができます。
農業をやめる場合や、経営の柱としていた作物を一部やめる場合(部門減
少)
に、
機構を経由して他の農業者へ農地を貸した所有者に交付されます。
機構が借り受けている農地の隣接地や、2筆以上の接続する農地を、機構を
経由して他の農業者へ貸した場合、農地の所有者又は耕作者に交付されます。
【交付単価】2万円∼3.6万円/10a(27年度)
〈例〉
地域の農地面積50ha
機構への貸付農地
41ha
(貸付割合:82%)
この場合の交付単価は3.6万円/10a(※)
なので、41ha×3.6万円/10a=1,476
万円が「地域」に交付
※貸付割合毎の交付単価
2割超5割以下
・H27
2万円/10a
・H28∼29 1.5万円/10a
・H30
1万円/10a
5割超8割以下
・H27
2.8万円/10a
・H28∼29 2.1万円/10a
・H30
1.4万円/10a
8割超
・H27
3.6万円/10a
・H28∼29 2.7万円/10a
・H30
1.8万円/10a
【交付単価】30万円∼70万円/戸
【交付単価】2万円/10a (H28∼29年度:1万円/10a,H30年度:5千円/10a)
〈例〉 トマト2ha、水稲2haを経営していたが、機構に農地を貸し、水稲をやめる
(農地を
貸す)場合
トマト
2ha
水稲
2ha
部門減少
※機構経由
トマト
2ha
〈例1〉
『機構が借り受けている農地』に隣 〈例2〉1筆は農家Aの自作地、もう1筆は
接した農地を自作していた農家Aが、 農家Bの賃借地である隣接する2筆
機構に貸し付けた場合
を機構に同時に貸し付けた場合
水稲
9a
受け手へ
1.91ha
【機構】
借り受け農地
※10a未満は残してもOK
この場合1.9haが交付対象となり、
50万円が農地の出し手に交付
※貸付面積毎の交付単価
・0.5ha以下
:30万円/戸
・0.5ha超2ha以下:50万円/戸
・2ha超
:70万円/戸
【農家A】
自作地40a
※機構に貸付
2万円/10a×40a=8万円が
出し手(農家A)に交付
【農家A】
【農家B】
自作地 賃借地
40a
30a
同時に
貸付
機構
2万円/10a×40a=8万円が
自作していた農家Aに交付
2万円/10a×30a=6万円が
賃借地で耕作していた農家Bに交付