∼備えよう!ペットの災害対策∼ 大切なペットの命を守るために ... 大規模な災害が発生した時、家族同様に過ごして いるペットを連れて避難したいと思うのは、飼い主 の自然な気持ちです。同行避難はペットの身の安全 を守るための確実な方法の一つです。しかし、ペッ トと一緒に避難するためには、災害に対する普段か らの備えも必要となります。 1. 普段の暮らしの中での防災対策 ●ペットを屋外で飼っている場合は、ブロック塀の 倒壊などからペットを守るため、ケージの強度や 設置場所の確認をしておきましょう。 ●ペットを屋内で飼っている場合は、家具の転倒防 止対策に加えて、ケージの転倒防止や落下防止対 策も必要です。また、窓ガラスや食器などの割れ やすいものの近くを飼育場所としないようにしま しょう。 2. ペットのしつけと健康管理 ●避難場所でのトラブルを防止するため、飼い主は 狂犬病予防のワクチン接種やノミ・ダニなどの駆除 を日頃から行いましょう。【避難場所には、動物 の苦手な人やアレルギーなどで動物と一緒に居ら れない人もいるため、衛生状態を保ちながら動物 の健康管理をしっかり行い、病気が蔓延しないよ うにすることが大切です。】 ●不妊・去勢手術を実施しておきましょう。 【不必要な繁殖を防ぐほか、無駄吠えなどの問題 行動の抑制にも非常に効果的です。】 【市が実施している犬・猫不妊去勢手術費補助金 制度(年度1世帯2頭(匹)まで・1頭(匹)当 たり5千円補助)をご活用ください。】 ●犬はつないで飼い、散歩時はリードを付ける。猫 は放し飼いにせず、室内で飼いましょう。【人へ の危害防止対策となるだけでなく、災害時には犬 や猫が行方不明になることを防ぐ役割があります。 】 ●日頃から『まて・ふせ・キャリーバッグに慣らす』 など、基本的なしつけを身につけさせておきましょ う。 【災害時での避難場所では、集団生活となるこ とから、しつけができていないと避難生活が困難 になる場合があります。】 3. ペットが迷子にならないための対策 (身元の明示) ●大切なペットのために、鑑札や狂犬病予防注射済 票、迷子札、マイクロチップの装着など、身元の 明示を徹底しましょう。【災害時の混乱の中では、 ペットと離ればなれになってしまうことも想定さ れます。迷子になった犬や猫を探す時や保護され た時、必要となるのが識別情報です。身元の明示 をしておくことで離れ離れになったペットと再会 できる可能性がぐんと高くなります。】 4. ペット用の避難用品や備蓄品の確保 ●避難物資はすぐには届きません。人間と同様に大 切なペットのために平常時から備えておきましょう。 ・ペットフードや水、薬など (最低5日分程度) ・ペットシーツ、新聞紙、リード、糞尿の 処理用具など ・ケージまたはキャリーバッグ 市民の生活様式や価値観が変化する中、犬や猫な どの動物を家族の一員として共に暮らす人が増えて います。しかし、災害発生時には、まず自分の身の 安全を第一とし、その上でペットの安全を確保する ことが大切です。 避難場所は多くの被災者が避難生活をおくる場で あり、他の避難者に迷惑をかけないようにすること が必要です。 災害はいつ発生するかわかりません! 平常時から被災した際の 対策を講じておきましょう! 【問合先】市民部環境衛生課 ℡26−1226 県東讃保健福祉事務所衛生課 ℡29−8272 4
© Copyright 2024 ExpyDoc