書評で紹介された平成26年の新書 ○ 「朝日新聞」「日本経済新聞」「毎日新聞」「読売新聞」の書評欄に紹介されたもののうち,広島県立図書館 で所蔵する資料を御紹介します。(平成26年12月末現在) ○ リストは,請求記号順に並べています。 ○【 】内は,当館請求記号です。 人文科学 「文学」に背向け「科学」と歩む 佐々木敦/評 『朝日』5/11 人間が抽象物使いこなす道筋 森岡正博/評 『日経』4/20 存在もどきの存在理由 須藤靖/評 『読売』4/27 戸田山和久著『哲学入門』ちくま新書【S100/114ト】 芸術・言語・文学 投影される深い意味 開沼博/評 『読売』12/7 池川玲子著『ヌードと愛国』講談社現代新書 【S702.1/114イ】 体制に寄り添う学者の現実主義 野口武彦/評 『日経』9/14 揖斐高著『江戸幕府と儒学者 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘 い』中公新書【S121.5/114イ】 内面世界の形象化 巧みな着想で読み解く 張競/評 『毎日』8/3 宇佐美文理著『中国絵画入門』岩波新書【S722.2/114ウ】 命は有限 意識し続ける 上野誠/評 『読売』10/5 田中康二著『本居宣長 文学と思想の巨人』中公新書 【S121. 5/114タ】 「いい形」から「大局観」得た機械 磯田道史/評 『毎日』6/15 松本博文著『ルポ電王戦 人間VS.コンピュータの真実』NHK 出版新書【S796/114マ】 米の豊作を願い捧げられた命 三浦しをん/評 『朝日』6/8 原田信男著『神と肉 日本の動物供犠』平凡社新書 【S163 /114ハ】 言葉使い生き生き 得心いく言語論 池澤夏樹/評 『毎日』6/8 野間秀樹著『日本語とハングル』文春新書【S810/114ノ】 史実とのずれに真価 松木武彦/評 『読売』5/18 長谷川修一著『旧約聖書の謎 隠されたメッセージ』中公新 書【S193/114ハ】 「特殊な」表記の起源,平易に解説 山田敏弘/評 『日経』4/13 今野真二著『かなづかいの歴史 日本語を書くということ』 中公新書【S811 5/114コ】 中公新書【S811.5/114コ】 古代地中海世界の貴族層の不安背景に 本村凌二/評 『毎日』6/8 佐藤彰一著『禁欲のヨーロッパ 修道院の起源』中公新書 【S196.8/114サ】 斬新な仮説と,鋭い読み解き 小島ゆかり/評 『毎日』4/20 詩歌それぞれが描く美 上野誠/評 『読売』4/13 水原紫苑著『桜は本当に美しいのか 欲望が生んだ文化装 置』平凡社新書【S910.2/114ミ】 舶来品が「日本化」する軌跡 伊井春樹/評 『日経』4/27 ブランド力の栄枯盛衰 上野誠/評 『読売』6/15 河添房江著『唐物の文化史 舶来品からみた日本』岩波新書 【S210.12/114カ】 キュンとくる詩の感覚 上野誠/評 『読売』5/11 足立幸代編著『気ままに漢詩キブン』ちくまプリマー新書 【921/ア】 民衆を「国民」とした近代日本の原型 井上寿一/評 『日経』8/24 大谷正著『日清戦争 近代日本初の対外戦争の実像』中公新 書【S210.65/114オ】 「属国」を超える「パックス・アジア」への思想 中島岳志/評 『毎日』3/2 ジョン・W・ダワー[ほか]著『転換期の日本へ 「パック ス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か』NHK出版新 書【S210.76/114タ】 「国父」の生涯から描く戦後史 吉岡桂子/評 『朝日』8/3 板橋拓己著『アデナウアー 現代ドイツを創った政治家』中 公新書【S289/アテ114】 20世紀はどんな時代だったのか 保阪正康/評 『朝日』10/12 レーニン後の強権像,修正すべき時期に 加藤陽子/評 『毎日』9/28 困難なテーマ,正攻法で 田所昌幸/評 『読売』9/7 横手慎二著『スターリン 「非道の独裁者」の実像』中公新 書【S289/スタ114】 世界の複数性,思考し続けて 杉田敦/評 『朝日』6/1 暴虐の根拠問う思想への手引き 池田浩士/評 『日経』5/11 誠実な政治哲学者の生涯 宇野重規/評 『読売』5/4 矢野久美子著『ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生き た政治哲学者』中公新書【S289/アレ114】 ○書評本文は,各新聞の縮刷版,原紙又はオンラインデータ ベース(朝日,日本経済,読売新聞)で御覧いただけます。 社会科学 おじさんのズレたしなめる 斎藤環/評 『朝日』6/15 古市憲寿[著]『だから日本はズレている』新潮新書 【S304/114フ】 旅芸人の歴史が逆照射する現代 髙山文彦/評 『日経』6/29 ジェラルド・グローマー著『瞽女うた』岩波新書 【S384.3/114ク】 どううまれ,歴史に作用したか 吉岡桂子/評 『朝日』7/13 植村和秀著『ナショナリズム入門』講談社現代新書 【S311.3/114ウ】 洗練された相互扶助のシステム 三浦しをん/評 『朝日』6/15 厚香苗著『テキヤはどこからやってくるのか? 露店商いの 近現代を辿る』光文社新書【S384.3/114ア】 今も切実,真の愛国心とは何か 杉田敦/評 『朝日』11/2 筆禍事件に絡む思惑 宇野重規/評 『読売』11/2 将基面貴巳著『言論抑圧 矢内原事件の構図』中公新書 【S316.1/114シ】 実証史学を超え「一国民俗学」に至る思想 佐藤優/評 『毎日』2/16 柄谷行人著『遊動論 柳田国男と山人』文春新書 【S384.3/114カ】 「収容所群島」の住人たち 斎藤環/評 『朝日』5/11 瀬木比呂志著『絶望の裁判所』講談社現代新書 【S327.1/114セ】 眉つば「ニセ歴史」にツッコミ 荻上チキ/評 『朝日』9/7 原田実著『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統』 星海社新書【S385.9/114ハ】 日本の「立ち位置」と課題探る 奥村洋彦/評 『日経』7/6 「南」で肥大化する格差 濱田武士/評 『読売』6/8 西川潤著『新・世界経済入門』岩波新書【S333.6/114ニ】 「道具の人間化」は白人型進歩への対照 中村桂子/評 『毎日』10/19 後回しできない衝撃的事実 速水健朗/評 『朝日』10/19 人口減少社会への警告 渡辺一史/評 『読売』10/19 増田寛也編著『地方消滅 東京一極集中が招く人口急減』中 公新書【S334.3/114マ】 世界の舞台裏での熾烈な戦い 福岡伸一/評 『朝日』3/23 倫理をめぐる戦場の実態に迫る 加藤陽子/評 『毎日』3/23 高木徹著『国際メディア情報戦』講談社現代新書 【S391.3/114タ】 株主利益と社会的責任をどう両立させるか 大竹文雄/評 『毎日』12/21 大竹文雄/評 『毎日』12/21 花崎正晴著『コーポレート・ガバナンス』岩波新書 【S335.4/114ハ】 「首相によるク デタ 」と警告 保阪正康/ 「首相によるクーデター」と警告 保阪正康/評 『朝日』6/22 評 『朝日』6/22 半田滋著『日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊』 岩波新書【S392.1/114ハ】 秩序のゆらぎ 生き生きと描く 水野和夫/評 『朝日』12/21 上川龍之進著『日本銀行と政治 金融政策決定の軌跡』中公 新書【S338.3/114カ】 タブー排して自由に 渡辺一史/評 『読売』4/20 上原善広著『路地の教室 部落差別を考える』ちくまプリ マー新書【361/ウ】 川田順造著『<運ぶヒト>の人類学』岩波新書 【S389/114カ】 自然科学 今や日本の科学は,金もうけに堕した 佐倉統/評 『朝日』9/14 榎木英介著『嘘と絶望の生命科学』文春新書【S407/114エ】 現状把握は国民の義務 松井彰彦/評 『読売』5/25 鈴木亘著『社会保障亡国論』講談社現代新書【S364/114ス】 メカニズムと実例わかりやすく 佐倉統/評 『朝日』7/6 生命科学の到達点分かりやすく 大竹文雄/評 『毎日』7/13 仲野徹著『エピジェネティクス 新しい生命像をえがく』岩 波新書【S467.3/114ナ】 人間が空間を私有するこわさ 隈研吾/評 『朝日』9/7 長嶋修著『「空き家」が蝕む日本』ポプラ新書 【S365.3/114ナ】 眠れる,眠れぬ それが問題だ 横尾忠則/評 『朝日』3/9 内山真著『睡眠のはなし 快眠のためのヒント』中公新書 【S491.3/114ウ】 戦後システムの構図浮き彫りに 山田久/評 『日経』7/27 「ジョブ型正社員」制度による中高年対策 中村達也/評 『毎日』7/13 濱口桂一郎著『日本の雇用と中高年』ちくま新書 【S366.2/114ハ】 医療の将来を考える絶好の書 村上陽一郎/評 『毎日』8/24 桐野高明著『医療の選択』岩波新書【S498/114キ】 女性の自由と,産む性との相剋 水無田気流/評 『朝日』4/27 荻野美穂著『女のからだ フェミニズム以後』岩波新書 【S367.2/114オ】 社会の凝りや澱がほぐされる 佐倉統/評 『朝日』7/20 田中浩也著『SFを実現する 3Dプリンタの想像力』講談社 現代新書【S504/114タ】 大学院出ても万年非常勤とは 水無田気流/評 『朝日』3/30 大理奈穂子[ほか]著『高学歴女子の貧困 女子は学歴で 「幸せ」になれるか?』光文社新書【S367.2/114オ】 人類は宇宙にどう挑み続けるのか 海部宣男/評 『毎日』8/3 佐藤靖著『NASA 宇宙開発の60年』中公新書 【S538.9/114サ】 わかっちゃいるけど 渡辺一史/評 『読売』6/29 坂爪真吾著『男子の貞操 僕らの性は,僕らが語る』ちくま 新書【S367.9/114サ】 意識変え,未来をつくる手順と心得 荒川洋治/評 『毎日』4/27 杉田明子[ほか]著『中高生のための「かたづけ」の本』岩 波ジュニア新書【597/ス】 「予断」が生む悲劇 渡辺一史/評 『読売』8/17 稲泉連著『ドキュメント豪雨災害 そのとき人は何を見る か』岩波新書【S369.3/114イ】 ○書評本文は,各新聞の縮刷版,原紙又はオンラインデータ ベース(朝日,日本経済,読売新聞)で御覧いただけます。
© Copyright 2024 ExpyDoc