ChartFXについて 0.1. 概要 0.2. グラフについて

ChartFX について
0.1.
概要
ChartFx とは、グラフを表示する ActiveX コントロールある。
(ActiveX とは、Microsoft 社のソフトウェア技術
のブランド名の一つで、インターネットなどの通信ネットワークを通じて異なるコンピュータ上で動作するソフト
ウェアを連携させたり、データやプログラム部品をやり取りするための技術や製品、仕様などのことを指す。)20
種類のチャートタイプ表示することができ、一般的なタイプ(「棒グラフ」、
「折れ線グラフ」、
「円グラフ」、
「散布
図」など)から特殊なタイプ(「初値高値安値終値チャート」、
「等高線チャート」、
「レーダーチャート」、
「ロウソ
ク足チャート」など)まで豊富なオプションから選択できる。正規版は 714000 円と高価なので、サンプル版を用
いて開発したため、機能が制限されている。今回、「棒グラフ」「折れ線グラフ」の2つについて以下のようにま
とめた。
0.2.
グラフについて
(1)値の設定について
データ数を n とし、コードで OpenDataEx(CODV ALU ES, 1, n); を呼び出す。これにより、横軸に n 個の領域
を確保し、1 項目中で扱うデータ数を 1 と定義している。Chartfx1.Value[i](i は 0 から n-1 の数とする)によって
確保した横軸の領域に値を入力していく。注意すべきこととして、ChartFx1.Value[0] は 1 項目目のデータを表す。
最後に、Chartf x1.CloseData(CODV ALU ES); により、入力されたデータを保持し、ShowModal; によって、グ
ラフの表示を可能にしている。
例として、アメリカ、中国、日本、フランス、イギリス、ブラジル、ロシア、インド、オーストラリア、韓国、イ
ラン、タイ、ケニア、カメルーン、アフガンニスタンの 15ヶ国の 1 人あたりの GDP のデータをを用いる。データ
数は 15 個なので、OpenDataEx(CODV ALU ES, 1, 15); とし、横軸に 1 から 15 までの領域を確保する。確保し
た 1 番目の領域にアメリカのデータの値を入力、2 番目の領域に中国のデータの値を入力、3 番目の領域に日本の
データの値を入力、4 番目の領域にフランスのデータの値を入力、5 番目の領域にイギリスのデータの値を入力、
6 番目の領域にブラジルのデータの値を入力、7 番目の領域にロシアのデータの値を入力、8 番目の領域にインド
のデータの値を入力、9 番目の領域にオーストラリアのデータの値を入力、10 番目の領域に韓国のデータの値を
入力、11 番目の領域にイランのデータの値を入力、12 番目の領域にタイのデータの値を入力、13 番目の領域に
ケニアのデータの値を入力、14 番目の領域にカメルーンのデータの値を入力、15 番目の領域にアフガンニスタン
のデータの値を入力のように 15 カ国のデータを入力し、値を設定する。Chartf x1.CloseData(CODV ALU ES);
により、入力されたデータを保持し、ShowModal; によって、グラフの表示をすると以下のようになる。
1
しかし、この図では、横軸がデータ数の番号表示のみなので、データ名の判別ができないため、次のような方法
によって、横軸にデータ名を与える。
0.3.
X 軸へのデータ名の与え方
x 軸にデータ名を与えるために、ChartFX1.Legend[i](i は 0 から n-1 の数とする)のコードを用いる。注意すべ
きこととして、ChartFX1.Legend[0] は 1 項目目のデータ名を表す。同じように、例として、アメリカ、中国、日
本、フランス、イギリス、ブラジル、ロシア、インド、オーストラリア、韓国、イラン、タイ、ケニア、カメルー
ン、アフガンニスタンの 15ヶ国の 1 人あたりの GDP のデータをを用いる。Legend[i] と項目、データ名の対応し
た図は下図のようになる。
2
グラフ表示
0.4.
棒グラフ・折れ線グラフについて
ChartFX の利点の1つとして、折れ線グラフ、棒グラフの変更が容易にできることがあげられる。プログラム
によって表示させることも可能(折れ線グラフはプログラムによる表示は不可、棒グラフは chartfx1.LineStyle と
入力することで表示できる)であるが、ツールバーから選択することによって切り替えができる。
例として、アメリカ、中国、日本、フランス、イギリス、ブラジル、ロシア、インド、オーストラリア、韓国、イ
ラン、タイ、ケニア、カメルーン、アフガンニスタンの 15ヶ国の 1 人あたりの GDP のデータをを用いる。
棒グラフ(3D 表示)
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折れ線グラフ
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