東大 86年 数学 1 2 3 4 5 6

東大数学
東大
灘進学教室
86年
数学
http://nadasingaku.com
(すべて類題)
1
x ≧ 0 , y ≧ 0 , x y ≦1 を満たすような点P ( x , y ) のつくる集合を
D とする。 3点A ( a , 0 ) 、B ( 0 , b ) 、C c , 1 を頂点とし、 D に含まれる三角形ABCはどのような
c
場合に面積が最大となるか。 また、面積の最大値を求めよ。 ただし a ≧ 0 , b ≧ 0 , c > 0 とする。
xy
平面において、座標
が不等式
(x, y)
2
長軸、短軸の長さがそれぞれ4、2である楕円に囲まれた領域を
この楕円の短軸の方向に、
このとき
A
注:方程式
と
B
A
の共通部分
を
1( 6
2
C=A
B
2
x2 + y = 1 ( a > 0 , b > 0 )
a 2 b2
A
とし、
だけ平行移動してできる領域を
2)
の面積Mを求めよ。
とする。
1 ( 6 + 2 ) = cos
4
12
ただし、
で表される楕円において、 2 a ,
B
2b
である。
のうち大きいほうを長軸の長さといい、他方を短軸の長さという。
3
(1)
xyz
空間において、3点A
(2)
2点D
0, 0, 1
2
( 1 , 0 , 0 ) 、E ( 0 , 1 , 0 )
このような平面
S
0, 1 , 1
2
、B
を通る直線
に垂直で長さ1のベクトル
、C
(1, 0 , 1)
l を軸として、平面 S 0
n =(x, y, z) の y
を通る平面
S0
に垂直で、長さ1のベクトル
を回転して得られるすべての平面
成分の絶対値
y
は
S
S
n0
をすべて求めよ。
を考える。
とともに変化するが、
その最大値および最小値を求めよ。
4
2次方程式
(1)
(2)
2b x + c = 0
a x2
の係数
a, b, c
が、それぞれ次の範囲を動くものとする。
0 . 9 ≦ a ≦1 . 1 , 2 . 7 ≦ b ≦ 3 . 3 , 4 . 5 ≦ c ≦ 5 . 4
b
c を座標とする点P ( u , v ) の動く範囲を定め、図示せよ。
このとき u = , v =
a
a
上の2次方程式の2つの解のうち、大きいほうを z とする。
a, b, c
cが上の範囲を動くときの、
z
の最大値、最小値を求めよ。
5
ベンチが
k + 1 個1列に並べてあり、A、Bの2人が次のようなゲームをする。
最初Aは左端、Bは右端のベンチにおり、ジャンケンをして勝ったほうが他の端に向かって1つ隣りのベンチに進み、
負けたほうは動かないとする。
また、2人が同じ手を出して引き分けとなったときには、2人とも動かないとする。
こうしてジャンケンをくり返して、早く他の端のベンチに着いた者を勝ちとする。
1回のジャンケンで、Aが勝つ確率、負ける確率、引き分けとなる確率はすべて等しいとき、次の確率を求めよ。
(1)
n 回ジャンケンをした後に、2人が同じベンチに座っている確率 q
(2)
n 回ジャンケンをしたとき、A、Bの移動回数がそれぞれ x 回、 y
(3)
k = 3 のとき、 n 回のジャンケンの後に、まだゲームの勝敗が決まらない確率 p
回である確率
p( x , y )
、
ただし、
n≧3
とする。
6
直円すい形のグラスに水が満ちている。
(1)
水面の円の半径は1、深さも1である。
だけ傾けたとき、できる水面は楕円である。
このグラスを図のように角度
この楕円の中心からグラスのふちを含む平面までの距離
楕円の長半径
a
および短半径
b
を、 m =
tan
l
と、
で表せ。
ただし、楕円の長半径、短半径とは、それぞれ長軸、短軸の長さの
(2)
傾けたときこぼれた水の量が、最初の水の量の
1 のことである。
2
1 であるとき、 m = tan
2
ただし、グラスの円錐の頂点から、新しい水面までの距離を
の値を求めよ。
h とするとき、残った水の量は 1 a b h
3
に等しいことを用いよ。