社会とともに 仕入先様への責任 共存共栄に向けて 仕入先様と方針・目標を共有し、オープンでフェアな取引きに努めています。 仕入先様とグローバル パートナーシップの強化 矢崎グローバル仕入先総会の開催 仕入先様への環境説明会の実施 ELV 指令やREACH 規則などの各国化学物質関連法規 に対応するため、仕入先様と一体となった体制づくりを 推進しています。 矢崎グローバル仕入先総会は、原材料、電子、計器、ワイ 中国ELV ※ 2 の施行に備え、法律の内容や対応方法につ ヤーハーネス部品の仕入先様と双方向のコミュニケー いて仕入先様に、より深く理解いただき確実な法対応を ションを通じて、調達方針や課題を共有するために、毎年 行うために、 2014 年 9 月に上海(中国 )で説明会を開催し 1 回開催しています。 ました。この説明会では、 中国ELV の概要や欧州ELV 指令 2014年 7月の総会では、 国内外183社の仕入先様に参 と の 違 い、矢 崎 グ 加いただき、矢㟢社長からグローバル競争力強化に向け ループの管理の考え た矢崎グループの重点施策について説明しました。また、 方などをご理解いた BCP 強化のため、 「リスクに対する危機管理の徹底」 「フ だくとともに、 仕入先 レキシブル生産体制の確保 「 」コンプライアンス体制の徹 様へ体制の整備・強 底」 「品質保証体制の強化 」を中心に、仕入先様にご協力 化をお願いしました。 いただけるようお願いしました。調達本部長からは、品 ※2 中国 ELV 自動車製品使用規制有害物質 および回収利用率の管理要求 ※1 質、環境、リスクマネジメントをベースに、 「 コスト競争 力」 「サプライマネジメント」 「ものづくり」 の追究を 2014 環境説明会の様子 年度の調達方針のコンセプトとして説明し、情報共有し 紛争鉱物調査説明会の実施 ました。 近年、コンゴ民主共和国とその周辺地域で採掘される また、仕入先様との相互協力をさらに推進するため、 鉱物資源が、人権侵害(強制労働・児童労働等 )などの非 「矢崎グローバル調達基盤強化 」をテーマに、技術交流会 人道的行為を繰り返す武装勢力の資金源となっている可 を同日に開催しました。交流会では、仕入先様 25 社から、 能性が懸念されています。 矢崎の部品事業競争力の強化に向けたご提案をいただく そのため米国では、金融規制改革法(ドッド・フランク とともに、矢崎グループにおけるグローバル調達力の向 法 )1502 条により、 「タンタル 」 「錫 」 「金 」 「タングステ 上に関する取り組みを紹介しました。これらの機会は、仕 ン 」が紛争鉱物(コンフリクト・ミネラル )と定義され、米 入先様同士の意見交換の場としても、有効に活用いただ 国上場企業に対し紛争鉱物の利用状況について、年次報 きました。 告にて情報開示することを義務づけています。 今後も、仕入先様と連携し、環境の変化に即応したもの 矢崎グループは、自動車メーカーをはじめとするお客 づくりと共存共栄をめざし、 グローバルパートナーシップ 様からの紛争鉱物調査に対応するために、仕入先様に対 の強化に努めていきます。 しても調査を実施しています。調査 3 年目となる 2015 ※1 BCP( Business Continuity Plan ) 事業継続計画 年も、仕入先様への説明会を 5 月に開催しました。金融 規制改革法の概要 や、サプライチ ェ ー ンを遡った調査の実 施要領などを理解し ていただくとともに、 調査へのご協力をお 矢崎グローバル仕入先総会の様子(左/矢㟢社長、右/加藤調達本部長) 17 矢崎グループ 社会環境報告書 2015 願いしました。 紛争鉱物調査説明会の様子
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