第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状

第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
1 家庭と地域の現状
(1)人口・世帯の現状
1) 総人口・児童人口(0~11 歳)の現状
平成 26 年は平成 22 年とくらべると、総人口で 554 人、1.3%減少して
います。
年齢 3 区分では、年少人口は 7.0%、生産年齢人口は 4.7%減少し、高齢
者人口は 17.7%増加となっています。
本町においても少子高齢化の傾向がはっきりとみられます。
図 3 総人口の現状
(人)
45,000
40,000
41,286
41,074
40,980
40,681
40,732
6,774
6,939
7,253
7,673
7,972
28,627
28,335
28,039
27,440
27,285
5,885
5,800
5,688
5,568
5,475
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
年少人口
(0~14歳)
生産年齢人口
(15~64歳)
高齢者人口
(65歳以上)
総人口
資料:平成 22 年から 24 年:住民基本台帳および外国人登録(各年4月1日現在)
平成 25 年、26 年:住民基本台帳(各年4月1日現在)
※平成 24 年7月9日に施行された「住民基本台帳法の一部を改正する法律」により、平成
25 年以降は住民基本台帳に外国人も含まれた数値です。以下同じ。
5
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
本町の児童人口は、
平成 22 年 4,608 人から平成 26 年 4,285 人と、323
人減少しています。年齢区分でみると、すべての年齢区分で減少しています。
総人口の減少率は 1.3%ですが、児童人口の減少率は 7.0%と高くなって
います。
図 4 児童人口の現状
(人)
5,000
4,608
4,520
4,473
4,387
4,285
4,000
1,223
1,226
1,201
1,154
1,091
1,186
1,109
1,083
1,077
1,070
1,097
1,088
1,112
1,080
1,061
1,102
1,097
1,077
1,076
1,063
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
0~2歳
3~5歳
6~8歳
9~11歳
3,000
2,000
1,000
0
児童人口
資料:平成 22 年から 24 年:住民基本台帳および外国人登録(各年4月1日現在)
平成 25 年、26 年:住民基本台帳(各年4月1日現在)
2) 世帯数の現状
平成 22 年 17,382 世帯から平成 26 年 17,834 世帯と、452 世帯、2.6%
の増加となっています。
図 5 世帯数の現状
(世帯)
20,000
18,000
17,382
17,387
17,543
17,561
17,834
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
資料:平成 22 年から 24 年:住民基本台帳および外国人登録(各年4月1日現在)
平成 25 年、26 年:住民基本台帳(各年4月1日現在)
6
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
3) 母子・父子家庭の現状
母子家庭は平成 22 年 328 世帯から平成 26 年 356 世帯
(見込み数)
と、
28 世帯、8.5%の増加、父子家庭は平成 22 年 29 世帯から平成 26 年 25
世帯(見込み数)と、4 世帯、13.8%の減少となっています。
図 6 母子・父子家庭の現状
(世帯)
400
328
337
339
349
356
29
30
26
25
25
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
300
200
100
0
母子家庭
父子家庭
資料:町行政実績報告書(各年 10 月1日現在)
4) 児童のいる世帯の構成
平成 22 年の児童のいる世帯の世帯型構成比をみると、
「核家族世帯」は「6
歳未満の子どもがいる一般世帯」では 82.8%、
「18 歳未満の子どものいる一
般世帯」では 80.5%と 8 割を超えています。
「6歳未満の子どもがいる世帯」について群馬県・全国の値と比べると、
「核
家族世帯」が群馬県より 2.8 ポイント高く、逆に「三世代世帯」は群馬県より
1.9 ポイント低くなっています。
表 1 児童のいる世帯類型
単位:世帯
一般世帯総数
6歳未満の子どものい
18 歳未満の子どものいる
る一般世帯
一般世帯
核家族世帯
9,154
55.2%
1,396
82.8%
3,404
80.5%
三世代世帯
261
1.6%
72
4.3%
196
4.6%
7,171
43.2%
219
13.0%
626
14.8%
上記以外の世帯
再
母子世帯
289
1.7%
67
4.0%
273
6.5%
掲
父子世帯
44
0.3%
6
0.4%
41
1.0%
16,586
100.0%
1,687
100.0%
4,226
100.0%
合計
資料:平成 22 年国勢調査
※三世代:夫婦、子ども、両親
7
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
図 7 6歳未満の子どもがいる世帯(国・県との比較、平成 22 年)
0%
10%
20%
30%
40%
大泉町
50%
60%
70%
80%
82.8
群馬県
4.3
80.0
全国
6.2
72.6
核家族世帯
90%
13.0
13.8
13.5
三世代世帯
100%
13.9
上記以外の世帯
資料:平成 22 年国勢調査
5) 出生数・合計特殊出生率
出生数は、平成 20 年の 334 人から平成 24 年の 266 人と、多少の増減
はあるものの全体としては減少傾向を示しています。
合計特殊出生率は、平成 20 年の 1.25 から平成 24 年の 1.21 と、1.2
前後でほぼ横ばい傾向となっています。また、国・県の合計特殊出生率と比
べ、低い値となっています。
図 8 出生数・合計特殊出生率
(人)
1.8
600
1.4
500
1.38
1.41
1.39
1.39
1.39
1.41
1.19
1.2
1.21
1.37
1.25
1.11
300
200
1.6
1.4
1.37
400
1.46
1.2
1.0
0.8
334
281
303
0.6
292
266
100
0.4
0.2
0
0.0
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
出生数
合計特殊出生率(国)
合計特殊出生率(県)
合計特殊出生率(大泉町)
資料:群馬県健康福祉統計年報
※合計特殊出生率:一人の女性が一生に産む子どもの平均数
8
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
6) 母親の年齢階層別出生率(人口千対)の推移(群馬県)
群馬県における母親の年齢階層別出生率(人口千対)は、すべての年齢階
層で、平成 20 年から 24 年にかけてほぼ横ばい状況で、
「30~34 歳」の
93.1 と「25~29 歳」の 91.9 が高い値となっています。
図 9 母親の年齢階層別出生率(人口千対)の推移(群馬県)
120.0
98.6
100.0
80.0
96.7
93.3
93.2
91.9
93.6
94.3
93.7
96.0
93.1
42.4
42.7
43.1
43.8
45.9
39.1
39.5
38.3
35.9
6.3
6.6
7.3
7.5
7.9
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
60.0
40.0
20.0
42.6
0.0
20~24歳
25~29歳
35~39歳
40~44歳
資料:群馬県健康福祉統計年報
※人口千対:1,000 人の人口集団の中での発生比率
9
30~34歳
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
2 教育・保育環境の現状
(1)保育園の状況
1) 入所児童数等
保育園数は、公立保育園が、南保育園、北保育園、西保育園の3園、私立
保育園が、みよし保育園、坂田保育園、エンゼル保育園の3園となっていま
す。
平成 26 年4月1日現在、入所児童数は、667 人(公立 314 人、私立
353 人)となっています。
定員充足率は全体で 99.6%となっており、私立では 100%を超えていま
す。
表 2 保育園の現状
年度
項目
保育園数
定員数
(人)
入所児童数
(人)
定員充足率
(%)
公立
私立
計
公立
私立
計
公立
私立
計
0歳児
1~2歳児
3~5歳児
公立
私立
計
平成
22 年度
3
3
6
360
300
660
281
348
629
34
223
372
78.1%
116.0%
95.3%
平成
23 年度
3
3
6
360
300
660
291
330
621
30
216
375
80.8%
110.0%
94.1%
平成
24 年度
3
3
6
360
300
660
312
339
651
30
233
388
86.7%
113.0%
98.6%
平成
25 年度
3
3
6
360
310
670
300
344
644
29
231
384
83.3%
111.0%
96.1%
平成
26 年度
3
3
6
360
310
670
314
353
667
34
248
385
87.2%
113.9%
99.6%
※各年度4月1日現在
2) 保育の実施時間の現状
町内の保育園全6園のうち、
4園で7時30分から 18 時30分までの 11
時間保育を実施しています。みよし保育園では7時 20 分から 18 時30分
まで、エンゼル保育園では7時30分から 19 時30分までの保育を実施し
ています。
3) 0歳児保育の現状
本町の0歳児保育は、町内保育園6園すべてで実施しています。
10
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
4) 障害児保育の現状
障害児保育は、公立・私立すべての保育園で実施していますが、平成 26
年5月1日現在、障害児保育児童数は公立保育園で4人となっています。
表 3 障害児保育の実施状況
公立
私立
合計
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
実施園数
3
3
3
3
3
利用児童数(人)
4
6
3
4
4
実施園数
3
3
3
3
3
利用児童数(人)
1
1
1
0
0
実施園数
6
6
6
6
6
利用児童数(人)
5
7
4
4
4
※各年5月1日現在
5) 一時保育の現状
保護者の傷病、冠婚葬祭、育児疲れ等の理由により一時的に家庭保育が困
難となった場合に児童を預かる一時保育は、みよし保育園、坂田保育園、エ
ンゼル保育園の3園で実施されており、平成 26 年の延べ利用見込み人数は
272 人となっています。
表 4 一時保育の実施状況
実施園数
延べ利用人数(人)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
3
3
3
3
3
213
340
318
230
272
※年間延べ利用人数
※平成 26 年度は見込み数
6) 病児・病後児保育の現状
保育中に体調不良となった児童を保育園で看護師が緊急的な対応をとる体
調不良型病児・病後児保育は、エンゼル保育園で実施されており、平成 26
年の延べ利用人数は 150 人を見込んでいます。
表 5 病児・病後児保育の実施状況
延べ利用人数(人)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
85
103
100
147
150
※年間延べ利用人数
※平成 22 年8月より事業開始
※平成 26 年度は見込み数
11
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
(2)幼稚園の現状
幼稚園数は、みよし幼稚園、聖クララ幼稚園の2園で、平成 26 年の入園園
児数は 169 人、利用率は 78.6%となっています。
表 6 幼稚園の現状
平成 22 年
幼稚園数
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
2
2
2
2
2
定員数(人)
350
350
350
315
215
入園園児数(人)
184
176
180
178
169
満3歳児
1
2
4
1
1
3歳児
4歳児
5歳児
56
58
69
53
58
63
60
60
56
53
62
62
53
52
63
52.6
50.3
51.4
56.5
78.6
利用率(%)
※各年5月1日現在
※3歳児:4月1日時点で3歳になっている児童
※満3歳児:4月1日時点では2歳であり、5月1日時点では3歳児となっている児童
(3)認定こども園の現状
教育・保育を一体的におこなう(幼稚園と保育園の両方の特徴をあわせもつ)
施設である認定こども園は、松原幼稚園、えのきこども園、みよし第二幼稚園
の3園で、平成 26 年の入園園児数は 647 人、利用率は 84.0%となっていま
す。
表 7 認定こども園の現状
平成 22 年
認定こども園数
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
3
3
3
3
3
定員数(人)
800
800
800
770
770
入園園児数(人)
606
617
646
643
647
2歳児
3歳児
4歳児
5歳児
31
189
195
191
33
184
201
199
35
220
186
205
41
186
228
188
34
190
197
226
75.8
77.1
80.8
83.5
84.0
利用率(%)
※各年5月1日現在
12
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
(4)認可外保育施設の現状
認可外保育施設は、園庭の広さなど、さまざまな設置基準の関係で国の認可
を受けていない施設で、保育士の人数・保育面積・設備等で一定の基準を満た
し、県知事に設置を届ける必要があります。下表に示した5施設で実施されて
います。
表 8 認可外保育施設一覧
施設名
施設所在地
開所時間
受入時間
大泉町城之内
8:00~
五丁目 14 番 15 号
17:00
大泉町大字古氷 21
6:00~
番地
17:00
大泉町西小泉
7:00~
二丁目 22 番 8 号
19:00
大泉町西小泉
7:00~
三丁目 19 番 11 号
17:00
Mini Mundo Creche e
大泉町朝日
7:00~
Berçário
二丁目 22 番 8 号
20:00
子供の家ゆき
INSTITUTO
EDUCACIONAL
GENTE MIUDA
日伯学園(INSTITUTO
EDUCACIONAL CENTRO
NIPPO BRASILERO)
Bel Kids
対象年齢
時間外
土曜日
休日
有
有
無
0~10 歳
有
有
有
1~17 歳
無
無
無
3~18 歳
有
有
有
0~5 歳
無
有
無
1 歳~学童
(5)放課後児童クラブ(学童クラブ)の現状
放課後児童クラブ(学童クラブ)は、6か所で実施されており、平成 26 年
度から4年生の利用が開始され、登録児童数は 385 人となっています。
表 9 放課後児童クラブ(学童クラブ)の現状
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
6
6
6
6
6
学童クラブ数
定員数(人)
現在、明確な定員を設けていない
登録児童数(人)
402
385
377
361
385
1年生
138
115
124
128
130
2年生
135
145
127
131
119
3年生
129
125
126
102
90
4年生
-
-
-
-
46
※各年4月1日現在
13
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
(6)地域子育て支援センター事業等の現状
地域子育て支援センター事業は、在宅乳幼児とその保護者を対象に、育児不
安に対する相談指導や親子のふれあい遊びなどを通じて、子育て支援をする事
業です。みよし保育園とエンゼル保育園に委託して実施しています。
また、児童館においても、あかちゃん広場、親子教室などにより、子育て支
援を行っています。
(7)子育て相互援助活動事業(ファミリー・サポート・センター事業)の現状
子育て相互援助活動事業(ファミリー・サポート・センター事業)は、子育
て中の保護者の日常生活を支援するため、援助を受けたい人(おねがい会員)
と行いたい人(まかせて会員)が会員となり、ファミリー・サポート・センタ
ーを通じて育児の助け合いを有料で行う事業です。平成 25 年4月から NPO
(特定非営利活動)法人「いちご」に委託して実施しています。
平成 26 年 10 月 1 日現在、おねがい会員は 183 人、まかせて会員は 64
人、おねがい会員とまかせて会員両方を兼ねる会員(どっちも会員)は 8 人と
なっています。平成 25 年度において、就学前児童の年間延べ利用人数は
1,244 人、小学生児童の年間延べ利用人数は 1,663 人となっています。
また、病児・病後児を預かる「病児緊急対応強化モデル事業」、産前・産後
の家事や育児に関する援助を行う「ママヘルプ事業」も実施しています。
(8)小学校の状況
小学校数は、南小学校、北小学校、西小学校、東小学校の4校で、平成 26
年の児童数は 2,003 人となっています。
表 10 小学校児童数の推移
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
南小学校
763
728
715
689
664
北小学校
480
458
442
438
426
西小学校
566
548
554
573
576
東小学校
364
354
361
354
337
2,173
2,088
2,072
2,054
2,003
合計
※各年度5月1日現在
14
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
小学校での特別支援学級の平成 26 年度の児童数は 29 人となっています。
表 11 特別支援学級の児童数の推移(小学校)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
南小学校
6
5
4
7
8
北小学校
2
2
2
3
2
西小学校
8
5
9
9
12
東小学校
3
6
6
5
7
19
18
21
24
29
合計
※各年度5月1日現在
(9)中学校の状況
中学校数は、南中学校、北中学校、西中学校の3校で、平成 26 年度の生徒
数は 1,061 人となっています。
表 12 中学校生徒数の推移
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
南中学校
414
422
385
360
364
北中学校
436
447
406
404
414
西中学校
269
274
263
285
283
1,119
1,143
1,054
1,049
1,061
合計
※各年度5月1日現在
中学校での特別支援学級の平成 26 年度の生徒数は 12 人となっています。
表 13 特別支援学級の生徒数の推移(中学校)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
南中学校
6
5
7
5
5
北中学校
4
6
3
1
2
西中学校
3
5
4
7
5
13
16
14
13
12
合計
※各年度5月1日現在
15
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
3 母子保健の現状
本町では、妊娠期から母子の健康が確保されるよう、乳幼児健診、新生児訪問な
ど母子保健事業を行っています。
(平成26年度の数値は、見込み数となっていま
す。
)
(1)母子健康手帳交付
平成 26 年度で 435 件を見込んでいます。平成 22 年度から 25 年度にか
けては、400 人から 437 人の間で推移しています。
表 14 母子健康手帳交付の現状
交付数(件)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
437
415
400
429
435
(2)新生児訪問指導
平成 26 年度は実人数を 344 人、このうち未熟児に対する訪問指導は 12
人を見込んでいます。
表 15 新生児訪問指導の現状
実人数(人)
うち未熟児に対する
訪問指導の数(人)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
305
325
309
314
344
7
2
2
14
12
16
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
(3)乳幼児健診
1) 4か月児健診の現状
平成 26 年度は受診者数を 364 人、受診率 95.0%を見込んでいます。平
成 22 年度から平成 25 年度の受診率は 90%以上となっています。
表 16 4か月児健診の現状
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
対象者数(人)
342
365
357
349
383
受診者数(人)
333
341
329
340
364
97.4
93.4
92.2
97.4
95.0
受診率(%)
2) 7か月児健診の現状
平成 26 年度で受診者数を 374 人、受診率 94.0%を見込んでいます。平
成 22 年度から平成 25 年度の受診率は 90%以上となっています。
表 17 7か月児健診の現状
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
対象者数(人)
352
377
348
340
398
受診者数(人)
332
341
335
317
374
94.3
90.5
96.3
93.2
94.0
受診率(%)
3) 1歳6か月児健診の現状
平成 26 年度で受診者数を 312 人、受診率 94.0%を見込んでいます。平
成 22 年度から平成 25 年度の受診率は 90%以上となっています。
表 18 1歳6か月児健診の現状
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
対象者数(人)
359
360
356
357
332
受診者数(人)
334
337
331
341
312
93.0
93.6
93.0
95.5
94.0
受診率(%)
17
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
4) 2歳児歯科健診の現状
平成 26 年度で受診者数を 301 人、受診率 87.0%を見込んでいます。平
成 22 年度から平成 25 年度の受診率は 85%以上となっています。
表 19 2歳児歯科健診の現状
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
対象者数(人)
368
353
354
356
346
受診者数(人)
324
300
309
307
301
88.0
85.0
87.3
86.2
87.0
受診率(%)
5) 3歳児健診の現状
平成 26 年度で受診者数を 331 人、受診率 89.9%を見込んでいます。平
成 22 年度から平成 25 年度の受診率は 85%以上となっています。
表 20 3歳児健診の現状
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
対象者数(人)
337
373
363
353
368
受診者数(人)
298
319
331
334
331
88.4
85.5
91.2
94.6
89.9
受診率(%)
(4)随時相談・電話相談の現状
平成 26 年度の延利用者数は、470 人を見込んでいます。
表 21 随時相談・電話相談の現状
延利用者数(人)
平成 22 年度
平成 23 年度
平成 24 年度
平成 25 年度
平成 26 年度
503
489
431
458
470
18
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
4 子ども・子育て支援に関するアンケート調査にみられる意向
(1)調査の方法・調査期間・回収状況
本計画を策定するにあたり、保護者のニーズを確認するとともに、保育・教
育事業のニーズ推計の基礎データとするため、「大泉町子ども・子育て支援に
関するアンケート調査」を実施しました。
調査の方法、調査時期、および回収状況は以下のとおりです。
表 22 調査の方法
調査名
就学前児童調査
小学生児童調査
対象者
調査数
就学前児童の保護者を
無作為抽出
小学生児童の保護者を
無作為抽出
調査方法
1,500 件
郵送配付・郵送回収
500 件
郵送配付・郵送回収
調査時期:平成
25 年 12 月 16 日~平成 25 年 12 月 27 日
調査時期:
表 23 回収状況
調査名
発送数
回収数
回収率
就学前児童調査
1,500 件
592 件
39.5%
小学生児童調査
500 件
179 件
35.8%
● 回答結果は、有効サンプル数に対して、少数第2位を四捨五入してそれぞれ
の割合を示しています。そのため、単数回答(複数の選択肢から1つの選択
肢を選ぶ方式)であっても合計値が 100.0%にならない場合があります。
● 複数回答(複数の選択肢から2つ以上の選択肢を選ぶ方式)の設問の場合、
回答は選択肢ごとの有効回答数に対して、それぞれの割合を示しています。
そのため、合計が 100.0%をこえる場合があります。
19
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
(2)アンケート調査にみられる意向
1) 子育てを行っている人
主に子育てを行っている人は、就学前児童、小学生ともに「父母ともに」
(就
学前児童、小学生とも 49.2%)が最も多く、次いで「主に母親」
(就学前児童
48.8%、小学生 47.5%)となっています。
「父母ともに」、
「主に母親」をあ
わせると、母親が主に子育てを行っている家庭は就学前児童で 98.0%、小学
生で 96.7%となっています。
また、緊急時でも子どもをみてもらえる親族・友人・知人が「いずれもいな
い」家庭が就学前児童 13.0%、小学生 7.8%となっています。
図 10 主に子育てを行っている人
0
10
20
30
40
50
父母ともに
49.2
49.2
主に母親
48.8
47.5
主に父親
主に祖父母
60
(%)
0.2
0.6
1.2
2.8
その他
0.7
0.0
無回答
0.0
0.0
就学前児童(N=592)
小学生(N=179)
図 11 子どもをみてもらえる親族・友人・知人
0
日常的に親族に
みてもらえる
緊急時のみ
親族にみてもらえる
日常的に
友人・知人にみてもらえる
緊急時のみ
友人・知人にみてもらえる
20
60
32.3
35.2
51.7
50.3
1.9
2.2
10.5
いずれもいない
無回答
40
7.8
21.2
13.0
2.4
0.6
就学前児童(N=592)
小学生(N=179)
● グラフ中のNは集計対象者総数を表しています。
20
(%)
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
2) 平日利用している教育・保育事業(就学前児童のみ)
幼稚園や認可保育園など、図 13 にあげられている教育・保育事業を定期
的に「利用している」人は 66.9%、
「利用していない」人は 32.9%となっ
ています。
図 12 定期的な教育・保育事業の利用
N=592
0%
1
20%
40%
60%
80%
66.9
100%
32.9
利用している
利用していない
0.2
無回答
定期的に教育・保育事業を「利用している」と回答した人に聞いた、平日
利用している事業では、
「認可保育園」が 41.2%で最も多く、次いで「幼稚
園」30.6%、
「認定こども園」26.8%となっています。
図 13 平日利用している事業
0
10
20
幼稚園
30
40
30.6
幼稚園の預かり保育
9.8
認可保育園
41.2
認定こども園
家庭的保育
事業所内保育施設
26.8
0.3
2.8
自治体の認証・認定保育施設
0.5
その他認可外の保育施設
0.8
居宅訪問型保育
ファミリー・サポート・
センター
その他
無回答
50
0.0
0.8
1.8
N=396
0.3
21
60 (%)
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
3) 定期的に利用したいと考える事業(就学前児童のみ)
「幼稚園」が 45.4%で最も多く、次いで「認可保育園」42.6%、「認定
こども園」36.3%となっています。
「幼稚園」が最も多くなっていますが、実際に利用している事業では、
「認
可保育園」が最も多くなっています。
(
「2)平日利用している教育・保育事
業」参照)
図 14 定期的に利用したいと考える事業
0
10
20
30
40
幼稚園
26.5
認可保育園
42.6
認定こども園
家庭的保育
36.3
4.1
2.0
事業所内保育施設
自治体の認証・認定保育施設
60 (%)
45.4
幼稚園の預かり保育
小規模な保育施設
50
4.9
2.4
その他認可外の保育施設
1.2
居宅訪問型保育
1.9
ファミリー・サポート・
センター
9.3
その他
1.2
無回答
1.7
N=592
※ 小規模な保育施設:3歳未満児を対象とした定員が6人から 19 人の保育施設
※ 家庭的保育:3 歳未満児を対象とした定員が 5 人以下の保育施設
※ 事業所内保育施設:企業が主に従業員用に運営する保育施設
※ 自治体の認証・認定保育施設:認可保育園ではないが、自治体が認証・認定した
施設
※ 居宅訪問型保育:保護者の自宅に訪問し、子どもと保育者が1対1で保育する
事業
22
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
4) 不定期に利用している事業(就学前児童のみ)
親の通院や私用、不定期の就労等の目的で不定期に利用している事業では、
「利用していない」が 81.8%となっており、利用している事業では「幼稚
園の預かり保育」が 11.7%で最も多く、次いで「一時預かり」2.9%となっ
ています。
図 15 不定期的に利用している事業
0
一時預かり
20
40
60
100 (%)
80
2.9
N=592
幼稚園の預かり保育
11.7
ファミリー・サポート・
センター
0.8
夜間養護等事業
(トワイライトステイ)
0.2
ベビーシッター
0.2
その他
0.7
利用していない
無回答
81.8
3.0
※ 夜間養護等事業:保護者が平日の夜間または休日に不在となり、家庭において子
どもを養育することが困難となった場合に、児童養護施設等で
保育する事業。
「トワイライトステイ」とも言われる。
23
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
5) 子どもを泊まりがけで家族以外に預けた際の対処法
直近1年間で子どもを泊まりがけで家族以外に預けたことが「あった」と
回答した人に聞いた、家族以外に預けた際の対処法では、就学前児童、小学
生ともに「親族・知人にみてもらった」
(就学前児童 80.5%、小学生 95.7%)
が最も多く、次いで「仕方なく子どもを同行させた」
(就学前児童 20.8%、
小学生 8.7%)となっています。
また、
「親族・知人にみてもらった」時の困難の度合は、
「非常に困難」
、
「ど
ちらかというと困難」あわせて、就学前児童 45.2%、小学生 36.3%となっ
ています。
図 16 子どもを泊りがけで家族以外に預けた際の対処法
0
20
40
60
80.5
親族・知人にみてもらった
短期入所生活援助事業
(ショートステイ)を利用した
ショートステイ以外の
保育事業を利用した
100 (%)
80
95.7
0.0
0.0
1.3
0.0
20.8
仕方なく子どもを同行させた
8.7
仕方なく子どもだけで
留守番をさせた
その他
0.0
0.0
5.2
0.0
無回答
0.0
0.0
就学前児童(N=77)
小学生(N=23)
図 17 親族・知人にみてもらった時の困難の度合
0%
就学前児童
(N=62)
小学生
(N=22)
20%
11.3
13.6
非常に困難
40%
33.9
60%
80%
50.0
22.7
54.5
どちらかというと困難
24
特に困難ではない
100%
4.8
9.1
無回答
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
6) 子どもが病気になった際の対応(就学前児童のみ)
子どもが病気になった際の対応では、
「母親が休んだ」が 67.3%で最も多
く、次いで「
(同居者を含む)親族・知人に子どもをみてもらった」41.8%
となっています。
また、子どもが病気の際に「父親が休んだ」または「母親が休んだ」と回
答した人に聞いた、病児・病後児保育の利用意向では、
「利用したいと思わな
い」が 59.2%、
「できれば利用したい」が 39.3%となっています。
図 18 子どもが病気になった際の対応
0
20
父親が休んだ
40
60
80
19.0
母親が休んだ
67.3
(同居者を含む)親族・知人に子どもを
みてもらった
41.8
父親又は母親のうち就労していない方が
子どもをみた
24.1
病児・病後児の保育を利用した
0.3
ベビーシッターを利用した
0.3
ファミリー・サポート・センターを利用
した
1.0
仕方なく子どもだけで留守番をさせた
0.0
その他
1.0
無回答
1.0
N=294
図 19 病児・病後児保育の利用意向
0%
1
20%
40%
60%
39.3
できれば利用したい
80%
N=201
100%
59.2
利用したいとは思わない
25
1.5
無回答
(%)
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
7) 就学前児童が小学校に就学したときに放課後過ごさせたい場所
就学前児童が、小学校に就学したときに、放課後の時間をどのような場所
で過ごさせたいかという質問に対して、低学年、高学年ともに「自宅」
(低学
年 48.3%、高学年 55.8%)が最も多く、次いで、低学年では「放課後児童
クラブ」が 38.8%、
「習い事」が 37.4%、高学年では「習い事」が 53.7%、
「放課後児童クラブ」が 26.5%となっています。
図 20 就学前児童が小学校に就学したときに放課後過ごさせたい場所
0
20
40
60
80 (%)
48.3
自宅
55.8
17.0
祖父母宅や友人・知人宅
20.4
37.4
習い事
53.7
11.6
児童館
11.6
18.4
放課後子ども教室
16.3
38.8
放課後児童クラブ
26.5
ファミリー・サポート・
センター
その他
無回答
0.0
0.0
5.4
4.1
14.3
N=147
15.6
低学年
高学年
※放課後子ども教室:地域の方々の協力を得て、放課後や週末に小学校で学習・ス
ポーツ・文化芸術活動などを体験する取組。保護者の就労の
有無に関わらず、すべての小学生が対象。
26
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
8) 小学生を持つ保護者が子どもを放課後過ごさせたい場所
「自宅」が 71.5%で最も多く、次いで「習い事」56.4%となっています。
「放課後児童クラブ」は 16.8%となっており、就学前児童が小学校に就
学したときの割合より低くなっています。(
「7)就学前児童が小学校に就学
したときに放課後過ごさせたい場所」参照)
図 21 小学生を持つ保護者が子どもを放課後過ごさせたい場所
0
20
40
60
自宅
71.5
祖父母宅や友人・知人宅
19.0
習い事
児童館
56.4
5.0
放課後子ども教室
11.2
放課後児童クラブ
ファミリー・サポート・
センター
16.8
0.0
その他
無回答
80 (%)
12.3
N=179
2.2
27
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
9) 父親・母親の就労状況
父親・母親の就労状況では、
「父母ともに就労」をしている割合は、就学前
児童では 45.8%、小学生では 60.9%となっています。「就労しているひと
り親家庭」の割合は、就学前児童では 3.7%、小学生では 10.6%となって
います。
小学生になると、共働き家庭や就労しているひとり親家庭の割合が増加し
ていることがわかります。
図 22 父親・母親の就労状況
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0.5
就学前児童
(N=592)
45.8
4.7
44.1
3.7
1.2
1.1
小学生
(N=179)
60.9
10.6
17.3
8.4
1.7
父母ともに就労
父母ともに未就労
就労しているひとり親家庭
未就労のひとり親家庭
28
父母のどちらかが未就労
無回答
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
5 次世代育成支援行動計画(後期計画)の評価
本町では、平成 22 年度から 26 年度を計画期間とした「大泉町次世代育成支援
行動計画(後期計画)
(以下、
「後期計画」といいます。
)
」を策定し、この計画に基
づき次世代育成支援事業を展開してきました。
この後期計画では、計画期間内に達成すべき目標事業量を設定しており、その進
捗状況は以下の通りとなっています。
「延長保育事業」については、私立保育園で行っている時間外保育分の人件費に
対して補助を行う「時間外保育事業費補助事業」を代替事業として実施しています。
また、「休日保育事業」については、現在、休日に保育を必要とする場合、大泉
町ファミリー・サポート・センターの一時預かりで対応していますが、保育園等で
の「休日保育事業」の実施に向けて、取組をさらに進めていく必要があります。
表 24 目標事業量の達成見込状況
事業名
後期計画
平成 26 年度
目標事業量
見込数
達成見込率
認可保育所(3歳未満児)
498 人
282 人
56.6%
認可保育所(3歳以上児)
491 人
385 人
78.4%
491 人
540 人
110.0%
157 人
0人
0.0%
2 か所
0 か所
0.0%
189 人
0人
0.0%
1 か所
0 か所
0.0%
502 日
150 日
29.9%
1 か所
1 か所
100.0%
535 人
385 人
72.0%
8 か所
6 か所
75.0%
3,574 日
272 日
7.6%
3 か所
3 か所
100.0%
2 か所
2 か所
100.0%
認可保育所+家庭的保育+幼稚園の預かり保育
(3歳以上児)
延長保育事業
休日保育事業(重点事業)
病児・病後児保育事業(重点事業)
(体調不良型)
放課後児童健全育成事業(重点事業)
一時預かり事業
地域子育て支援拠点事業
29
第2章 本町の子どもと家庭を取り巻く現状
30