受験結果を帰納法で考えることはできない 受験結果を帰納法で考えることはできません。 帰納法とは、実際にあった事例や個々の具体的事実から、 ⼀般に通じる法則すなわち結論を導くことです。 たとえば、 ネズミAが死んだ。ネズミBが死んだ。ネズミCが死んだ。ネズミDが死んだ。 よって、ネズミEも死ぬ。 実例数は 10 より 100、100 より 1,000 と、多ければ多いほど根拠が強固になります。 しかし、塾がこれを受験結果にあてはめることは危険であり、慢⼼につながります。 たとえば、 ⽣徒Aさんが 2012 年⿐⾼に受かった。 ⽣徒Bさんが 2013 年⿐⾼に受かった。 ⽣徒Cさんが 2014 年⿐⾼に受かった。 ⽣徒Dさんが 2015 年⿐⾼に受かった。 よって、2016 年⽣徒Eさんも受かる。 ⽣徒A、B、C、Dさんの結果はEさんの結果に何の関係性も関連性もありません。 去年までの⼦らが受かってきたから、今年の⼦も受かる(に違いない)。 今まで 100 名の⽣徒たちが受かってきたから、今回も⼤丈夫(だろう)。 そのようなことはどなたにも⾔えません。 受験結果は、去年は去年であり、今年は今年です。 受験結果を⼀般化することはできません。 授業のみならず結果も当然個別、つまり「⼦」別なのです。 個別指導 HANA
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