講 名 非線形解析 (Nonlinear Analysis) 義 開 講 時 期 修士課程 1 ・ 2 年後学期 担 当 教 員 単位数 2–0–0 高橋 渉 西 8 号館 (W)10 階 1004 号室 (内線 3208) 【講義のねらい】 非線形問題を解決するための基礎的理論や方法について講義する.特に、統一的でか つ応用の広い不動点理論を中心に議論する. 【講義計画】 1. 下半連続関数と凸関数 2. 完備距離空間における存在定理 3. Banach limit と invariant mean 4. Hilbert 空間での不動点定理 5. 不動点への収束定理 6. 非可換半群の不動点定理 7. 一般化された非線形エルゴード定理 8. 種々の非線形エルゴード定理 9. Banach 空間での不動点定理 10. 拡張された不動点定理 11. minimax 定理 12. Mazur-Orlicz の定理 13. 分離定理と最短距離定理 14. 変分不等式と相補性問題 15. ゲームの core 【成績評価】 【テキスト等】 レポートの提出による. 参考書として次のものをあげておく. • 高橋渉,凸解析と不動点近似,横浜図書, 2000 • 高橋渉,非線形関数解析学,近代科学社, 1988 • W. Takahashi, Nonlinear Functional Analysis, Yokohama Publishers, 2000 【履修の条件】 集合と位相、代数系、複素解析、非線形解析学序論(情報科学科)および 関数解析学の 知識を前提とする. 【担当教官から一言】 講義中、未解決問題などにも触れます。
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