NO.56 園だより 2015.3.12 麻生明星幼稚園 http://www.asabu-mj.com 「わたしの父の家には『住む所』がたくさんある。 ・・・行ってあなたがたのために場所を用意したら、 戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える」 (ヨハネによる福音書14章1節~2節) ○わたしたちの「居場所」 ぽぴーさんの元気な声が幼稚園に響くのも、残す所あと数日となりました。園長 として着任して右も左もわからない頃、どうやって子どもたちと楽しく遊ぼうかと 頭をひねっていた時のことです。去年はまだあじさいさんだった皆さんの前に行く と「あれで遊ぼう」「これで遊ぼう」 「ぐるぐるして」とみんなの方から声をかけて くれて、いつの間にかもみくちゃになって、園長の背中にはたくさんの現ぽぴーさ んが・・・。うずくまりながら「助けてください」と園長。それで中野先生に助けて もらう。幼稚園ではよくある一コマですけれども、思えば園長として幼稚園に初め てやってきて緊張している僕を迎え入れてくれて、ここが「自分の居場所」なのだ とホッとした経験をさせてくれたのは今年卒園していくぽぴーの皆さんでした。 人間にとって「自分の居場所」というのは案外大切なものです。学校でも会社で も「自分の居場所が『ない』」と感じることほど悲しいこと・元気が出ないことは ありません。「わたし(イエス様)の父(神様)の家」とは要するに「天国」のことです が、これは死んだ後に行く場所というだけではありません。「住む所」というのは 私たちが生きる場所であると同時に、私たちがホッとできる場所、つまりわたした ちの「居場所」のことです。天国にもこの地上にもわたしたちの「居場所」を用意 してくださるのがイエス様というお方です。わたしたちはこの世の中で生きていく 時に生きることに不安を覚えたり、心配を覚えたりすることがあります。しかしそ のような困難な状況にあっても、元気に生きることができる居場所を用意してくだ さっているのがイエス様なのです。 それではイエス様がわたしたちに用意してくださった「わたしたちの居場所」と はどこなのでしょう。それが「麻生明星幼稚園」であり「麻生教会」です。人生は 大変なことの連続ですが「元気が出ないな」と思ったら、是非麻生教会の門を叩い てください。きっと元気が出ます。園長・主任・幼稚園の先 生をはじめ、教会のみなさんもそのことを待っています。 ぽぴーのみなさん。そして保護者のみなさん。ご卒園おめ でとうございます。みなさんの新しい出発の上に、主の祝福 を祈ります。 麻生明星幼稚園 園長 久保哲哉
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