**2015 年 8 月 25 日改訂(第 7 版) *2014 年 11 月 21 日改訂(第 6 版) 製造販売届出番号:07B3X00009000001 機械器具(56) 採血又は輸血用器具 * 一般医療機器 血漿融解装置(JMDN コード:43434000) FFP バッグ解凍器 FP-40 型 50Hz タイプ 2. 構成および原材料 【警告】** ・ 本装置を使用しないときは電源プラグをコンセントから抜 くこと. [装置が故障した場合の空焚き防止] ・ 本装置の水槽に 37℃を超える湯を入れないこと. [血漿の品質劣化および機器が損傷するおそれがある] 名称 ① 【形状・構造及び原理等】 本装置は,水道水を入れる水槽,新鮮凍結血漿(以下,FFP と 記す)バックを収納するプロテクタバッグ,それを装着するホ ルダー,ホルダーを整列保持するホルダーガイドアセンブリ, 水槽の水を加温維持する温度コントローラ部からなる. 制御部 一般電気部品 ② 表示ランプ 一般電気部品 ③ 振盪スイッチ 一般電気部品 ④ 電源ボタン ポリエステル樹脂 温度コン ⑤ トローラ 操作部 ⑥ 水温表示 ポリエステル樹脂 タイマー表示 ポリエステル樹脂 ⑦ タイムボタン ポリエステル樹脂 ⑧ リセットボタン ポリエステル樹脂 ⑨ スタートボタン ポリエステル樹脂 ⑩ 水槽 1. 外観 ポリメチルペンテン樹脂 ⑪ ホルダーガイドアセンブリ ステンレススチール ポリアセタール樹脂 ⑫ ホルダー ステンレススチール ポリエチレン ポリアミド ⑬ プロテクタバッグ 操作部:拡大図参照 ⑬ ⑪ 原材料 3. 電源定格 定格電圧:AC100V ±10% 周波数:50/60Hz 電源入力:800VA ① ⑫ 4. 機器の分類 患者装着部なし 電撃に対する保護の形式:クラス I ⑩ 5. 作動原理 本装置は,温度コントローラ内蔵のヒーターとポンプにより水 槽内の水を加温・攪拌し温度制御することにより加温維持し, 水槽内の温度分布を均一に保っている. FFP バッグはホルダーに装着したプロテクタバッグ内に収納 して温水中に浸漬することで FFP バッグの浮きを防止し,かつ 全体的に加温することができる.また,振盪機能により FFP バ ッグを振盪せしめ,振盪しない場合と比して短時間での解凍を 可能としている. 操作部の拡大図 ② ④ 【使用目的,効能又は効果】 FFP を使用前に加温水槽中で融解するための装置である. ③ ⑤ 【品目仕様等】 名称 解凍方式 ⑥ 加温温度 同時解凍バッグ数 機能 ⑦ ⑧ ⑨ 寸法:幅 280mm×奥行 530mm×高さ 450mm 重量:10.4kg (水の重量を含まず) 1/2 取扱説明書を参照のこと 仕様 加温水槽方式 (但し,FFP バッグは水に非接触) 37℃ (固定) 4 バッグ FFP バッグ振盪,水温モニター, タイマー報知,減水検知,温度ログ **2015 年 8 月 25 日改訂(第 7 版) *2014 年 11 月 21 日改訂(第 6 版) 製造販売届出番号:07B3X00009000001 【操作方法又は使用方法等】 1. FFP バッグの解凍前に以下の手順で準備する. (1) 水槽に水道水を給水する.給水量は水槽の基準水位線ま でとする.37℃を超える湯は給水しないこと. (2) 温度コントローラの電源を入れる. (3) 水温が 37℃に到達(表示ランプが緑点灯)するまで放置 する. (4) プロテクタバッグ口側の通し穴 2 箇所をホルダー上部の 突起軸 2 箇所に通す. (5) プロテクタバッグ底側の丸穴 2 箇所をホルダー下部の留 具に通す. (6) プロテクタバッグを装着したホルダーを必要数分,手順 (4)-(5)を繰り返して用意する. 2. 水温が適正温度に到達したのち,FFP バッグの解凍を以下の手 順で行う. (7) プロテクタバッグを装着したホルダーをホルダーガイ ドの溝へ手前に傾けた姿勢にて差し込み,固定する. (8) FFP バッグをプロテクタバッグ内に入れる. (9) ホルダーを垂直姿勢にして固定を解除し,水槽内へ落と し込み,FFP バッグを加温水中へと浸漬させる. (10) 解凍するまで放置する.必要に応じて振盪機能を作動さ せ,FFP バッグを振盪しながら解凍する. (11) 振盪を停止したのち,ホルダーを引き上げ,ホルダーガ イドの溝へ手前に傾けた姿勢にて差し込み,固定する. (12) 完全に解凍したかどうか目視ならびに触感で確認する. (13) 解凍した FFP バッグをプロテクタバッグから取り出す. <製造販売元による保守点検> 3年に1回 ** 絶縁耐圧試験 漏れ電流試験 安全試験 保護接地線の試験 漏電遮断器の動作確認 性能確認 温度検出部の動作確認・温度確認 制御基板の動作確認 連続通電・温度制御性能試験 部品交換 劣化の生じた部品の交換 (電源コード,攪拌ポンプ,振盪モ ーター,パッキン,水槽など) 【貯蔵・保管方法】 1. 貯蔵・保管方法 高温・多湿及び直射日光を避けて保管すること. 2. 使用環境条件 温度範囲 10∼37℃ 湿度範囲 20∼80%(結露なきこと) 3. 保存環境条件 温度範囲 10∼40℃ 湿度範囲 20∼80%(結露なきこと) 4. 耐用期間 装置本体 6 年 この耐用期間は,定められた使用環境で使用され, 推奨の保守点検が実施された場合の年数である. 【使用上の注意】 1. 重要な基本的注意 ** (1) 本装置は直射日光を避け,安定した場所に設置すること. (2) 水槽の基準水位線まで水を入れて使用すること. (3) 表示ランプの緑点灯により水温が 37℃に到達したことを 確認した後,FFP バッグを入れ解凍すること. (4) プロテクタバッグは適宜清潔な新品と交換すること. また破損・汚損している場合も新品と交換すること. (5) 凍結した FFP バッグは損傷しやすいため,本装置にぶつ けないよう注意すること. (6) 解凍の状態は目視および触感等により確認すること. (7) 水槽の水は適宜排水,交換し清潔を保つこと. (8) 電源コードは付属の接地極付コードを使用すること. 5. 使用期間 ** 耐用期間を超えて使用する必要がある場合には,予防保全のた め製造販売元によるオーバーホール(部品交換・調整)を実施 すること. オーバーホールを実施した場合においても使用 期間は 10 年以内とする. 2. その他の注意 ** (1) 蒸留水あるいは精製水を給水した場合に,水位検出がで きず減水警報が発せられる場合がある. 【製造販売業者及び製造業者の名称及び住所等】 ** 北陽電機株式会社 福島県東白川郡矢祭町関岡堰場 136 電話:0247-46-3195 e-mail: [email protected] http://www.hokuyo-denki.co.jp 【電磁両立性】 本装置は EMC 規格 JIS T0601-1-2 : 2002 に適合している. EMC 適合 【包装】 1 箱 1 台入り 【保守・点検に係る事項】 装置を正しく使用するために,下記の点検を実施すること. <使用者による保守点検> 1年に1回 ** 項目 内容 外観 各部の破損,がたつき, 水槽の水漏れ,破損の有無 ヒーター部 汚れ,錆,傷,焼損の有無 スケール(付着物)の有無 ポンプ部 動作(攪拌水流の発生)の確認 取り付けの緩み,がたつきの有無 動作中の異音の有無 振盪機構部 取り付けの緩み,がたつきの有無 動作中の異音の有無 電源部 電源コードの破損の有無 電源電圧,周波数の確認 2/2
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