① 大塚家 ・名主の屋敷 衣笠トンネルをぬけて少し進むと横々道路衣笠

け
① 大塚家
大塚家・名主の
名主の屋敷
衣笠トンネルをぬけて少し進むと横々道路衣笠
インター入口の交差点があります。その手前に大
塚米店があります。その店の横の細い坂道を少し
登ると土蔵のある大きな家があります。
大塚家 土蔵
この家は、江戸時代にこの
あたりの名主をつとめた大塚
家の屋敷です。名主とは江戸
名主 大塚家
時代に地域の行政を任せられ
た代表者で、その地域の有力者がなりました。名主といういい方は、東日本での
きもいり
呼び方で、西日本では庄屋、東北地方では肝煎などと呼ばれていました。
江戸時代には、庶民は家に玄関をつけたり、土蔵を持つことは許されませんで
ふ
したが、名主には許されました。大きな茅ぶきの屋根には、今は上に銅瓦が葺い
てありますが、玄関のある立派な茅ぶきであることが分かります。
② 前不動(
前不動(大善寺矢取不動)
大善寺矢取不動)
大塚米店の道路をはさんだ向い側に衣笠温泉の方に
行く道があります。
この道の入口右側にお不動さんが
あります。これは、後で記述する大善寺の矢取不動の
前不動です。前不動とは足腰が弱って本物のお不動さ
んまで行けない人のためのもので、この前不動でお参
りすれば、本物のお不動さんにお参りしたのと同じ御
利益があるとされています。
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