Title 農業生産の機械化と經營規模 Author(s)

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農業生産の機械化と經營規模
河田, 嗣郎
經濟論叢 (1924), 18(6): 1164-1166
1924-06-01
http://dx.doi.org/10.14989/128168
Right
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Departmental Bulletin Paper
publisher
Kyoto University
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拾醐峰最
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道徳統計論概説・・・・ EE
法山中博士
租税の公平ご利益固鵠の組織法胤十時士
フォン・ウイゼの枇曾撃論
・・文泉博士
海運同盟に封する英吉利の態度・法準士
陪問持珊
移植民奨励問題点、﹂世の謬見・・・法問中博士
財部静治
一岬戸正雄
米国庄太郎
小島昌太郎
谷口吉彦
山本美越乃
スミスの皐読捕一唱団博士誌を・-経憐聞宇士
森耕二郎
塙蹴批判叫
--EE---経済準士
嗣孝仁
マルクスの労賃論
----------E・・・埋設学工
経済曲学士
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田岡西
崎臨時錦脚
貨幣麿止論
パレト氏を憶ふ・・・目
農業生産の機械化三経借規模法卒博士
開削他陣
本誌第十人各組日銀・
河松中
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農業生直白機械化と経替規模
第十λ巻
(第六暁一四八)-一六回
有利にー行一はれ雑く、それより小規模の経倖組織
τは、多くの場合牧支相償はやして農
を以てし
一家は却て経由官困難に陥らF るを得ない。
農業々務の異るに依て同じから守、特に欧米の
経営規模
農業生産に機械を使用するこ芭が技術上甚だ
如き畑作 Z我閣の如き水田正に於て大いに異れ
一 機 械 仁 よ と 生 産 を 有 利 に 行 ひ 得 4き規模の賞
際上の大きに至つては、固より作物の種類其他
有利なるは誰しも之を認むる所でめる。そして
るものがある。然らば欧洲の普通農業に於τは
品氏の近著の示す所に擦れば、穀作ご牧草地ご
を併せ経傍目するもの正して十へグタ1F(一
へ
が有利に用ゐられ得るか Z Vふじ、同イニァシ
所が生産上に於りる機械使用の賓行問題を孜
グタ1 町は凡我が一町歩)以上のものでゐって
懐︿者でない。
へる一段になる Z、其所に必宇や技術上の考慮
τある。
甫めてよ︿之に過すごせられ
郎、ち大韓論 Zしては機械による農業生産は大
技術一方面よ h観る場合ほど簡単でな︿、種々
の冊聞が俊件的に併せ考へられねばならぬこ古、
を示すピいふわり仁はゆかぬにしても、経費の
そが必宇常に経管規模の大小に比例して有致性
農組織のものほど有利に行はる、のであっτ、
なる。特に経倍規模の大小ごいふ貼は先づ孜へ
多少が経替規模の大小に感じて著し︿相違する
と
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rけは之を認めねばならぬ。瑞西に於ける貫
られねばならぬ馳であって、機械使用仁よる農
て此の経済的考慮よhすれば問題は車純に之を
以外に経管上よりする考慮が表はれ来る。そし
られ
τ居る、私もそれに就いては固より異存を
我園現下の行詩れる農業経済の前品誌を展開せん
日
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先づどの位の規模のものであったならば、機械
嗣
ためにも、機械使用の是非必要なるこごが信号
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農業生産の機械化ご
録
業生産は一定程度以上の規模のものでなりれば
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う。的も産業組合が凌還して利用組合の如、きが
の改善が今後の大問題たら引きるを得ないであら
解決は付きかねるの一般的命題ごして経轡組織
事情を緩和するであらうが、それのみで問題の
之を如何にす︿きか、産業組合の費蓬は大いに
ま、では有利に機械は使用され得ない。然らぱ
我困の米作農業でも、現今の五反百姓経鋒ぞの
はれ来るを思はな︿てはならぬ。幾ら集約的な
つれて綴管方面に於ける改善の必要の同時に表
業に機械使用の必要の盆々遁り来れば、.ぞれに
難ガけは之を認めねばならρ。我図に於ても農
定規模以上の大規模農業たるこ正を必要ごする
が、ごもか︿機械使用が経管上よ h之を見て一
新の如きは欧洲に於げる一例たるに過ぎぬ
して一人三時、 要するに過ぎぎるに拘ら争、小
農業に在つては四二O 法を要す Eせられる。
れば、大農業は一へ P タ1 wにつき機械資本吉
妹につい 1て同じ︿﹄イニッ V2氏の示す所によ
その時期が比較的短い矯めに、機械は之を用ゐ
営岩ごも同時期に之を行ふこ古、な h、然 hrも
積搭君、刈取り、牧穫物の調製等が、大陸各経
も農業が季節的の産業たるが勉めに、鋤起し、
図難の存するを思はな︿てはならぬ。ぞれは創
には、此の一般的なる困難以外に、それ特有の
所が利用組合の如きに依る農業機械の共同使用
ふ困難だご炉、其他色々の?﹄ごが考へらる、。
を得るの困難だ Z炉、替利を超越するこ Zに件
か、共同的訓練の不足にごか、有潟なる理事者
ぞの困難は一般的に産業組合なるもの、後蓬
に件ふ困難己して、或は組合糟紳の抽腕乏 H h t
て、ごか︿思ふやうに行き一策ねる。
の産業組合の後蓬には由来積ななる困難が伴っ
いに紋態の緩和が表はる、筈である。然るにこ
行ふを得明へきは明かであるから、これに依て大
なる機械も之を購入するを得、又これを使用し
に機械を使用するこ吉、なるから、比較的高債
農業生産巴揖械牝・と腔督規模
第ト λ巻 ( 第 六 現 一
一四
一九六
)五
てその減積鈎却を行ふ上にも、十分有利に之を
杢園に普及するに至れば、たごへ農家一戸の経
る場合には十分各組令員に行渡って用おられ
能
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替規模こそ小であっても、多数の組合員が共同
雑
時
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農業生産心機械化主紹替担模
第 十 凡 容 へ 第 六 規一
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六六
れて居るが普通村いから、米の如きでもやはh秋
らF る中に競って股殻し調
τ農業倉庫でも普及せぎる
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製せん古欲する。従
牧穫の後ゐまb漣
せて同区︿ニごにならF るを得ないのである。悲
し繁忙期に組合員各自が智よt之を用ゐ得るも
限h・此聞の困難は容易には一掃し難い。
するもの少から子、その適任者を得るこさも、
然るに品川ほ農業機械は之を取扱ふ技術者を要
十妙に行はれ隷︿して締壁土引合ひ雛き械がゐ
組合ごしては案外容易ならさるものがある。
線﹂べて新の如︿なるが故に、よし斎業組合が
普及するごも、農業用に貫地に向けらるべき機
きれば組合組織を以ーする共同利用の道に於
兎れぬ。従て左うしても農業機械を庚︿用ゐL
械は二三積のものたるに勉ぎF るこ正、なる全
殻機や精米機の如︿其ω利用の時期に必中しも
限定な︿何時にても都令のよレ時に之を鋳[得
械使用の範固の頗る限定せらる、-﹄己、ならF
る。従来吉か︿技術方面のみ見られて、経借方
経餐方面の改善の是非行はれF る べからF る理
由を併せ唱道して、集の賞現を期する必要があ
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るを得ない。それに叉脱殻の如きにしても、我
面の翻越さる、嫌あるを遺憾 Eせねばならぬ。
牧礎物を草︿調製して市場に責出寸必要に迫ら
中何時でもよい芭レふ誇には丞らぬ。小農は新
同現時の如き小農多き賞肢の下に於ては、一年
る作業を行ふ積類の機械党らF るそ得5 る
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﹄ Z 慮よ・りすれば.農業に機械を推奨するご同時に
Zなる。斯fc郎も茸(樺機械の積額は少︿叉機
めんためには、各農家の経借規模がそれん¥相
嘗に大ごなるこ子伊︼必要ピする o そしτ此の考
て機械を用ゐんごする場合には、その機械は股
期が競合 Lτ 右越京る如ミ困難が生 AYる o
る。きればさて其のよ︿引 A
ロム耗度に組合員を
多(Lτ 利用を十分にせんごすれば、使用の時
なければなら争、それでは機械の資本的利用が
のZせんごすれば、組合員の敷を比較的ゆ︿せ
す、用ゐ、きる期間は叉全(之を用ゐないで寝か
雑