目 細 雛 匠 焼 窯 元 東 之 湖 歴史や文化を今に伝える∼近江の匠∼ 布 引 居 源 悟 商家に伝わるひな人形めぐり 代 雛の匠 三人展 9 近江の豊かな風土と歴史の中で、育まれ受け継がれた匠の技があります。 「商家に伝わるひな人形めぐり」開催に合わせ、東近江市を代表する3人の匠の作品を展示いたします。 「雛」(ひな)をテーマに、 「土人形」 「陶芸」 「雛人形」の各ジャンルで、 伝統と格式の技と心で制作された作品をお楽しみ下さい。 開催日: 平成 29 年 2月25日 時 間: 9:00∼17:00 ∼3月5日 入場無料 会 場: ぷらざ三方よしロビー(東近江市五個荘塚本町279) 主催 : 東近江市 ・(一社)東近江市観光協会 協力:近江郷土玩具研究会 小幡人形 京都伏見人形の流れをくみ、滋賀県東近江市五個荘小幡町で製造されている近江を代表する土人形です。 土が持つ素朴で温かな風合いに、色鮮やかな色彩が特徴の小幡人形は、「小幡でこ」の名で古くから人形愛 好家に親しまれ、これまでに年賀はがきや年賀切手のデザインに採用されました。 江戸時代には、中山道沿いの旅人のみやげものとして需要が高く、その種類は、節句物や縁起物、風俗など 約500種類にものぼりましたが、現在小幡人形を製造するのは、9代目細居源悟 さんただ一人。市の無形文化財保持者としてがんばっておられます。 9代目細居源悟 1939年 小幡の地で長男として生まれる 1959年 彦根工業高校機械科卒 同年 近江織物(株)入社 1965年 親会社のテイジン、伊藤忠に派遣 1991年 9代目襲名発表 布引焼窯元 東近江市内の布引山では7∼8世紀の頃に須恵器や緑彩陶器が焼かれていた 穴窯の跡が多数発掘されています。その後1千年以上も途絶えていた貴重 な歴史を繋ぎ、この地に根付く新たな焼物を目指して1971年、布引窯を興 しました。 緑釉を現代風に再現する過程で生まれ、七彩天目と名付けた柔らかな色調 の絵付は、深い透明感を伴い無限の可能性を秘めて進化を続けています。 小嶋太郎 1940年宮城県生れ 京都市立日吉ヶ丘高校図案科卒・京都市立工芸指導所卒 信楽の企業にて岡本太郎氏の作陶を7年に亘り担当 (東京代々木体育館壁面∼太陽の塔過去の顔) 1971年布引焼設立 滋賀県美術協会・同工芸美術協会会員 小嶋惇子 1941年滋賀県生れ 京都成安女子短期大学意匠科卒 製薬会社にて宣伝部制作課勤務 結婚後太郎と共に布引焼に従事 雛人形 東之湖氏の手掛けるひな人形は、平安時代より伝わる装束衣装の着方が基本となります。衣装装束には二通り の拵(こしら)え、着方があり、平安時代には柔(なえ)拵えの着方が主流とされ、後に、強(こわ)拵えと変化 していく。東之湖氏は、この二通りの着方を融合させた独自のひな人形を制作しており、 それは裁断から着付けまでの工程のほとんどを手作業で行うからであり、決して機械では 生まれてこない、やわらかさとバランスが調和されたひな人形が出来上がります。 雛匠 東之湖(とうこ) 1971年、京都市右京区生まれ。現在、滋賀県在住。先代の影響で幼 少より日本人形やひな人形の制作にたずさわり、高校卒業後本格的に 作品制作活動をはじめる。2000年代中頃からは、職人展に参加し、 近年では各地で個展が開催され、常に現代ひな人形界の注目を集めて いる。 お問合せ :(一社)東近江市観光協会 〒529‒1442 滋賀県東近江市五個荘塚本町279番地 TEL:0748-48-2100 FAX:0748-48-6698
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