27.10.07福井新聞

80代を超す高齢者がほとんどで最
年少でも50代後半。自治会長は工、
り返る。同町に子どもはいない。
た﹂。同市坂下町の70代女性が振 訓練はあるが、若い人がおらず出
掃で人を雇うこともあった。小さ 壮年会もない。老人会は堅達町と
い集落だったし負担は大きかっ 合同。地区一斉の清掃活動や防災
区。﹁若者がおらん。用水路の清 会長は﹁︵坂下町には︶婦人会も
いるのが合併だ。障壁はあるが地
に苦しんでいる。切り札となって
会は役員選出もままならず、運営
帯数が減り、高齢化が進んだ自治
も重要さが増している。しかし世
近年、多発する災害への対策面で
と合併した理由を語る。
られない。助け合う必要があった﹂
2人で回すしかなく、岡保地区の
元民の奮闘で乗り越え、新たに﹁我
水田が広がる福井市の岡保地 していた。同町自治会の宮本正行
集まりに顔を出すのもままならな
が町﹂の振興へ歩み出している。
地域運営の中心となる自治会は
かった。﹁このままでは坂下町が
3879あった県内の自治会は、
県市町振興課によると、08年に
末、同地区自治会連合会の伊藤健
った。福井市では10年度から、自
5年後の13年には合併などで25減
たちゆかなくなる﹂。2013年
町との合併を打診。昨年12月、7
治会の合併に対する補助制度を開
治会長は、坂下町に隣接する堅蓮
世帯15人の坂下町は堅達町に吸収
始。以降、堅達町と坂下町を含め
8件が合併した。
される形で合併した。
坂下町の苦境は堅連町側も認識
自治会活動には、消防団などさ
まざまな団体が付随し、人の少な
い地域は役職の多さが負担とな
る。15世帯51人の鯖江市大正寺町
福井市堅蓮町、坂下町 堅達町は45世帯
は昨年6月、南井町と合併した。
ベントなどの情報は入らない。消
防団に人を出していなくても非常
時に出動してくれないわけではな
いが、﹁そんなことでは申し訳な
クリートに混ぜてアスファル ﹁身近にある認定リサイクル
トとして活用する﹁廃ガラス 製品を知ってほしい﹂として
再生砂﹂などが並ぶ。これら いる。 ︵嶋本沙織︶
での
。
﹂
い
合併の最大の問題は財政面だっ
た。合併先である南井町自治会の
川上康夫前区長は﹁預貯金が問題
だった。1世帯当たりの経費が減
るなど、メリットを強調しながら
粘り強く説明した﹂。福井市堅達
町も同様で、伊藤治英前自治会長
は﹁丁寧に説明して回り理解を求
めた﹂と話した。
合併後、新たな自治会としてそ
れぞれが順調に歩き出している。
大正寺町では長年、放置されてい
た消火栓の点検を今年3月に行い
﹁器具がさびて使い物にならない
状態なのが分かった﹂ ︵松塚前区
長︶。坂下町内では年3回の懇親
ションを図っている。受け入れ側
会を企画するなど、コミュニケー
も﹁高齢者サロンに両町良が参加
するなど、にぎやかさが増した﹂
︵南井町自治会長の山本敏雄区長︶
﹁ただ、本当の合併はこれから﹂
には30∼40の役職があり、1人で と満足感をたたえる。
合併を発案した大正寺町の松塚光 10くらい掛け持ちするのが常態化
別の自治会の町民として生活し、
︵佐々木哲也︶
進しようと、再生資源を利用 間伐材を使った工事用看板や は公共工事などで広く使われ
に入っていないと子ども向けのイ
も小学生がおり、青少年育成会議 らに年月がいると感じている。
わけにはいかない。少ないながら 化が琴つ。真に一つになるにはさ
だからといって役員を出さない 物事の決定方法ひとつとっても文
していた﹂と振り返る。
乗前区長︵自治会長︶は﹁自治会 していた。毎日、なにかの仕事を と山本区長。近隣とはいえ長年、
鯖江市南井町、大正寺町 南井町は54世
帯236人、大正寺町は15世帯51人。12年
劇.逮思量茅て
131人、坂下町は7世帯15人。2013年
隣接区と合併和む表情
から自治会合併の準備を進め、昨年9月に
南井町として合併した。
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人口減の中で・ふくいルポ
末に自治会の合併が持ち上がり、昨年12月に
堅達町が坂下町を吸収する形で合併した。
福井市堅達町と坂下町の合併記念碑を・見ながら、当時の苦労などについて語る
町役員=同市堅達町(萄野日召彦撮影)
し県内で製造された資機材を 廃瓦を活用した舗装材、コン ており、県循環社会推進課は
認定している。
9月禾現在で49製品あり、
このうち7社の9点を展示。
第38回福井マ
…更
赤澤要撃豊還寿
県小学生読書感想文上方2438点審査
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(第3種郵便物認可)
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