ききょうっ子だより (平成27年 4月号)

ききょうっ子だより
平成 27 年 4 月/東北沢ききょう保育園
今年の冬は、雪は積もりませんでしたが、寒い冬でした。冬の厳しい時期に、桜はぐっ
すり冬眠にいっているのだそうです。今年は寒かったので深く冬眠していたところに 4 月
並の暖かい日が訪れ、急にスイッチが入りました。桜の蕾が目を覚ましたのです。
「こりゃ
いけない、春になってる!」。東京の桜は例年より早く咲きだしました。花の便りを聞く間
もなく、3 月末は初夏の陽気になりました。
桜が満開になっている今日 4 月 1 日、ききょう保育園に入園されたみなさま。おめでと
うございます。世田谷区は日本一待機児童が多いところとして有名です。応募者多数のな
か、難関を突破して入園が決まったときの喜びはいかばかりだったか、同じ経験を持つ私
たちもよくわかります。区はこれから 30 か所も保育園をつくる計画だと聞きました。
私たちはお子さんを中心にすえて、一人ひとりにふさわしい保育づくりをしていきます。
お子さんが小さい時代、0 歳、1 歳、2 歳児までは、連絡帳でご家庭と園の様子を密に伝え
合います。
今日から本格的に進級したお子さんたちもおめでとうございます。特にふじ組だったお
子さんたちは、自分たちがききょう組ということを今実感させられたと思います。私たち
職員一同は、子どもをやさしく受けとめながら、4 年目の保育を父母と共に創りだしてま
いります。よろしく。
(
3 月 12 日
入園説明会 )
お別れ遠足を実施
3 月 6 日(金)幼児クラスは駒場公園にお別れ遠足に行きました。現地に着くと早速、
追いかけっこ、木登り、岩登り、鬼ごっこなど、好きに遊んでたのしみました。
子どもたちにとって楽しみなものは、ご両親のどちらかがお子さんを思ってつくられた
お弁当です。お互いに見せっこして楽しそうでした。
お別れバイキング
この日はお子さんの好きなメニューを用意し、好きなものを好きなだけ食べていい日に
しています。ききょう組はフルーツポンチに入れる白玉団子をつくりました。
大好きな唐揚げは何個もたべていましたが、意外に好評だったのは白いご飯にごま塩、
ポテトサラダの周りにブロッコリーが沢山飾られていましたが、それを食べる子が多かっ
たことです。フルーツポンチは何回もお代わりしていました。
第 3 回卒園の会
3 年前、入園してきた園児さん 22 人、その後、退園や入園があって最終的に、21 人のお
子さんが卒園いたしました。
今年はランチルームを会場にしました。第一部は証書授与でした。子どもたちは大勢の
参列者を前にして、一人ひとり証書を受け取りました。緊張していたと思いますが、きち
んとした態度で動いていました。第二部は自分の好きなこと、得意としていたことをそれ
ぞれ発表しました。時には笑いを誘う場面もあって、和やかさと緊張とが入り混じった中
で、無事終わることができました。終わった途端一人の子が「よかったあ」と言葉を発し
ましたが、この言葉はみんなの気持ちだったのかもしれないと思いました。
4 月 1 日(水)平成 27 年度入園の会
4 月 1 日は新入園児さんを迎えて「入園の会」を行います。お子さんにとってお母さん
と離れて保育園という、家とは違う環境、知らない大人、新しい生活が待っていますが、
各クラスごとに保育園に慣れる期間を設けています。
0 歳児クラスは入園の会の後クラス懇談会をします。これから家庭から保育園、保育園
から職場へという生活が毎日展開されます。お忙しいことではありますが、
「幼い子どもと
過ごす今が、実は人生の花」の時期なのだと思っています。これは子どもが大きくなり親
離れをすると、つくづく、子どもの故郷づくりにつながる時代だったなあと思います。
クラス懇談会が始まります
4 月は毎週のように土曜日はクラス懇談会が行われます。ひなぎく組は 1 日に行いまし
たが、4 日は異年齢保育の幼児クラス、11 日はすみれ組、18 日はたんぽぽ組です。親御さ
んと職員が共に育てあう子育てを理解し合いながら、関係を深めていくきっかけになりま
す。
「思っていることをはっきりいえ、友だちの話を聞ける子ども」という卒園証書の文言
を、大人同士のところでも実行できたらと願っています。都合をつけてご出席ください。
ききょう組の園外活動について
ききょう保育園ではききょう組の園外活動を実施しています。これは園の方針で幼い時
代からの教育で大事なことの一つは、原体験をすることと捉えているからです。
保育園では十分目的がはたせませんので、毎月のようにあちこちに出かけます。そのた
びにお弁当づくりをお願いしています。4 月は近場から始めて徐々に遠くへ行きます。
近隣には駒場公園、駒場野公園がありますし、羽根木公園で面白いところは、
「自分でや
りたいことやってください。しかし、怪我は自分の責任です」という趣旨が掲げられてい
ます。ここには昨年は 3 回出かけていき、思い切り遊んで、思い切り大声を出して満足し
て帰ってきました。
田代康子先生の絵本の時間
「絵本の時間」が始まって 1 年 7 か月が過ぎました。20 数年前から同じ研究会に属して
いて、知り合いだった大学教授で、絵本研究家だったのを知っていましたので、子どもた
ちに読み聞かせをしたいと申し出られたとき、即、お願いしたのでした。
子どもたちは田代先生の絵本が大好きです。また、職員たちにとって絵本を通して子ど
もの心を絵本の世界に引き込んでいく読み方を学ぶ機会にしているのです。
うれしいことに今年度も来てくださいます。月に一回、下旬のどこかで子どもたちは、
絵本の時間をたのしみます。
誕生会食
幼児クラスの子どもたちは毎月、
「誕生を祝う昼食会」を事務室で行っています。この日
は特別の日で、他の子どもたちより特別扱いをした料理でもてなします。ささやかな特別
扱いなのですが、子どもたちは相当うれしいようで、その喜ぶ姿を見て職員たちもうれし
くなります。通常は 5、6 人ですが、13 人ということもあります。
写真は出来るだけ早くプレゼントしようと、頑張っています。
東北沢ききょう保育園
園長
山田静子