環境・社会報告書 Environmental & Social Report 2015 (2014年1月~12月) 目次 Contents ■目次 目次 ・・・・・・・・・・・・・・1 社長メッセージ・・・・・・・・・・・2 ■企業プロフィール 会社概要・・・・・・・・・・・・・・3、4 主要製品・・・・・・・・・・・・・・5 ■社会側面 CSR推進体制、リスクマネジメント・6 お客様とともに・・・・・・・・・・・7、8 社員とともに・・・・・・・・・・・・9、10 国際交流・・・・・・・・・・・・・・11 地域社会とともに・・・・・・・・・・12 ■環境側面 環境方針・・・・・・・・・・・・・・13 環境マネジメント・・・・・・・・・・14 環境負荷の低減・・・・・・・・・・・15、16 ■環境データ 物質・エネルギー収支・・・・・・・・17 PRTR対象物質収支・・・・・・・・17 環境測定データ・・・・・・・・・・・18 対象範囲:小島プレス工業㈱ (本社・下市場工場、高岡工場、小島総合研究所、黒笹技術センター、 足助作業所) 対象期間:2014年1月1日~12月31日 (一部に、対象期間外の活動も含まれます。) 参考文献:環境省「環境報告ガイドライン(2013年版)」 1 社長メッセージ 【社是】 【長期テーマ】 人をつくり 人をまもる 対話と参加 取締役社長 ■社長メッセージ 2014年は消費増税などの環境変化もありましたが、得意先のトヨタ自動車(株)様、仕入先各社 様に支えられ、安定した生産を続けることができました。そして、国内での厳しい価格競争の中で、 社員一人ひとりが危機感を持ち、改善と挑戦を続けてきたことも、また一つ会社の成長につながっ たと感じております。 今年は会社方針に「持続的成長に向けてドライブをかける」と掲げました。国内での大幅な増産 が見込めないとされる中で、当社も少しずつでも成長していきたいと思っております。このような 持続的成長を支えるのは、地域社会に役立てる仕事だと考えております。製造業としての売上げを 確保しながらも、世の中の発展に寄与するもの、雇用の創出につながるものなど、新しいことに取 り組んでまいります。 また、厳しい状況の中でも収益が出せるよう世界一安いものづくりを進めていくことはもちろんの こと、「物の命を全うせよ」「古を生かす」といった創業の精神を持ち続けて環境活動を推進して まいります。 今後も皆様のご理解とご支援に感謝するとともに、皆様から信頼される企業を目指していきます。 また、社員一人ひとりが切磋琢磨することで企業体質を強化し、家族・地域関係まで含めた「和」 の具現化に精進していきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。 これからも、皆様のさらなるご支援・ご指導をお願い申し上げます。 2 会社概要 設 立 所 在 地 資 本 金 従業員数 売 上 高 事業内容 事 業 所 ■売上高 1938年5月20日 愛知県豊田市下市場町3丁目30番地 4億5千万円 1,611名 1,376億円 自動車部品製造 【本社・下市場工場】 生産準備機能、営業・生産管理、 プレス・樹脂部品の開発・設計・ 生産準備・製造 【高岡工場(足助作業所)】 樹脂部品の製造 【黒笹技術センター】 電子部品の開発・設計・生産準備・製造 【小島総合研究所】 自動車部品の研究および開発 (億円) 2014年製品別売上構成比 1750 9% 1482 1500 1316 1250 1388 1376 1145 製品別 売上構成比 17% 1000 750 74% 500 樹脂部品 250 電気部品 金属部品 0 ■社員数 10年 11年 12年 13年 14年 2014年得意先別売上構成比 (人) 11% 1750 1649 1657 1645 1651 1611 4% 5% 1500 6% 1250 得意先別 売上構成比 1000 74% 750 トヨタ自動車 林テレンプ プライムアースEVエナジー トヨタ紡織 その他 500 250 0 10年 3 11年 12年 13年 14年 会社概要 経営の基本的考え方 ~人中心の経営~ 信用第一に徹しながらも、鉄から樹脂、さらに 電気・電子部品へと積極的に事業を拡大 堅実な基盤に立った 積極経営 地球環境資源を大切にしながら 企業としての付加価値を生み出す 地域社会との 融合と国際化 物を大切にする、 生かす 経営環境の変化に応じて できる限りのことをしていく 分社分業の 小島グループ経営 製品・加工技術を分化し、専門的に 追求することで得意先のニーズに敏感に対応 ■グループ会社紹介 岐阜県 明和工業㈱ 明光化成工業㈱ 協和電機化学㈱ 愛知県 テクノハマ㈱ 小島総合研究所 プラマック㈱ 豊和化成㈱ 黒笹技術センター 真和工業㈱ ハマプロト㈱ 内浜化成㈱ 昌和合成㈱ 足助作業所 東和ブロー㈱ 小島産業㈱ ㈱眞栄 丸和電子化学㈱ 栄和倶楽部 額田工場 高岡工場 本社・下市場工場 大和化成工業㈱ 長野県 上松電子㈱ 岩手県 福岡県 小竹化成㈱ 東北KAT㈱ (2014年1月~) グループ会社各社(本社) 東京都 各事業所 協和電機化学㈱ 愛知県 岐阜県 岩手県 長野県 東京都 福岡県 4 主要製品 最も良いものを 最も安くタイムリーに 現在、オール小島では約1万2千点の製品を 製造しています。今日、自動車部品業界はグロ ーバル規模で競争が激化しており、当社はその 競争に勝ち残っていかなければなりません。 当社は、お客様や得意先のニーズに応えるた め、『最も良いものを 最も安くタイムリーに 造る』といった、ものづくりの原点に立ち返り、 新技術・新製品の開発に取り組んでいきます。 ■Best Hit Collectioun リアスポイラアンテナ 特性の変化度合いを事前に考慮し、回路設計をすることで ダイレクト樹脂モールドを実現し、材料費や組付け工数を低 減しました。また、台座の小型化やCAE解析により35%の コストダウンを実現しました。 広帯域過給機レゾネータ 拡張室を複数に分割し、それぞれの消音周波数・消音量を 最適に設定することで、一つの製品で広帯域を消音するとと もに小スペース化を実現しました。 5 フロアカバー 1.5ミリの材料を膨らませて3.0ミリの板厚を実現 することで、剛性を確保するためのリブの高さを低減。 部品の重量を減らし剛性を向上しました。 社会側面 CSR推進体制 取締役会 環境保全活動 コンプライアンス 推進活動 リスクマネジメント 対応活動 社会貢献活動 環境保全事務局 エネルギー 低減活動 廃棄物低減活動 環境負荷物質 低減活動 物流改善活動 リスクマネジメント ■防災訓練の実施 ■安否確認を確実に ●防災訓練の実施 ●安否確認 11月の防火デーには安全確保、消火作業、避難訓練を就 業時間に実施。地震速報装置の社内放送を聞いて、社員だけ でなく、来客者や工事作業員、清掃員まで訓練しました。 震災発生時に対応できるように衛星電話・MCA無線の活 用などによる安否確認方法の確認や備蓄品の確保、燃料や電 力の確保などの対策をしています。 6 お客様とともに ■仕入先と共に難局越える ●品質機能会議 当社の品質活動を理解していただき、活動に対して大きく 貢献した仕入先に対し、賞を贈りました。 ■自工程完結 発表会の開催 ●品質管理大会 2014年の品質状況の活動報告を行い、2015年の品質方針 が示され、全社一丸で品質を守り抜く意識を高めました。 ■未然防止による不良低減 ●自工程完結事例の発表会 ●担当役員による品質総点検 後工程やお客様に迷惑を掛けないように全ての品質・工程 は自部署で完結させるための活動を推進しています。 問題を発生させる前の生準段階で不具合を振り返り、対策 することで不良発生の未然防止に努めています。 ■得意先と原価低減を進める ●VA(原価低減)発掘会 トヨタ自動車㈱をはじめとする得意先の内装部品担当者を お招きし、車型ごとに並べた製品を実際に手を取りながら コスト低減を検討しました。 7 ■質の追求で不具合ゼロへ ■チーム小島の充実 ●チーム小島 拠点長会議 海外各拠点の代表者による拠点長会議を開催し、情報共有 を図っています。今後もチーム小島で一丸となって活動を進 めていきます。 お客様とともに ■トヨタグローバル仕入先総会にて6賞受賞 ●2015年トヨタグローバル仕入先総会 当社は「部品標準化賞」(号口・補給)、「原価改善優秀賞」 「技術開発賞」、「品質管理優秀賞」、「TNGA推進優良賞」 を受賞致しました。今後も得意先にとってなくてはならない 会社であるために活動を続けていきます。 ■GOOD FACTORY賞を受賞 当社の特徴ある5つの活動 ①人材育成 (社会に通じる人づくり) ②地域・国際貢献活動 ③造る物をつくる ④生産準備の革新 (ショットガン方式) ⑤徹底したムダの追求 (ITを活用したものづくりの実践) ●GOOD FACTORY賞 ファクトリーマネジメント賞を受賞 「日本的経営、人を大切にしたマネジメント」を守り、さら なる発展を目指す取り組みが評価され受賞となりました。 ■こじま展の開催 お客様に必要とされる製品を造り続けるために、展示場を 本社内に設け、会社概要の紹介やプレゼンを行っています。 今後もシンプルで分かりやすい展示を目指してまいります。 こじま展 こじま展 コジマAT(Auto Technology)スタジオ 8 社員とともに ■社内の教育制度を強化 ■福利厚生施設の活用 ●社長講話 ●やわらぎ森のスタジアム オール小島の社員やその家族のための福利厚生施設として、 「やわらぎ森のスタジアム」を設営し、社員の健康で健全な 体をつくる場として活用しています。 教養ある人材を育成する場として「こじま教育センター」 を開校し、内製で運営しています。 ■グローバル人材の育成 ■技能五輪大会への挑戦 ●英会話教育 ●技能五輪大会 グローバル人材を育成するため、新入社員を中心とした英会 話教育を推進しています。今後も語学力向上の場を設け、海外 との協力体制を強化し、現地の相互理解を目指していきます。 第52回技能五輪全国大会(機械製図職種)に、人事課の松田 さんが愛知県代表選手の一人として出場し、銅賞に輝きました。 今後も世界レベルで活躍できる人材育成に努めていきます。 ■健康管理活動 ●健康管理センター(企業内診療所) 9 生活環境の改善を目的とした禁煙や運動の指導、メンタル ヘルスの向上などの指導を行っています。今後も安心して働 ける企業作りを進めています。 ●リフレッシュエクササイズ 毎週水曜日、運動するきっかけづくりの一つとして健康管理 センターに専門のトレーナーを招き、リフレッシュエクササイ ズを行っています。 社員とともに ■トップによる安全点検 安全 組織図 社長 社 長 オール小島総括安全衛生管理者 オール小島 交通安全委員会 オール小島 安全衛生委員会 グループ 各社 小島プレス 安全衛生委員会 小島プレス 交通安全委員会 安全管理者 衛生管理者 産業医・看護士 安全運転管理者 各部門 各部門 各部門 グループ 各社 各部門 ●社長による安全点検(各事業所年2回) トップが現地現物で各職場を確認し、安全衛生活動の進捗状 況の確認・指導を行うことで、安全意識の徹底を図っています。 ■オール小島安全衛生委員会 ■オール小島安全大会 ●委員長(担当役員)による安全点検 ●オール小島安全大会 災害の種類ごとにテーマを決め、テーマ別でのグループ研 究会を行うことで、より迅速に災害対策を実施できるよう努 めています。 豊田労働基準監督署の次長をお迎えして講演会を実施する など、安全意識の向上を図る活動を行うとともに、活動の振 り返りを行うことで安全への決意を新たにしています。 ■交通事故撲滅に向けて (人) 無事故・無違反の推移 (%) 2000 100 1500 75 1000 50 表彰者数 500 25 表彰達成率 0 0 1 11年 ●交通安全委員会 12年 13年 14年 ●オール小島交通安全大会 日々の事故事例から傾向を掴み、対策を 豊田警察署の署長と課長をお迎えして、 実施しています。今後も交通事故撲滅を目 安全運転に対する講演をしていただき、 指し、活動を進めていきます。 交通事故撲滅に対する意識を高めました。 10 国際交流 ■中国・青海省から技術研修生を受け入れる ●現場実習 ●研修成果報告会 中国青海省から研修生の受け入れを始めて今年で8年目。 研修生は技能・技術の習得に積極的に挑戦しています。2年 間の教育を終えて、帰国後も活躍しています。 10月31日には、中国駐名古屋総領事館の黄菊花領事をはじ め多くの来賓を迎え、第7回日本語弁論大会を開催しました。 生産技術だけでなく、日本語の習得にも取り組んでいます。 ■各国の文化交流を深める ■アジア各国から留学生の受け入れ ●青海日本文化交流会 ●工場見学 当日は1000人におよぶ参加者が集まりました。参加者は 抹茶や日本料理、着物体験、藍染め体験などの日本文化を楽 しむとともに参加者同士の交流を深めました。 アジア各国より留学生を受け入れ、こじま留学生寮を提供 しています。この受け入れは帰国後も国境を越えて交流が続 くことを願って実施されています。 TOPICS ■やわらぎのつどいにて演舞を披露 10月5日、オール小島の 社員とその家族、海外拠点 関係各社が集まり開催された 「やわらぎのつどい(こじま フェスティバル)」にて、中国 技術研修生による演舞が披露 され、各国の交流を深めました。 ●中国技術研修生による演舞 11 ●海外拠点スタッフと交流 地域社会とともに ■地域住民との交流 地域との交流活動(抜粋) ・自社活動 (1)地域清掃 (各事業所周辺および地元神社) (2)防犯活動意見交換会 (3)防犯パトロール (4)納涼盆踊り大会 (5)観桜会 地域清掃 ●地域観桜会 地域観桜会や納涼盆踊り大会などの イベントを開催しています。地域住民 の方々と交流を深めています。 ●地域清掃 地元神社や会社・寮周辺の地域清掃に も積極的に参加し、町を自主的にきれい にする活動を行っています。 ・地域のイベントに参加 (1)ふれあいフェスティバル (2)朝BAKE ■こじま福祉会の活動 ●豊田市さくらワークス 豊田市とこじま福祉会の官民一体の身体障害者通所授産 施設さくらワークス(現在の豊田市さくらワークス)では、 施設生活訓練や就労訓練を中心に活動を行っています。 ●自立と感謝のつどい 9月4日、感謝の気持ちを示す「第11回自立と感謝のつどい」 を、豊田市さくらワークスにて開催しました。式典には、愛知 県の吉本明子副知事や豊田市の幸村的美副市長をはじめ、多く の来賓の方が参加されました。 ●こじまこども園 豊田市、地域に呼び掛けを行い、1971年、企業と豊田市 の官民一体のこじま保育園(現在のこじまこども園)を開設 しました。 ●シートベルト着用の呼び掛け 豊田警察署と地域住民、こども園園児、当社の新入社員が 一緒になり、運転者に対して、園児手作りのチラシを渡して シートベルト着用を呼び掛けました。 12 環境側面 《環境方針》 私達は、「品質第一主義」を貫き、常にQ(品質)、C(コスト)、D(納期・スピード)の改善を追求し続け、お客様 の信頼と満足を向上させると同時に、環境保全活動を積極的に展開して地域社会に貢献し、企業としての社会的責 任を果たしていきます。 ◆鉄・樹脂・電子の自動車部品を製造する当社は、環境も品質の一つと位置付け、開発から設計・生産準備・生産、 納入に至るまでの各段階で品質・環境を追求し、お客様や地域社会の満足を高めます。 ・お客様のニーズを的確に捉え、良いものをタイムリーに提供します ・環境影響を適正に評価し、環境負荷物質の低減、CO2排出量の削減など、環境保全活動を積極的に推進します。 ◆ISO規格やお客様の要求事項、法規則、地域との協定等を満足・順守させます。 ◆目的・目標を定めてPDCAのサイクルを回し、これらの達成と汚染の予防に努めます。また、目的・目標を適 宜レビューするとともに、統合(品質・環境)マネジメントシステムが効果的であり続けるよう、適正な監視・測 定、内部監査、是正・予防処置などを実施して継続的に改善を進めます。 ◆対象範囲:小島プレス工業㈱ (本社・下市場工場、高岡工場、小島総合研究所、黒笹技術センター、 足助作業所) ※掲載の数値・グラフに関しては上記工場・作業所が全て該当します。(一部データを除く) 取締役会 環境保全活動 コンプライアンス リスクマネジメント 社会貢献活動 環境保全事務局 エネルギー 低減活動 廃棄物低減活動 環境負荷物質 低減活動 ■教育・啓蒙活動 当社では、社員一人ひとりが環境への理解を深め、全 員参加による環境活動を推進するため、様々な環境教育 や啓蒙活動を通して、環境に対する理解と意識向上を図 っています。 全社員には「品質・環境統合マネジメントシステムポ ケットブック」を配布し、品質・環境方針・目標の周知 と各自の実施事項を記入するようにしています。入社時 の教育や中堅社員・新任管理職を対象としたEMS教育は、 階層別教育として体系化しています。 13 物流改善活動 2014年度の教育・啓蒙活動 (1)入社時のEMS教育 (2)内部監査員教育 (3)LCA基礎教育 (4)環境月間『エコ活動』の開催 (5)ポケットブックの配布 (6)当社の環境保全への取り組み (7)ECO検定取得推進 環境マネジメント ■環境目的・目標 当社は、①環境に優しいものづくり ②環境に優しい製品・技術の開発 ③CO2排出量の低減、廃棄物低減―を軸に、 全社の環境目標として活動しています。 2014年度は下記のように活動を推進しました。 2015年度も引き続き高い目標を掲げ、活動を推進していきます。 活動項目 主材料歩留りの向上 目標 実績 評価 鉄(改善達成率)100% 100% ○ 樹脂 93% 93.1% ○ 電子 66.7% 68.2% ○ 0.0109% ○ ① 工程内不良率の低減 ② 環境に配慮した設計・開発件数 ③ 開発・設計でのCO2改善量 ④ CO2排出量の低減 鉄 0.011% 鉄 樹脂 0.361% 樹脂 0.369% × 電子 0.57% 電子 0.568% ○ 活動内容 ・はんだ槽の小型化・集約 はんだの再生 ・粉砕リターン ・材料別・製品別に原因を追求 し、工程内不良を低減 85件 87件 ○ ・植物由来材料の使用 ・フロアーカバーの薄肉化 ・ロアアブソーバの空力性向上 ・コンソール、クリップ部品の 流用化など 22.40t 35.44t ○ ・軽量化 ・塗料の変更 223.29t ■ISO14001の取得 308.31t ○ ・成形機の寄せ止め、運転時間の 見直し ・空調範囲の縮小 ・照明のキャノピー化 ・コンプレッサーの台数制御など ■ISO14001取得状況(オール小島) 小島プレス工業 大和化成工業 協和電機化学 内浜化成 小島産業 豊和化成 真和工業 フレックスキャンパス ハマプロト ●外部審査 品質と環境を統合した「統合マネジメントシステム」として 運用しています。全員参加のもと組織的・継続的な環境保全活 動に取り組んでいます。 2002年 2000年 2001年 2001年 2001年 2003年 2004年 2004年 2005年 9月 8月 1月 5月 8月 4月 12月 1月 7月 丸和電子化学 2006年 9月 明光化成工業 昌和合成(駒場工場) 自動車部品栄和協同組合 眞 栄 テクノハマ(本社工場) 総和運輸 2006年 11月 2006年 12月 2006年 12月 2007年 8月 2007年 10月 2009年 3月 ■エコアクション21取得状況(オール小島) プラマック 2007年 4月 14 環境負荷の低減 ■CO2排出量の低減 当社では、地球温暖化問題を重く受け止め、CO2排出量 低減を生産・物流の両面から推進しています。2014年度は、 環境保全委員会を中心に、節電活動の継続と生産工程における 固定エネルギーのさらなる削減に取り組みました。 その結果として、CO2排出量は、京都議定書が定める 1990年比-6%を達成。またエネルギー効率を表す 原単位も向上しました。 売上高(千円)あたりエネルギー(CO2)原単位 京都議定書 -6%達成ライン 14,000 120 (14年) 10,804t 112.6g 12,000 110 10,000 100 8,000 都市ガス LPG 灯油 電力 6,000 4,000 2,000 原単位(売上高) 90 80 70 60 0 90年 10年 11年 12年 13年 14年 ■マイクロ水力発電システムの開発 90年 10年 (基準年) 11年 12年 13年 14年 <マイクロ水力発電システム> 冷却塔 下市場工場に設備冷却水(工業用水)を利用したマイクロ 水力発電システムを構築しました。配管内を流れる水の運動 エネルギーを回収するため、名古屋大学大学院と産学連携し、 『傘型らせん水車』を考案。当社の「もったいない精神」を 具現化するとともに、水力発電の新たな可能性を提案しました。 ポン 送り 還り ポン (水車・発電機) 冷 実 績 用 途 却 水 槽 25~30W 蓄電、LED照明(×2) TOPICS 『メッセナゴヤ2014』でお客様にマイクロ水力 発電システムを紹介。多くのお客様から、普及に 向けたご意見をいただきました。 メッセナゴヤ2014 15 生 産 設 備 環境負荷の低減 ■太陽光発電システム 【一般家庭の23世帯分に相当】 データセンターの使用電力40kwhを補うことを狙いに、 2010年から太陽光発電システムを稼動させています。 発電実績 累積297,095kwh/年 (CO2換算110t) (kwh) (%) 10 80,000 8 70,000 6 厚生棟屋上の太陽光パネル 60,000 4 50,000 2 発電量(kwh) 寄与度 40,000 11年 12年 13年 太陽光モニター 0 14年 ■処理・管理方法を監査 ■廃棄物発生量の推移 (t) (%) 1400 100 1200 99.8 1000 99.6 800 600 99.4 400 99.2 200 排出量(t) リサイクル率(%) 0 11年 12年 13年 99 14年 ●現地確認 グループ各社と契約しているすべての中間処理業者の視察 を年に1度以上行い、現地の状況や書類の管理状況などを確認 しています。 環境負荷の低減(化学物質の低減) ■化学物質管理体制 日本では、人への有害性、環境蓄積性防止のために、 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」が 定められています。同様の主旨でEUでは、環境負荷物 質含有を禁止・制限するELV指令、RoHS指令などが あり、さらにREACH規制への対応が必要になってき ました。 2014年は塗料の洗浄に使用している洗浄シンナー をPRTR対象物質の含有量が少ない材料へ変更するこ とで排出量の低減活動を実施しました。 (t) PRTR対象物質排出量の推移 60 50 塩化第二鉄 40 E-ベンゼン 30 キシレン トルエン 20 10 0 11年 11 12年 12 13年 13 14年 14 (年度) ※2014年豊田市への報告資料を使用 (2013年4月~2014年3月) 16 環境データ ■物質・エネルギー収支 INPUT OUTPUT エネルギー ・電気 ・灯油 ・LPG ・都市ガス 25,737,645kwh 204,508L 155,531kg 102,349㎥ CO2排出量 10,747t 排水量 52,468kl 事業活動 開発/設計⇒調達⇒製造⇒輸送 廃棄物 使用水量 ・市水 ・工業用水 1.165t 金属 樹脂 その他 *埋立て *焼却(生産系) *焼却(生活系) 28,973kl 35,727kl 原材料 PRTR物質排出量 ・鋼板 7,947,216kg ・樹脂材料 6,430,909kg ・PRTR対象物質 101,292kg ・大気放出量 トルエン キシレン E-ベンゼン ・移動量 トルエン キシレン 鉛 ・塩化第二鉄 ・廃棄物 塗料カス ※PRTRに関する数値に関しては 2013年4月~2014年3月の数値を 使用しております。 694t 321t 149.8t 0kg 0kg 600kg 50,131kg 28,988kg 24,308kg 4,494kg 186kg 5,271kg 4,402kg 566kg 303kg 6,600kg 1,892kg ■PRTR対象物質収支 PRTR対象物質取扱量 101,292kg 大気放出 生 51,161kg 28,988kg 17 製品 産 水系排出 廃棄物 (塗料カス・汚泥) 6,600kg 9,272kg 移動量 5,271kg 環境データ ■環境測定データ 【本社・下市場】 1.大気 設備名 吸収式冷温水機 吸収式冷温水機 項目 基準値 測定値 評価 ばいじん排出量 0.3g/N㎥ 0.3g/N㎥ ― ― 窒素酸化物濃度 180ppm 180ppm 28 39 ○ ばいじん排出量 0.3g/N㎥ 0.3g/N㎥ ― ― 窒素酸化物濃度 180ppm 180ppm 32 44 ○ 2.水質 項目 基準値 PH 5.7~8.7 BOD 300 SS 測定値 評価 最大 最小 6.2 6.2 ○ 3 0.9 22 × ○ 300 8.1 8.1 82 82 22 330 ノルマルヘキサン (鉱油) 5 0.5 0.8 0.5 0.8 ノルマルヘキサン (動植物油) 30 6.4 12 1.5 0.6 亜鉛 2 7.4 0.92 0.01 0.01 ○ 窒素 150 0.5 0.7 ○ 燐 20 6.3 5.9 2.9 14 0.005 0.02 ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ※2014年5月測定分にて基準値超えあり。現在は対策実施済みの為、基準値内となっております。 【高岡】 1.大気 設備名 項目 基準値 測定値 評価 ボイラー Al-750SK ばいじん排出量 0.3g/N㎥ 0.3g/N㎥ 0.003未満 0.002 ○ 窒素酸化物濃度 180ppm 180ppm 66 82 ○ ボイラー Al-750ZS ばいじん排出量 0.3g/N㎥ 0.3g/N㎥ 0.003未満 0.001 ○ 窒素酸化物濃度 180ppm 180ppm 73 66 ○ 2.水質 項目 基準値 PH 測定値 評価 最大 最小 5.8~8.6 7.8 6.8 ○ BOD 15 7 0.5未満 ○ SS 15 10 1 ○ ノルマルヘキサン 2 1 0.5未満 ○ 銅 0.5 ― ― ― 亜鉛 1.5 0.68 0.06 ○ クロム 0.5 ― ― ― 窒素 60 32 7 ○ 燐 8 4.3 0.79 ○ COD 160 ― ― ― 18 発行:2015年3月1日 連絡先:総務統括部 安全環境課 TEL:0565-34-6530
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