校 長 寺尾 里代 [スローガンの運命共同体・リーダーとフォロアーの話・三

浦安市立日の出中学校
平成27年
〒 279-0013
9月29日
浦安市日の出 3-1-2
発行
℡ 047-380-7100
校
長
寺尾
里代
[スローガンの運命共同体・リーダーとフォロアーの話・三年生にとって最後の体育祭]
素晴らしい体育祭でした。皆さんの真剣な頑張りに感動しました。来賓の方々はもち
ろん、写真撮影の方やケーブルテレビの方までもが「感動しました。」という言葉を残
してくれました。子ども達の頑張りが、見ている方達までも伝わったこと大変うれしく
思いました。
今年の体育祭練習は、雨続きでしたが子ども達は練習から立派でした。市内の全中学
校が同じ日に体育祭を予定していたので、どの学校でも心配していましたが、順延する
ことなく当日を迎えられ、安心しました。
始めの練習で子ども達にこんな話をしました。
「全員が、本気になってください。」
「まずはリーダーが、本気になってください。」
「そしてフォロアーの人は自分に何ができるかを考えて精一杯、行動してください。」
「体育が苦手だと思っている人も、できることを考えてやってください。」
全校集会でもリーダーとフォロアーの話はしましたが、「体育祭を成功させよう!」
と強く思っている人が、(実行委員長や紅白の応援団長などです。)その思いを伝えなけ
れば、周りは行動できません。そして、共同作業である「体育祭」を成功させるには、
リーダーだけではだめなのです。フォロアーの人みんなが、自分にできることをやらな
くてはだめなのです。それができて初めてベクトルが同じ方向に集まるのです。リーダ
ーは、決して偉くない。フォロアーの人を大切にして、精一杯協力してくれたことに感
謝しなければいけないのです。
日の出中の子ども達は、よく感じよく考えるので、それぞれの思いをもち、体育祭に
臨みました。体育祭は成功でした。私なりに「成功だ」と感じた場面を紹介します。
 組別応援練習で、応援団の子ども達が組の前に一列に並んで、一生懸命に精一杯、
声を出している姿。
 それに応えようと飛びはねながら精一杯の声を返している各組の子ども達の姿。
 疲れているはずなのに、最後の閉会式の行進が今までで、一番整然と揃っていた事。
 結果発表を聞いた後、涙を流している応援団の姿。
 当日の3年1組の帰りの会で、MVPの人に全員が温かい拍手を送り、そして学級
旗を体育祭実行委員から合唱祭実行委員に「よろしく。」と言い渡している雰囲気。
 3年5組の帰りの会は、この日を最後に転校してしまう生徒がいて、照れながらも
みんなが「いてくれたことに、ありがとう」を言っている姿。そして、今でも転校
していった彼の席には、新聞紙で作られた人形が置いてあること。
今度は合唱祭です。合唱祭練習は、うまくいかないことが多くなると思いますが、頑
張るしかない!『運命響同体! 届け 歌声にのせたこの想い』
(合唱祭のスローガン)
その前に、生徒会本部役員の改選があります。立候補の子ども達が、毎朝「清き一票
をお願いします。」と昇降口前に一列に並び声を出している姿が、最近の日の出中朝の
様子です。いい学校を作ること、本部役員と一緒に頑張れること楽しみにしています。