第24回 卒業式式辞 - 薩摩川内市教育委員会

平成26年度薩摩川内市立平成中学校第24回卒業式
第24回
卒業式式辞
校長
第24回卒業式
祝辞
PTA 会長上大迫弘明さん
卒業証書授与 女子23名
横道正人
平成中学校のあるこのやさんばるの丘を、色とりどりの花が咲き誇り、あたかも三年生の卒業を祝福しているようなこのよき日
に、徳留真理子障害・社会福祉課長様をはじめ、薩摩川内市教育委員会上川幸子教育委員、県議会議員・市議会議員の皆様、、平成
校区の小学校長の皆様、校区関係者の多くのご臨席を賜り、あわせて、卒業生の保護者の皆様方の御出席をいただき、こ
こに本校 第二十四回卒業式を挙行できますことを心から感謝し、厚くお礼申し上げます。四十四名の卒業生の皆さん、栄えある
卒業おめでとうございます。
卒業生の皆さんは今日を最後にこの平成中学校を巣立っていくわけですが,特にこの一年間は、「ひとみ輝く学校」のキャッチフ
レーズ、「ジョイニング・ハーツ 心を一つに輝く未来へ」本年度の生徒会スローガンのもと,在校生の模範となり,リーダーとな
って平成中学校の立派な歴史の上に,美しい一ページを加えてくれました。本当にありがとう。
さて、今日まで愛情いっぱい育ててこられた保護者の方々や皆さんの教育に全力を尽くしてくださった先生方,そして多数の御
来賓の方々の慈愛あふれる祝福を受けながら一人一人しっかりとした態度で卒業証書を手にいたしました。この厳粛な中に希望に
満ちた瞬間を一生忘れることなくみなさんの胸にしっかり受け止めてほしいと思います。
受け取った卒業証書はたった一枚の紙です。しかし、実に様々なものが含まれています。この卒業証書には,みなさんの努力は
もとよりみなさんの保護者の愛情がいっぱい詰まっているのです。
みなさんはこれまでに病気になったこともあるでしょう。悲しみや苦しみもあったことでしょう。でもみなさんが不幸なときは,
親は子どもの何倍も苦しかったと思います。それでもいつもそばにいてくれたのはみなさんの家族ではないでしょうか。
また親身になってみなさんを教育した学校の先生方、登下校の安全や行事等を通して見守ってくださった地域の方々など、自分
の周りには、多くの大人の愛情があったことも忘れてはいけません。
その愛情に報いるためには、自分や他人の命を大切にし、思いやりの心を持ち、将来自立して社会にも貢献する人間になること
だと思います。それぞれに進む道は違っても本校の校訓にあるように「自主」「自ら考え正しく行動する」「自ら真剣に学ぶ」姿勢
を持ってすれば、必ず道は開けると確信します。
それではみなさんの門出にあたり,私の好きなことばを送ります。
それは方丈記の中の「ゆく河の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず」ということばです。最近の社会の動きを見ている
と,変化のスピードが速すぎて,ついていけないというのが実感です。「今」という瞬間を,感じる暇もないぐらいに時代は流れて
います。この「ゆく河の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず」ということば,今の「この一瞬」の大切さを教えているよ
できません。だから,「今」という時間を大切にしてほしいのです。人は皆,瞬間瞬間の積み重ねの中で生きています。しかも,二
度と戻ってこない瞬間です。
ところが,ひとは,今現在、目の前で起こっている瞬間の出来事や、自分に一番近い身のまわりの出来事にさえも、関心が向か
ないことが多くあります。将来のことを考えれば考えるほど、遠くの方を見てしまう傾向があります。しかし、将来は、遠いとこ
ろにあるのではなく、いつも自分の足元にあり,まさしく、自分の今の生き方の中にしかないのです。将来は、突然訪れたりはし
ません。二度と戻ることのない、今の積み重ねの上にしか存在しないのです。今日一日がどんな一日であっても、必ず明日は来ま
す。だから、人は明日への希望をつなぐことができる反面、逆に、ダラダラとしたいい加減な生活を送ってしまうものです。
確かに、同じ時間の一日は確保されていますが、使い方によっては、長さが違ってきます。無駄な一日にするか、少しでも意味
のある一日にするか、それは本人だけにしかコントロールすることはできません。かけがえのない時間、それは、まさしくかけが
えのない命を生きていると言うことでもあります。 限られた時間をどう使うかによって、明日が違ってくると思いたい。あなた
たちの明日が、少しだけでも、今日よりいい一日であるように願います。
ここで,保護者の皆様に一言申しあげます。
これまで「目に入れても痛くない」といわれるぐらいの愛情を注いでこられた子どもさんが中学校卒業というはれの日を迎えら
れた喜びはいかばかりかとお察し申し上げます。本当におめでとうございます。しかしながら,昨今の社会情勢をみるに,旅立っ
ていく子どもたちの道は平坦でなく,山あり谷ありの 寒風吹きすさぶ道であり,困難と挫折も味わうこともあるでしょう。そん
なとき,親の思いを感じることのできる子どもはのりこえていけると信じています。どうか,今後もさらに親子の絆を強くし,最
後まで子どもを信じ見守ってくださるようお願いします。
最後になりましたが,本校の教育活動にご理解いただき,PTA活動にご尽力された保護者の皆様をはじめ,学校を見守り,陰にな
り日向になり御協力いただいた地域、来賓の皆様,薩摩川内市教育委員会に心より感謝申し上げます。
卒業生の皆さんの将来に幸多かれと祈り,本日の式辞といたします。
卒業証書授与男子21名
送辞
答辞
中村 昭瑛君
鎌田
将暉君
総勢44名の卒業生
転退職者の紹介
今年度も4名の職員が転退職することに
なりました。長い職員で6年、短くて1年
ではありましたが、生徒や保護者、地域の
方々にも支えられ無事務めを果たすことが
できました。新天地でのますますの御活躍
をお祈りしています。
記念品贈呈
保護者代表
宇都 理愛さん
遠竹竜二さん
4月の行事予定
6日(月) 始業式・新任式・入学式
8日(水) 標準学力検査(1年生4教科)
~9日(木)
(2・3年生5教科)
10日(金) 学級PTA(1・2・3年)
氏
名
転
出
先
中原
大介
鹿児島市立玉龍中学校
永野
玲
薩摩川内市立海星中学校
村瀬
昭博
鹿児島県立薩摩中央高校
中尾
大志
期限満了退職
15日(水) 家 庭 訪 問
~24日(金)(18土・19日は除く)
30日(木) PTA総会
14時15分~
PTA歓迎会城上コミセン
19時00分~