平成 23 年 3 月 8 日 第 10 号 長野県伊那北高等学校 この「クロスペン・フォト・レター」は、伊那北高校の日常の高校生活の様子を写真でお伝えすることで、本校の教育 活動の一端を紹介し、進学を考える上での参考にしていただければと、 昨年度から月1回程度のペースで発行しています。 まとめの 3 月、そして巣立ちの時 ☆ KEK 出前授業(2 月 15 日) 2 月 15 日、高エネルギー加速器研究機構(KEK)から 藤本順平講師を本校にお迎えして、物理の特別講義が行 われました。対象は理数科の 1 年生と 2 年生。授業のハ イライトは、トリウムから放出される放射線(α線)を 霧箱の中で観察する実験。霧箱というのは、アルコール を含む気体が過飽和状態に保たれている箱のことで、そ の箱の中を放射線が通ると空気中のアルコールが集ま って霧の粒になり通過した痕跡が見える、という仕掛け です。この霧箱のお陰で獲得できたノーベル賞が三つも あるとのことで、実際に目にするα線に感激し、わかり やすい説明の藤本先生に感謝、の一日でした。 ← 講 義 を す る 藤 本 先 生 霧箱。中央に置かれたトリウムからα 線が放出されると、その通過した跡が 飛行機雲のように白く見える。 ☆ 天文気象部「小惑星探索」(10 月、12 月、2 月、3 月観測) 伊那北高校では、平成 20 年度より、地元にあるJAXA入笠山光学観測所のご協力を得て「小 惑星探索」活動を行っています。始めは理数科の課 題研究の一つのテーマでしたが、今年度からは、継 続して観測できるように、天文気象部を中心とした 活動となり、国の科学部振興事業にも採択されまし た。 昨年度までに 5 個の小惑星候補を発見し、仮符号 を獲得していますが、今年度は新たに 24 個の小惑星 候補を発見、命名権が得られるように、数年に渡る 追跡調査を続ける予定です。 伊那北高校天文気象部と入笠山光学観測所 → (中高生の科学部活動振興事業HPより) ☆ 第 63 回卒業証書授与式(3 月 3 日) 3 月 3 日(木) 、伊那北高校第 63 回の卒業式が挙行されました。当日は、277 名の巣立ちの日に ふさわしく、きれいに澄み渡った青空が広がる絶好の卒業式日和。9 時 48 分、予定時刻ぴったりに 卒業生入場が始まると、その後、式は厳粛な雰囲気の中で時間どおりに進行していきました。粛々 と進む中に温かみの感じられる、伊那北らしい卒業式。式の最後には応援歌「天竜河畔」を、盛装 した三年生と担任の先生が一緒に肩を組み、在校生と向き合いながら共に歌い上げ、大きな祝福の 拍手に包まれる中、式場を後にしました。 卒業生入場 卒業証書授与 卒業生答辞(前生徒会長) 記念品贈呈(テント 3 張) 応援歌「天竜河畔」 ※ 囲碁部が全国大会出場を決めました。→ 伊那北高校のHP(ホームページ)のお知らせ http://www.nagano-c.ed.jp/ina/ 伊那北高校の情報が満載。是非、一度ご覧ください。 学校に対するご意見・ご要望は上記のHP内メール、または ℡0265-72-2221(代表) 教頭 今井までお願いいたします。 卒業生退場
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