若き獅子たち ~片中 野球部 奮闘記~ vol. 9 競るゲーム 球音響き 春近し 2月7日、いよいよ、2015年のシーズンが開幕した。冬の寒さに耐えて、トレーニ ングと課題練習を繰り返し、郡山中学との合同練習など、さまざまなアドバイスを吸収し ながら、自らの変容、チームの成長を試す練習試合の始まりである。 第1戦、伏見中学校との試合は、緊張からかエラー続出で、9対0 で敗れた。しかし、ピッチャー鈴木君が自らは崩れることなく、粘り強 い ピッチングを見せる成長を見せた。 第2戦、桜井西・大三輪中学合同との試合は、序盤から東君が好投 を見せる。森村君のヒットであげた1点を守り、最終回。あと二人ま で迫ったが、連打から3点を奪われ、逆転負け。悔しい敗戦となった。 片桐 伏見 120 141 0 000 000 0 9 0 大三輪・桜井西 片桐 000 000 3 100 000 0 3 1 翌週、2月11日。光明中学で行われた第3戦は若草中学が対戦相手。3回表、エラー で1点を取られるも、大迫君がピンチをしのいで好投。5回裏、エラーで出塁した東君を 菊地亮佑君が送り、ワンアウト2塁。7番奥野君が初球ヒットエンドランを見事に決め、 ワ ン ア ウ ト 1 ・ 3 塁 。続 く 菊 地 啓 斗 君 が 、こ れ ま た 初 球 を 見 事 に ス ク イ ズ し 、同 点 に す る 。 この後、ツーアウト2・3塁から大迫君がランナーを返して逆転。残り2回も、大迫君が しっかりと抑え、今シーズン初勝利を飾った。 第4戦の相手は光明中学校。またまた東君の好投で、1対1の同点のまま、最終回を迎 えたが、連打で2点を入れられ、惜敗した。最終回に課題が残った。 若草 片桐 001 000 0 000 020 × 1 2 光明 片桐 001 000 2 010 000 0 3 1 次の土曜日(14日)は、初の自校での練習試合。 第5戦の相手は、平群中学校。仲君がアンダースローからのスローボールを織り交ぜた ピッチングで、面白いように相手チームを翻弄する。5回2アウトまで2対1とリードし ていたが、連打で4点を取られ、逆転され、リリーフピッチャーも抑えきれず、8対2と 大 量 点 差 が 開 く 。し か し 、6 回 ・ 7 回 と 相 手 投 手 を 攻 め 、4 点 を 返 し た が 2 点 差 で 敗 れ た 。 第6戦は、菟田野中学と対戦。序盤から、相手の失策と四球、そして単打も絡めて、得 点を重ね、鈴木君も再び、粘り強いピッチングを見せ、6対3で勝利をおさめた。 平群 片桐 001 043 0 020 001 3 8 6 菟田野 片桐 021 000 0 131 010 × 3 6 翌日曜日は、富雄第三中学校での練習試合。第7戦は富雄第三中学と対戦。初回、エラ ーが重なり、2点を献上。その裏、谷本君のスクイズで、1点を返すも、打線が散発に抑 えられ、1対3で敗れた。 第8戦の奈良育英・生駒北中合同との試合も、2回にエラーから2点を献上。打線も2 安打に抑えられ、0対3で敗れ、この日の投手、東君・大迫君・仲君の好投に報いること はできなかった。 富雄第三 片桐 201 000 0 100 000 0 3 1 奈良育英・生駒北 片桐 020 010 0 000 000 0 3 0 8試合を通じて、3点以内に抑えた試合が6試合。2点差以内の 試 合 が 6 試 合 と 、 チ ー ム 力 は 確 実 に つ い て い る 。 け が や 風 邪 で 、 10 人で戦う試合も多く、その点から見れば、本当に、みんな、よく頑 張っている。 あ と は 、試 合 開 始 当 初 の エ ラ ー を な く す こ と 。競 り 合 い の 終 盤 戦 で 、 ピッチャーも含めてしっかりと守れること。そして、それぞれがバッ ティングをみがくこと。 そんな課題を、練習で克服しながら、来る奈良県選抜大会東ブロ ック予選・集中ゲーム1次大会に向けて、なおいっそうの努力を続け ていこう。 保 護 者 の 皆 様 、ご 協 力 ・ ご 声 援 あ り が と う ご ざ い ま し た 。
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