天理大学学報 1 9 7:2 5 3 5,2 0 01 高校野球選手におけるオフシーズンの トレーニングが 筋パワーと骨強度に与える影響 灘 本 雅 一 1) 中 谷 敏 昭2) 新 田 泰 士3) 三 村 寛 一 4) Eff ect sofO伴seasonTra i ni ngonM二 uscl ePowera n dUl t rasound BoneSt rengt hi nHi gh SchoolBaseba l lPl ayers. Mas akaz uNadamotol ,Tos hi akiNakat ani 2, Yas uhi t oNi t ta 3, andRani c hiMi mur a4 Abs t ra( ! t Thepur po s eo ft . hi ss t . udywast oe xami net hee fe c t . so fo fs e as o nt r ai nl ngO n mus c l epo we ra n dUl t r as o undbo nes t r e ng t hi nj uni o rbas e ba l lpl a ye r s .Thes ubj e c t sf ♭rt hi ss t udywe r e1 6hi ghs c ho o lpl a ye r s .Ma xi mum a nae r o bi cpo we r ,l e g e x t e ns i o npo we r ,ar me xt e ns i o npo we randul t r as o undbo nes t r e ng t hwe r eme as ur e dbe f o r ea n daf te ro fs e as o nt . r ai ni ng.Le ge xt . e ns i o npo we randar m e xt . e ns e eve l o c i t i e s .A氏e rt heo f・ s e as o n s i o npo we rwe r eme as ur e da t20,80,1 2 0cm/ t r a i ni ng,l e ge xt e ns i o n po we rs i g ni ic f nt a l yi nc r e as e dasar e s ul to fo fs e a s o n g,P<0. 05)anda t1 20 t r a i ni ngat80c m/ s e e( 1 6. 2±3. 0wa t t J kgvs1 7. 6±1 . 9wat t Ai c m/ s e e( 20. 8±2. 5wat tD i gVS21 . 8±1. 7wa t t J kg,P<0. 05) .Am e xt e ns i o npo we r 4wa t t ,P< s i g ni ic f a nt l yi nc r e as e da t80c m/ s e e( 429. 7±72. 7wat tvs463. 9±56. .Ma xi mum anae r o bi cpo we r 0. 01 ,6. 2±0. 7wa t 廿kgvs6. 8±0. 6wat t J kg,P<0. 001) 7±09wat t J kgvs1 2. 8+ _1. 1 ( 81 6. 3±1 1 4. 8wat tvs881. 8±1 29. 6wat t ,P<0. 01,ll. wat t J kg,P<0. 01 )a n dul t r as o undbo neme as ur e me nt s( SOS:1 60 0. 8±1 9. 6m/ s e e 4 m/ s e e ,P<0. 001 ,OSI :3. 21±0. 32vs3. 33±0. 33,P<0. 001 )s i g ni 丘I vs1 61 9. 6±20. s e as o nt r a i nl ng.The s er e s ul t ss ugge s tt ha tt heo fc nt a l yi nc r e as e daf te rt heofs e as o nt r ini a ngi nhi hs g c ho o lbas e ba llpl a ye r swe r ee fe c t i vef o ri mpr o vl ngmu8 c l epo we randbo nes t r e ng t h. に分 かれる。 オフシーズ ンの練 習 は筋力 トレ Ⅰ. は じ め に ーニ ングな どの体力づ くりを中心 に,野球 の 高校野球 は,試合が行 われ る 3月下旬 か ら 基礎 的 な技術 習得 の ため に反復 的 トレーニ ン 11月 中旬 までのオ ン (レギュラー) シーズ ン グが行 われ て い る。一 方 , オ ンシ ーズ ンで と11月下旬 か ら 3月 中旬 までの オ フシーズ ン は,試合 に備 えた実践 的 な練習 を中心 に, オ 1)天理大学進路部進路課 2)天理大学体育学部体力学研究室 3)奈良産業大学保健スポーツ科 目研究室 4)大阪教育大学教養学科スポーツ講座 1.C a r e e rPl a r inga m n dPl a 聡me n t S e c Go n , T e i Un m i v e r s i t y 2.Hu ma n Pe r f o r ma n c ea ndEx e r c i s ePr e s c ip r t i o nLa b o - r y , Te n r iUn i v e r s i t y r a t o 3.L a b o r a t o r yo f He lt a ha ndS port sS c i e n c e s , Na r aS ng a y o Un i v e r s i t y 4.De p a r t me n to fS p o r t s , Oa s k aKy o i k uUn i v e Z ・ S i t y 26 高校野球選手 におけるオフシーズンの トレーニ ングが 筋パワー と骨強度 に与える影響 フシーズ ンで向上 させ た茄パ ワーの維持 をね いて検討 した。 らい とした トレーニ ングが行 われる。野球競 Ⅰ.方 技 における走,投,打の動作 は,筋 の速 い収 縮 とともに大 きなパ ワー を必要 とすることか ら,すべての動作で動的筋出力や無酸素パ ワ ーに優れていることが望 まれる3 ) 0 法 Ⅱ- 1.被検者 被検者 は,高校硬式野球部 に所属す る 3年 生部員1 9名の うち,オフシーズ ンの トレーニ 発育 に伴 う筋量の増加 は,筋力 と筋パ ワー ングが始 まる ( 1 2月上 旬) とシーズ ン始 め を著 しく発達 させ る傾向にあるが,筋の量的 (4月上旬) に測 定 可 能 で あ っ た1 6名 と し な変化 だけでな く, トレーニ ングによ り,初 たO被検者 には,口更 別こて研究の主 旨,内容 経機能の向上 も筋出力 を高める要因であるこ 及 び手順 につ いて十分 に説 明 して 同意 を得 とが報告 されてい る11 1 . これ まで,オフシー た。被検者の身体 的特性 を表 1に示 した。 ズ ンにおける トレーニ ングがサ ッカー選手や ボー ト選手 の無酸素性パ ワーに及ぼす影響 に 表 1 被検者の身体的特性 項 目 つ いて報告7.16)が な されてい るが,高棟 野球 身長 ( c m) 選手 を対象 とした報告 はみあた らない。 体重 ( kg) ( %) 筋 パ ワーは,「 力 型」,「 ス ピー ド型」及 び その 「中間型」 の発揮 様 式 に分 類 され てお り,井 上 ら4 ・ 5 ) や 山 本 ら14. 1 5・1 8)は,4 0 cm/ s ee と80cm/ s ecの速度 にお ける脚及 び腕伸展パ ワーを大学の競技選手 を対象 に種 目別の評価 をお こなっている。それ らの測定では短距離 やハー ドル選手 は,体重 あた りのパ ワー値が 他 の競技者 と比較 して大 きい ものの,野球遵 手の値 は,他の競技者 と比較 として どち らも 平均 的 な値であった。本研究では,それ らと 比べ て よ り 「 力型」 である20 cm/ s ecの負荷 体 脂肪率 除脂肪体重 ( kg) 胸囲 ( c m) 上腕 囲利 き側 ( c m) ( c m) 前腕 囲利 き側 ( c m) 非利 き側 ( c m) 大腿 囲利 き側 ( c m) 非利 き側 ( c m) 下腿 囲利 き側 ( c m) 非利 き側 ( c m) Va lue sr e p r e s e ntme nsj a = SD. 非利 き側 ( n-1 6 ) 1 7 4 . 0±2 5 . 7 7 0. 1 土9 . 9 1 9. 4±3. 7 5 6. 3±5 . 9 9 5 . 4±5 . 9 2 9 ・ 2±2 ・ 0 2 9. 1 ±2 . 1 2 7 . 0±1 . 4 2 6 . 8±1 . 4 5 6. 3j = 4. i 5 6 . 1 ±4. 1 3 7 . 8±2. 5 3 7 . 8±2 . 3 Ⅰ-2. トレーニ ング内容 と, よ り 「 ス ピー ド型」 である1 20cm/ s ee, 本研究の高校野球選手の トレーニ ング内容 「中間型」であ る80cm/ s ecの 3速度 による については,選手 と指導者へ の聞 き取 りによ 脚及 び腕伸展パ ワーの評価 をお こなった。 ま り調査 した。練習 メニューのひとつ として取 た,発育期の トレーニ ングによる骨へ の刺激 り入れ られているウェイ トトレーニ ングにつ が骨董 の増大 をもた らす可能性が考 え られる いては,個別の トレーニ ング記録 を もとに種 が,競技 によっては,増大 しない可能性 も考 目,回数,セ ッ ト数 を調査 した。 え られる6 ) O野球競技 は,瞭発 的な動 きや ス Ⅰ-3.音響的骨強度 ライデ ィングの ように骨 に も多大 な刺激 を与 被検者の骨強度 については,超音波骨評価 える種 目であることか ら,骨強度 に練習の量 装置 ( AOSIOO:アロカ社) を用 いて超音波 や質が関係 して くる もの と思 われる。 これ ま 伝播速度 ( SOS:s peedo fs o und)と透過指標 での ところ,高校野球選手 を対象 にオフシー ( TI :t r ans mi s s i oni ndex)を測定 し,SOS と TIとの関係 か ら音響 的骨評価値 ( OSI :os t e o ズ ンの トレーニ ングが骨強度 に与 える影響 に ついての報告 はみあた らない。そ こで,本研 究では高校野球選手の オフシーズ ンの トレー s onoas s es s me nt i nde x) を求めた。測定 は ニ ングが筋パ ワー と骨強度 に及 ぼす影響 につ させ た姿勢で右鍾骨の骨評価 を 2回実施 し, 被検者 を椅子 に座 らせ,膝 関節 を9 0 度 に屈 曲 27 灘本 ほか その平均値 を用 い た。SOSは珪骨 を通過す -は, 自転車エルゴメー ター ( パ ワーマ ック る超 音波 の音速 か ら珪骨 の密度 を示 し,TI ス Ⅴ: コ ンビ社) を用 い て評 価 した。測 定 は超音波の透過度合 いが骨量 によって異 なる は 2分間の休息 をは さんで,異 なる 3種類 の こ とを利 用 して珪 骨 の骨 量 を反 映 し,OSI 負荷 について各々1 0秒 間全力ペ ダリングを行 ( TIXSOS2) は音 速 と透過指標 の両 方 の要 わせ,各試行 の最大ペ ダリング数 と負荷 を一 素の総合 的な指標 とされている。本装置 によ の方 法 に よっ て評 価 し 次 回帰 し,宮 下 ら81 る音響 的骨評価値 は,DXA 法 な どに よる Ⅹ た。 練 を利用 した鍾骨や他 の部位 との測定値 と高 Ⅰ- い相 関 関係 を示 し, 日動 変動 や 日差 変 動 も 1%未満 とい う結果が報告 されている2・13)。 Ⅱ- 4.笛パ ワーの測定 a.脚伸展パ ワー 5.統計的検定 測定値 はすべ て平均 値 ±標準 偏 差 で示 し た。 オフシーズ ンの トレーニ ング前後の測定 値 の比較 は,対 応 の あ る t検 定 を用 い た。 有意水準 は 5%未満 とした。 脚 の単発 的 な筋 活動 に よる脚伸 展 パ ワー は,キ ックフォース Ⅱ.結 ( TKK31 0 3 C:竹井機器 社) を用いて測定 した。測定 は脚伸展開始時 果 Ⅱ-1 .野球の トレーニング及び ウェイ ト 0 度 になるように,パ ネルス の膝関節角度が9 トレーニ ングの内容 イ ッチでス ター ト位置 を確認 し,その位置か オ フシーズ ン期 の一週 間の主 な野球 トレー ら全力で脚伸展動作 を行 わせ,発揮 された機 ニ ングの内容 を表 2にまとめた。練習 は,午 械 的パ ワーを計測 した。踏み込み板 の移動速 後 4時 にウオー ミングア ップか ら始 ま り, ク 度 は,2 0cm/sec(低速),8 0cI 〟 sec( 中速), ールダウンが終了す る午後 7時 までお よそ 3 1 2 0cm/see (高速)の 3種類で行 なわせ たO 時間行 っていた。内容 は,少 しずつ変化 させ 0cm/secの速度 で 3-5回の最 被検者 は,8 た守備練習 とティー打撃やマシンを用いた打 0cm/sec,2 0cm/sec,1 2 0 大下運動後 に,8 撃練習 を日替 わ りで行 ったのち,内野手 ( 投 c mノ sec の順 に各速 度 6回試行 し,各 測 定値 手 と捕手 を含 む) と外野手 の 2グループに別 の最大値 を用いた。 れ, ウェイ トトレーニ ングとランニ ングを隔 b.腕伸展パ ワー 日ご とに繰 り返 した。 また,主 なウェイ トト 腕 の単発 的 な筋 活動 に よる腕伸 展 パ ワー レーニ ングの メニューは表 3に示 した。各選 ( TKK31 01 C:竹井機 0-1 2回反復可能 な負荷 を用 手 は どの種 目も1 は,チェス トフ ォース 器社) を用 いて測定 したDスター ト時の グ7 ) い, 1種 目 4セ ッ ト程度実施 していた。 トレ ツプ位置 は,両 グ リップを結ぶ線が乳頭 の位 ーニ ングの対 象 部 位 は,肩 ,上 腕,前 腕, 置 になるようパ ネルスイ ッチでス ター ト位置 胸 ,上背,腰 ,大腿部の大筋群が中心であっ を確認 し,その姿勢か ら全力で腕伸展動作 を た。 表 2 一週間の主な練習例 ( 月〟金) 行 わせ,発 揮 され た機械 的パ ワー を計 測 し 0cm/see,8 0cm/ た。バ ーの移動 速度 は,2 sec,1 2 0cm/secの 3種類 で行 わせ た。測定 は,8 0cm/secの速度 で 3-5回の最大下運 0cm/see,2 0cm/see,1 2 0cm/see 動後 に,8 の順 に各速度 6回試行 し,各測定値の最大値 を用いた。 C.最大無酸素パ ワー 脚の反復 的な筋活動 による最大無酸素パ ワ 1 ウ オー ミング ア ップ 2 0 分 2 キ ャ ッチ ボ ー ル 2 0分 3 1 0分 トスハ ツテ ィグ 守備練習 ( 月,水,金) 4 打撃練習 ( 火,木) 投球練習 ( 週 2回) 6 0分 5 ウェ イ ト トレーニ ング 6 0分 ラ ンニ ング 6 クー ル ダウ ン 1 0 分 28 高校野球選手 におけるオフシーズンの トレーニ ングが 筋パ ワー と骨強度 に与 える影響 表 3 主なウェイ トトレーニングメニューの例 種 目 回数及びセット数 部 位 肩 部 サイドレイズ 1 0-1 2回 4セット 肩 部 バックプレス 1 0-1 2回 4セット 1 0-1 2回 4セット 胸 部 ベンチプレス 胸 部 プルオーバー 1 0-1 2回 4セット 上腕部 アームカール 1 0-1 2回 4セット 前腕部 リス トカール 1 0-1 2回 4セット 上背部 ローイング 1 0-1 2回 4セット 上背部 シットアップ 3 0回 2セット 腰背部 サイドベント 2 0回 4セット 2 0回 4セット 大腿部 サイドランジ 大腿部 スクワット 1 5回 4セット パ ワー は, トレー ニ ン グ前 の4 5 8. 0±6 8. 7 wat tか ら ト レ ー ニ ン グ 後 の4 61 . 2±6 7. 1 wa t tへ と有 意 な変化 は なか った。8 0cm/ s e e Ⅱ-2.体重及び除脂肪体重の変化 た。 トレーニ ング前後 の体重 あた りの脚伸展 で の 脚 伸 展 パ ワ ー は, ト レー ニ ン グ前 の 1 1 2 2. 7±1 9 4. 7wat tか ら トレー ニ ング後 の 1 1 9 9. 7±1 1 8. 3wat t- とわず か に増 大 す る 2 0 傾 向 を示 したが,有意 な変化 はなか った。1 c m/ s e cでの脚伸展パ ワーは, トレーニ ング 前 の1 4 4 8. 1±1 8 7. 7wat tか ら トレー ニ ング 4 9 3. 8±1 4 6. 4wat t- とわず か に増 大 後 の1 す る傾 向 を示 したが,有 意 な変化 は な か っ 体重 は,オ フシーズ ンの トレーニ ング前 が パ ワーの変化 を2 0cm/ s e e ,8 0cm/ s e e ,1 2 0 7 0, 1±9. 9kg, トレー ニ ング後 は6 8. 9±9. 4 kgと有意 な減少 が認 め られた。除脂肪体 重 6. 3±5. 9kgか ら ト は, トレーニ ング前 の5 レーニ ング後 に5 6. 4±5. 8kgと変 化 は なか c m/ s e cの 各 速 度 で比 較 した結 果 を図 1-a ( 相対値 ) に示 した。2 0cm/ s e cでの脚伸 展 . 6±1 . 2wa t t ノ パ ワーは, トレーニ ング前 の6 c m/ s e cの各 速 度 で比 較 した結 果 を図 1-A kgか ら トレー ニ ング後 の6. 7±0. 9wat t J kg - と有意 な変化 はなか った。8 0cm/ s e cでの 6. 2± 脚 伸 展 パ ワー は, トレー ニ ング前 の 1 Owa t 〟kg か ら トレー ニ ン グ後 の 1 7. 6± 3. t J kgへ と 有 意 に 増 大 し た ( P< 1 . 9wat 0. 0 5 ) 01 2 0cm/ s e cでの脚伸 展 パ ワー は, ト ( 絶対値 ) に示 した02 0cm/ s e cでの脚伸展 0. 8±2. 5wat t J kgか ら トレ レーニ ング前 の2 った。 Ⅱ-3 .筋パ ワーの変化 オ フシーズ ンの トレーニ ング前後 の脚伸展 0cm/ s e e ,8 0cm/ s e e ,1 2 0 パ ワーの変化 を2 )-ト.V嘩空重 (17 e き □ トレーニ ング前 1 トレーニ ング後 (∩-16) 20cm/ s ec 80cm/ s ec 120cm/s ec 図 1-A オフシーズン トレーニング前後における脚伸展パワー ( 絶対値)の変化 2 9 灘本ほか 8 ト ー トレーニ ング前 トレーニ ング後 5 ト ー (n= 16) 2 L l (61Jt tt Z J u)-Lて 畔 萱曇 ■ ロ 20c m/ s e c 80c m/ s e c 120cm/ s e c 図 1-B オフシーズン トレーニング前後における脚伸展パワー ( 相対値)の変化 0 0 5 0 0 4 ( ttt Z ≧)IL> [ 嘩章堪 ■ ロ トレーニング前 トレーニ ング後 (∩-16) 20c m/ s e c 80c m/ s e c 120c m/ s e c 図 2-A オフシーズン トレーニング前後における腕伸展パワー ( 絶対値)の変化 30 高校野球選手 におけるオフシーズンの トレーニ ングが 筋パ ワー と骨強度 に与える影響 ( 61\}tt2^)-ト.V嘩 E b l 堪 ■ [ コ トレーニ ング前 トレーニング後 (∩ 三16) 20cm/s ec 80cm/sec 120cm/sec 図 2-B オフシーズン トレーニング前後における腕伸展パワー ( 相対値)の変化 一二 ング後 の21 . 8±1. 7wa t 〟kgへ と有意 に 増大 した ( P<0. 0 5 ) 。 オフシーズ ンの トレーニ ング前後での腕伸 展パ ワーの変化 を2 0cI 〟sec,8 0cI 〟sec,1 2 0 0cI 〟sec での腕伸展パ ワーは, に示 した。2 トレー ニ ング前 の2 . 2±0. 4wat t J kgか ら ト . 1±0. 2wat t J kgへ とわず レー ニ ング後 の2 かに低下する傾 向 を示 したが有意 な変化はな c I 〟secの各速度 ごとに比較 した結果 を図 2 -A ( 絶対 値) に示 した。2 0cm/secで の腕 0cm/secでの腕伸展パ ワーは, ト か った。8 5 6. 5± 伸 展 パ ワー は, トレー ニ ン グ前 の1 . 8±0. 6wat t J kgへ と有 意 に ーニ ング後 の6 P<0. 00 1 )0 1 2 0cm/secでの腕伸 増大 した ( 4 6. 9wat tか ら トレー ニ ン グ後 の1 5 0. 0± 2 0. 3wa t tとわずかに低下す る傾 向 を示 した が有意 な変化 はなか った。8 0cm/secでの腕 2 9. 7± 伸 展 パ ワー は, トレー ニ ング前 の4 7 2. 7wat tか ら トレー ニ ン グ後 の4 6 3. 9± 5 6. 4wa t tへ と有意 に増 大 した ( p<0. 01 )。 1 2 0cm/secでの腕伸 展 パ ワー は, トレーニ 6 9. 9±4 9. 3wat tか ら トレーニ ン ング前 の4 グ後 の4 8 6. 8±7 8. 5wat tへ とわず か に増 大 レーニ ング前 の6 . 2±0. 7wa t t J kgか ら トレ . 0±0. 8 展 パ ワ ー は, トレー ニ ング前 の7 wa t t J kgか ら トレ ー ニ ン グ 後 の7 . 1±0. 8 wa t 仙 gへ と有意な変化 はなかった。 オフシ-ズ ンの トレーニ ング前後 の最大無 酸 素パ ワーの絶対値 の変 化 を図 3-A に示 した。最大無酸素パ ワーは, トレーニ ング前 1 6. 3±1 1 4. 8wat tか ら トレーニ ング後 の の8 た。 トレーニ ング前後での体重 あた りの腕伸 8 81 . 8±1 2 9. 6wat tへ と有意 に増大 を示 した ( p<0. 01)。 また,体 重 あ た りの最 大 無 酸 素パ ワーの トレーニ ング前後の変化 を図 3- 0cm/see ,8 0cm/see ,1 2 0 展パ ワーの変化 を2 B に示 した。体 重 あ た りの相 対 値 は, トレ cI 〟sec の各速度 ご とに図 2-B ( 相対 値) ーニ ング前 の1 1 . 7±0. 9wat 仙gか ら トレー す る傾 向 を示 したが,有 意 な変化 は なか っ 31 灘本ほか 0 0 1 1 0 0 0 ⊂ l 0 0 9 0 0 8 )- i.V横溢巌Y哨 (i t e m (∩-16) トレーニ ング前 トレーニ ング後 図 3-A オフシーズン トレーニング前後における最大無酸素パワー ( 絶対値)の変化 P<0. 001 「 「 )- Li r 催潜巌Y 哨 (61[ 11e JVL (n=16) トレーニング前 トレーニ ング後 図 3-8 オフシーズン トレーニング前後における最大無酸素パワー ( 相対値)の変化 32 高校野球選手 におけるオフシーズ ンの トレーニングが 筋パ ワー と骨強度 に与 える影響 2. 8±1 . 1wa t t J kgへ と有意 に増 ニ ング後 の1 大 した ( P<0. 0 01)。 c m/ s e cにおける体重 あた りでの脚伸展パ ワ ーは, トレーニ ング後 に有意 に増大 した。 こ Ⅱ-4.音響的骨強度の変化 オフシーズ ンの トレーニ ング前後 における の ことは, トレーニ ング後 の除脂肪体重 に変 化が認め られなかった ものの,体重 に有意 な 超音波骨強度の変化 を表 4にまとめた。SOS 減少が認め られたことか ら,筋量 を維持 しつ は, トレー ニ ン グ前 の1 6 0. 8±1 9. 6m/ s e e つ無駄 な脂 肪 を減少 させ た結 果 と考 え られ か ら トレー ニ ング後 の1 61 9. 6±2 0. 4m/ s e e る。野球競技 は,瞬間的に無酸素的な運動 を へ と有 意 に増 大 した ( P<0. 0 01 )。TIは, 多 く要求 され ることか ら守備や走塁 といった トレーニ ング前 の1 . 2 5±0. 1か ら トレーニ ン 体重移動 に対 しては大 きな筋パ ワー を発揮 で . 2 7±0. 1 へ と変 化 は なか った。OSI グ後 の1 2 ) は,筋 パ ワ きる こ とが望 ま しい3)。高松 ら1 (×106) は、 トレー ニ ング前 の3. 21±0. 32 ーを 「 力型」 と 「ス ピ- ド型」 に分類 し,戟 か ら トレーニ ング後の3. 3 3±0. 3 3へ と有意 に 技種 目によってその発達 に差異があることを P<0. 0 1)。 増大 した ( 報告 している。一般 に走動作 の ように,素早 表 4 超音波骨強度の結果 項 目 トレーニング前 トレーニング後 い筋収縮 を連続的 に行 う身体移動 は,運動初 6 0. 8±1 9 . 6 1 6 1 9 . 6±2 0 . 4 , . * ( SOS,Ⅰ 〟S ∝) 1 透過 指標 ( TI ) 1 . 2 5±0 . 1 1 . 2 7±0 . 1 音響 的骨評 価 値 3 , 2 1 ± 0 . 3 2 3 . 3 3 ± 0 . 3 3 *'* ( O S I , ×1 0 6 ) 超音 波伝播 速度 Vl aue sr e p r e s e ntme a ns ±S D. St a t i s t i c l s a i g ni ic f a nc e ,* * * P<0 . ( 氾1 Ⅳ.考 察 期の体重移動 に 「 力型」のパ ワー発揮能力が ,「中間型」 必 要 とされ,続 く加速局面 で は や 「ス ピー ド型」のパ ワー発揮能力が要求 さ れる0本研究のオフシーズ ンの トレーニ ング 0cm/ s e cのパ ワーに改善が な されな では,2 かった。 これは,野球 の守備練習や走塁が静 止状態か らのス ター トではな く,構 えの状態 か ら散歩助走 ( 加速) をつける形でス ター ト , 一般 的に多 くのスポーツ種 目では,オフシ 力型」 のパ ワー す るこ とが多 い こ とか ら 「 ーズ ンでの基礎的 トレーニ ングが試合期での 発揮 には大 きな影響 は与 えていなかった もの 競技成績 を左右す ることが明 らかになってい と思われる。特 に,守備や走塁の練習では, る。オ ンシーズ ンでは技術 的な練習 に焦点が 小刻みな移動 のあ とに大 きな動作 を行 うこと 置かれることか ら, オフシーズ ンでは筋力 ト か ら 「中間型」や 「ス ピー ド型」のパ ワー , レーニ ングや体力 トレーニ ングに多 くの時間 0cm/ s e e 発揮 が改善 され た もの と思 われ,8 が費や される。発育期 の筋力 トレーニ ングに や1 2 0cm/ s e cでの脚伸展 パ ワー値 が有意 に おける効果 については, これまで筋肥大 によ 増大 した もの と考 え られる。 る筋量の変化や神経系の改善が報告 されてい 80cm/ s e e 本研究 における腕伸展パ ワーは, る11)。 これ まで, オフシーズ ンの トレーニ ン の速度 においてのみ トレーニ ングによる改善 グ効果 については,サ ッカー選手やボー ト選 が認め られた。腕伸展パ ワーは,投球動作や 手 を対象 に無酸素パ ワーの変化 についての報 バ ッ トス イング時に発揮 され,ボールや打具 告 はみ られ る ものの7・16),高校野球選 手 を対 であるバ ッ トの速度 に影響 を与 えるものであ 象 とした筋パ ワーや骨強度 に及 ぼす影響 につ る。灘本 ら1 0 ) は,実打撃時の打球速度 と2 0c m いては報告 されていない。 s e e ,1 2 0cI 〟s e cの 3速 度 の 腕 / s e e,80cm/ 0cm/ s e e ,8 0cm/ s e e ,1 2 0 本研究 における2 伸展パ ワー との間に,有意 な正の相関がある c m/ s e cの 3速度での脚伸展パ ワーは,絶対 ことを報告 している。 オフシーズ ンの野球 ト 値 において トレーニ ング前後で有意 な変化 は レーニ ングで は,打 撃 時 に8 00-9 0 0gのバ 0cm/ s e e,1 2 0 認め られなかったo Lか し,8 ッ トを用 いた練習,守備時 において は1 41. 7 33 灘本ほか ∼1 4 8. 8gのボールを素早 く投 げるパ ワーを 改善する トレーニ ングを繰 り返 し行 うことか は,野球の技術 的な練習 よりも筋力 トレーニ ら,「 力型」及 び 「ス ピー ド型」のパ ワー- 向上 をはかることか ら,これ らの トレーニ ン の影響 は少な く 「中間型」である,8 0cm/ s e e グが骨へ刺激 を与 え,骨密度 を改善 した と考 での腕伸展パ ワーが改善 された もの と思われ えられる。発育期 における中程度の運動負荷 ングやランニ ング量 を増加 させ,基礎体力の る。 また, ウェイ トトレーニングで用いた ト は,成長期の骨肥大 を促進する報告 はあるも レーニ ング内容は,筋力やスピー ドの養成で のの,長距離選手の ようにランニ ング量が過 はな くバ ッテ ィングや投球時のパ ワーを改善 大であると骨董や骨密度の低下 を及ぼす とい することも目的であったことか ら 「中間型」 う報告 もあるg ' 。本研究のオフシーズ ンの ト のパ ワー発揮の改善 に影響 を与 えたことも考 レーニングその ものの強度や量 については検 えられる。 この点 については,野球の どの ト 討 していないが, トレーニ ング後 に体重の減 レーニ ングが 「中間型」での腕伸展パ ワーに 少が認め られたことか ら,運動エネルギーの 影響 していたのか を詳 しく調べ る必要があろ 消耗 は大 きかったもの と推察 される。 また, う。 本研究の被検者が成長期後期 にある者 も含 ん 最大無酸素パ ワーは,オフシーズンの トレ でいるため,骨強度の増大が野球 トレーニ ン ーニ ング後 に絶対値,相対値 とも有意 に改善 した。最大無酸素パ ワーの増大 は,短時間の グその ものなのか,成長 によるものなのか, それ らの複合要因によるものなのかについて 爆発的,瞬発的な運動時 に供給 されるエネル は本研究の結果か らは不明であった。 これ ら ギー量の増大 を意味 し,筋パ ワーの発揮 を高 については,今後成長の因子 を除いて詳細 に 速で反復する走能力 との関係が報告17)されて 検討することが必要である と思 われる。 いることか ら,オフシーズ ンの ダッシュや加 速走 などの走 トレーニ ングの量的増大が関係 した もの と思われる。 また,最大無酸素パ ワ V.ま と め 本研究 は,高校野球選手 を対象 に して,オ ーの測定は, 3段 階の負荷 を用いて計測 され フシーズ ンの トレーニ ング前後の筋パ ワー及 る こ とか ら,1 2 0cm/ s e cと8 0cm/ s e cの 脚 び音響的骨強度への影響 を明 らかに した。結 伸展パ ワーの増 大 か ら も 「ス ピー ド型」 と 果は,以下の とお りである。 「中間型」の筋収縮の改善がなされ回転速度 1)体重は, トレーニ ング前後で有意 な減少 の向上 をもたらし,最大無酸素パ ワーの増大 が認め られたが,除脂肪体重 には有意 な に貢献 したのか もしれない。本研究の 自転車 変化 はなかった。 エルゴメー ターによる最大無酸素パ ワーの測 2)2 0c m/ s e e,8 0c m/ s e e,1 2 0c m/ s e cの 定時間は1 0秒であ り,野球競技の走塁 に換算 脚伸展パ ワーの絶対値 は, トレーニ ング す る と 2塁打 か ら 3塁打 に相 当す る。 しか 前後で有意な変化 は認め られなかった。 し,本研究では,塁間走などの専 門的な走能 8 0cm/ s e e,1 2 0cm/ s e cの脚伸展パ ワー 力 について検討 していないことか ら,今後 こ の相対値 は, トレーニ ング後 に有意な増 れ らとの関係 を詳 しく調べ る必要があろう。 大 を示 した。 鐘骨の骨強度 を示す超音波骨評価値 は,オ 3)8 0cm/ s e cの腕伸展パ ワーの絶対値及 び フシーズ ンの トレーニ ング後 に有意 に改善 し 相対値 は, トレーニ ング前後で有意な増 た。 これは,骨量 を示す透過指標 に差が認め 0cm/ s e cと1 2 0 大 を示 した。 しか し,2 られず,超音波伝播速度 に増大が認め られた c mノ s e cの腕伸展パ ワーの絶対値及 び相 ことか ら,骨密度 に野球 トレーニ ングの影響 対値 は, トレーニ ング後 に有意な変化 を が貢献 した もの と思われる。オフシーズ ンで 示 さなかった。 3 4 高校野球選手 におけるオフシーズ ンの トレーニ ングが 筋パ ワー と骨強度 に与 える影響 4)最 大 無 酸 素 パ ワー の絶 対 値 及 び相 対 値 は, トレーニ ング後 に有意 な増大 を示 し た。 選手の ための体力診 断 システム. ソニー 5)超音波法 に よる鍾骨 の骨強度 は, トレー ニ ング後 に有意 に増大 した。 以上 の結果 よ り,高校野球選手選手の筋 パ ワー及 び音響的骨 強度 は, オ フシーズ ンの ト レーニ ングによって改 善す るこ とが明 らか に なった。 謝 辞 稿 を終 えるにあた り,研 究 にご協 力いただ きま した天理高校野球部鈴木喜一監督 は じめ ス タッフ,部員及 び天理大学体育学部体力学 研 究室 の皆様 に感謝いた します。 文 J.Spor t sS° i .1 5( 1 ) :5 3-5 & 1 9 8 6)一般 人 ・スポー ツ 8)宮下充正編著 ( 献 1)Cai o z z o,V.J. ,e ta l( 1 985)Tr ai ni ngi nduc e dal t e r at i o nso ft hei nvi vof わr c e Ve l o c i t yr e l at i o ns hi pso fhuma nmus c l e. J. Appl .p hys i o l . 51 :7 5075 4. 2)呉 堅,深 代 千 之,福 永 哲 夫 ,黒 田善 雄 ( 1 9 8 6)超 音 波 骨 評 価 装 置 ( AOS1 0 0)に よる計 測値 の再現性 と骨 密 度 と の相 関 について.体力科学 4 6:5 7 0. 1 9 87 )野 球 選 手 の 体 力 的 特 3)平 野 裕 一 ( 性.J, ∫.Spo r t sSc i .6(ll):71 2-7 1 9. 1 9 9 6)スポー ツ選 4)井上菅朗 ,山本正嘉 ( 手 の上肢 ,下肢 の筋 パ ワ ー標 準 値 の作 p7 7-8 0. 企業 :p 9)宮永豊 ,向井直樹 ( 1 9 9 4)骨 の発育 とメ J.Spor t sS° i .1 3 カニ カルス トレス.J. ( 4) :4 2 3-4 2 8. 1 0)灘本雅一, 中谷敏 昭,新 田泰士 ,三村 寛 2 0 0 0)高校野球選手 にお ける筋パ ワ 一 ( ー とパ フ ォーマ ンス ー レギュラー選手 と 非 レギュ ラー選手 の比較 -. 日本体育学 1 会側走評価専 門分科会サ ーキュー ラー6 ( i npr e s s ) . 1 9 9 5)筋力 ・筋パ ワー l l )坂本啓 ,勝 田茂 ( の発達 と トレーニ ングの適時性 .体育 の 5(6):4 5 1-4 5 5. 科学4 1 2)高松 薫,佐藤芳弘 ,宮坂雅 昭,高森秀 蔵 ( 1 9 8 9)無気 的パ ワー にお け る力型 と ス ピー ド型 の タイプか らみ た ラクビ-逮 手の特性 .体育学研 究3 4(1):81-8 8. 1 3)徳丸 久 ( 1 9 9 7 )小児 における鍾骨超音 波法 に よる骨評価 の年齢別変動 一腰椎骨 密度 との比較検討 -. 日本小 児科学会雑 誌1 01:1 1 4 2-1 1 4 8. 1 4)山本正義 ,山本利春 ,井上哲朗 ,吉永孝 1 9 9 6)スポー 徳 ,金久博 昭,斉藤雅彦 ( ツ選手 のための新 しい体 力 テス トシス テ ムの開発 と標準値 の作 成 (1) 一上肢 , 下肢 の筋パ ワーテス トについて -.武道 成 .武道 ・ス ポー ツ科学研 究所年報第 1 ・ス ポー ツ科 学研 究所 年 報 第 1号 :1 1 3 号 :1 21-1 2 5. -1 1 6. 5)井上哲朗 ,山本 正嘉 ( 1 9 9 7 )速度別 にみ 1 5 )山本正嘉 ( 1 9 9 6) 自転車エ ル ゴメー ター た各種 スポー ツ選手 の上肢 ,下肢 パ ワー に よる下肢 パ ワー測定法 の問題 点 とその の標準値 ,武道 ・ス ポー ツ科学研 究所年 修 正案 .武道 ・ス ポー ツ科学研 究所年報 報 第 2号 :1 31-1 3 3. 1 9 9 8)青年期 スポー ツ選手 の 6)松 本高明 ( 骨密度 一種 日間の相違 I.臨床 スポー ツ 医学 1 5(7):7 2 7-7 31 . 7)宮 城 修 ,瀧 弘 之,石 河 利 寛 ,北 川 薫 ( 1 9 9 6)サ ッカー選手の シーズ ン中の身 体組成 と最 大無酸素性パ ワーの変化 .∫. 第 1号 :1 1 7-1 2 0. 1 6)山本意志 ,伊坂忠夫 ,高橋勝美,楼 閣幸 次 ( 2 0 ( 刀)オ フシーズ ン トレーニ ングが 男子 大学 ボー ト選手 の無酸素パ ワー と筋 厚 に 与 え る 影 響 .体 力 科 学4 9:4 6 9- 4 8 0. 1 9 9 2) 1 7)山本利春 ,山本正嘉 ,金久博 昭 ( 灘本 ほか 陸上競技 にお け る一流 お よび二流選手 の 下肢 筋 出力 の比 較 -1 0m 走 ・走 幅跳 ・ 三段跳選手 を対象 と して.∫.∫.Spo r t s Sc i .ll( 1 ) :7 2-7 6. 1 8)山本利春, 山本 正嘉 ,吉永孝徳,井上哲 朗 ( 1 9 97 )競技特性 か らみたエ リー トス ポ ー ツ選手 の筋パ ワー.武道 ・スポー ツ 科学研 究所年報第 2号 :1 3 5-1 3 9. 35
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