溶連菌感染症の発症について(お知らせ)

平成27年7月31日
保護者のみなさまへ
都立城南特別支援学校長
和田 喜久男
溶連菌感染症の発症について(お知らせ)
27日(月)夏季プールに登校していた小学部児童 1 名が溶連菌感染症に罹患したと
の報告を受けましたのでお知らせいたします。
下記のとおり、感染予防や健康管理に留意し、適切な対応をお願いいたします。
記
1 溶連菌感染症とは
溶連菌という細菌がのどや皮膚に感染する病気です。潜伏期間は2~3日で1年中発症
しますが、のどは12~3月に、皮膚は7~9月に多い傾向があります。
通常は医師の指示通り服薬して安静にしていれば治癒しますが、体力が落ちているとき
などは中耳炎・気管支炎・リンパ節炎・副鼻腔炎・急性腎炎・リウマチ熱などの合併症を
起こすことがありますので注意が必要です。
2 症状
(1)発熱、のどの痛みと赤み、扁桃腺に白いものが付着する。
(2)口腔内に赤い点状の小さな出血斑が認められる。
(3)舌の表面がイチゴの表面のようになるイチゴ舌という状態になる。
(4)全身に小さい赤い発疹が出てかゆみを伴うこともある。
(5)
(1)~(4)の症状のあとに手足の指先から皮がむけてくる。
3 溶連菌感染症と疑わしい症状があったら
医療機関を受診してください。迅速キットで短時間で診断ができます。
溶連菌と診断された場合は速やかに学校に報告をしてください。溶連菌感染症は学
校感染症のため、出席停止になります。登校を再開する場合には、必ず医師の登校許
可を得る必要があります。登校許可証は学校の HP からダウンロードできます。
医療機関の書式で書いてもらえる場合はそちらでも結構です。
4 溶連菌の予防について
予防接種はありません。せきやくしゃみの飛沫で感染しますので、他の感染症と同
様手洗いうがいを十分にするようにしてください。家庭内では食器や歯みがきコップ
等の共用を避けるようにしてください。
〔お問い合わせ先〕
都立城南特別支援学校
副校長
小滝 義浩
養護教諭 久保村 美弥子
電話 03-3734-6308