第69期株主通信

Japan
Vilene
Rep or t
第
69期 株主通信
2014
4.1
To p m ess age
2015
3.31
P.1-2
が
切り拓く新たな成長
特 集
P.3
財務情報
P.5
会社情報/株式情報
P.6
株主メモ
P.7
証券コード:3514
Top mes s age
中 期 3 カ 年 計 画 の 達 成 に 向 け て 、ま い 進して い きま す 。
①北米・メキシコにおける自動車資材事業の現状と
将来の展望についてお聞かせください。
北
米事業は全体的に順調に進んでおり、当社事業においての大きな柱に育っています。中でも2年
前に操業を開始したフロアマットの生産販売会社であるVIAMメキシコ社は、販売を順調に伸ばし
ています。メキシコは自動車産業が集約し、ますます生産台数が拡大する国ですので、同社の好スタート
は、今後の明るい材料です。
2015年度中に工場を増設する予定で、生産設備についても随時導入を図っ
ていきます。
代表取締役社長 吉田俊雄
2014年度の連結業績は、売上高が564億7千1百万円(前
期比3.
5%増)、経常利益は37億7千6百万円(前期比0.
7%
減)、当期純利益は25億1千1百万円(前期比24.
2%減)
とな
りました。
また北米事業の柱であるVIAMテネシー社は、従来のカーペットマットの拡大に加え、オールウェザー
マットの販売も急速に伸ばしており、今後も設備を増設していく予定です。オールウェザーマットの製造ノ
ウハウについては、今後、
VIAMグループのほかの拠点にも展開を予定しています。それ以外の新規事業
として、自動車以外のフロア材分野への参入を進めており、従来事業にプラスして売上を拡大できるよう
工夫と努力を続けています。
不織布事業も生産合理化と品質向上に向け、
2015年度中にVITECH社に新しい設備を導入すること
を決定し、さらなる業容の拡大を図っていきます。
「中期3カ年計画2013−2015」の最終年度である2015年
度は、国内および北米での販売好調などにより、売上高は61
7億円(前期比9.
3%増)、利益面では、販売増に伴う営業利益
増、持分法適用会社の業績向上に加え、特殊要因として関連
会社での倉庫売却益、工場用地収用に係る特別利益を見込む
こともあり、経常利益は64億円(前期比69.
5%増)、当期純利
益は59億円(前期比2.
3倍)を予想しており、売上高、利益と
も中期3カ年計画の数値を上回る見通しです。
また、経常利益、当期純利益は、特殊要因を除いても、そ
れぞれ最高益となる見通しです。
株主の皆さまにおかれましては、引き続き変わらぬご支
援を賜りますよう、お願い申し上げます。
②近年、メディカル事業も好調ですが、
その背 景と今 後の展 望についてお聞かせください。
メ
ディカル事業は、柱である貼付薬用基布のビジネスが順調に拡大しています。国内のパッ
プ剤市場は規模の縮小により、当社の売上も伸び悩み傾向にありますが、規模の拡大が見
込める国内のプラスター剤基布は新製品に採用されるなど着実に販売を伸ばしています。また、
海外向けビジネスも、ここ数年アメリカを中心にパップ剤基布が急拡大を続けており、アジアでの
拡販も視野に入れ、現在活動を展開中です。
さらに、
コスメティックマスク、全身製剤、冷却用シートなどの分野での販売も拡大してきています。
また、当社は一般消費者向けのマスクの開発、拡販にも力を入れています。タイムリーに新製品
を発売し、その評価は高まってきています。今後、さらにBtoCビジネスの柱になるよう力を注いで
いきます。
※本資料の情報のうち、過去の事実以外のものは、当社グループの方針、期待および戦略などによる将来の予測や見通しであり、
不確実性や変動可能性などを含んでおります。本資料において当社グループの将来の業績を保証するものではありません。
1
日 本 バ イリ ー ン 第 6 9 期 株 主 通 信
日 本 バ イリ ー ン 第 6 9 期 株 主 通 信
2
特集
当 社 の 取り組 みを紹 介します。
No.1 採用拡大を目指し
「水素・燃料電池展」
に出展
当社は、本年2月25∼27日、東京ビッグサイトで行われた「第11回水素・燃料電池展」
に出展し、燃料電池・
燃料電池車の部材としての採用を目指し、開発品を来場者の皆さまに紹介しました。
1
燃料電池車の駆動用バッテリーに
当社のセパレータが採用
3
環境負荷低減に貢献する
部材開発に注力します。
No.2 「フルシャットマスク® UVカット」を新発売
当社は本年3月、
「フルシャットマスク® UVカット」
を新発売しました。
1
紫外線対策に
ご使用いただけるマスク
燃料電池車の駆動用バッテリーは、減速時に回収
当社はほかにも燃料電池用吸気フィル
紫外線の数値は春先より上がり始め、
7月前後にピーク
したエネルギーを貯蔵し、加速時には燃料電池の出
タ、高分子電解質膜用複合基材などを開
を迎えます。当社は紫外線による肌トラブル
(しみ、そばか
力をアシストするバッテリーで、ニッケル水素電池搭
発しています。
すなど)を防ぐためにご使用いただけるマスクを、
「フル
載のものには当社製のセパレータが採用されてい
排ガスを一切発生させず、究極のエコ
の新シリーズとして発売しました。
シャットマスク®」
ます。
カーと呼ばれる燃料電池車は、市販もス
タートし、世間の注目をますます集めてい
ます。当社も燃料電池・燃料電池車の発展
2
燃料電池向けのさまざまな
開発品をアピール
当社の開発品である「導電性多孔シート」は薄膜
化、孔径と空隙率のコントロ−ルが可能で、ガスや液
体など流体の透過性に優れており、燃料電池車の電
に、ものづくりでかかわれるよう、さらに開
発に力を注いでいきます。
2
高いUVカット効果を実現
当製品は、
UVカットに効果的な酸化チタン含有フィル
タを採用。それにより紫外線遮蔽率は98%、
UPF50(注2)を
実現しました。紫外線対策のほかに、
PM2.
5、ウイルス飛
沫、花粉対策にもお使いいただけます。
極用材料として採用されることを目指しています。
首都大学東京と共同研究開発した「固体高分子形
は、主に自動車用途
燃料電池向けの電解質超薄膜(注1)」
をターゲットにしており、低加湿下でも高効率で電池
を動かすことを可能にします。
(注1)
※本研究は首都大学東京・都市環境学部・川上浩良教授との共同研究です。
※本研究は新エネルギー・産業技術総合開発機構
(NEDO)の委託研究
「固体高分子形燃
料電池実用化推進技術開発/次世代技術開発」
により実施しました。
3
お客さまの目に留まる
印象的なパッケージを採用
当製品のパッケージは、光の陰影を意識した印象的な
デザインとしました。今夏にはJR山手線およびJR大阪環
状線に車体広告を出します。より多くの方々に見ていた
だくことで、さらなる拡販を目指します。
(注2)
UPF・
・
・Ultraviolet Protection Factor
(紫外線保護指数)
の略称
3
日 本 バ イリ ー ン 第 6 9 期 株 主 通 信
山手線車体広告
(車体はイメージです)
日 本 バ イリ ー ン 第 6 9 期 株 主 通 信
4
財
会
務情 報(連結)
売上高 (単位:億円)
481
546
営業利益 ( 単 位:億 円 )
565
27.3
3.5
%増
2014/3
24.4
10.6
10.3
%減
(前期比)
2013/3
2015/3
2014/3
会社 の 概要 ( 2015年 3月31日現 在 )
株式 の 状況 ( 2015年 3月31日現在)
(連結)
1,739名
従 業 員 数:
号:日本バイリーン株式会社
(単体) 849名
JAPAN VILENE CO., LTD.
(英文名)
16社
(昭和35年)
6月1日
連 結 子 会 社:
設 立:1960年
9社
持分法適用会社:
資 本 金:10,680百万円
発行可能株式総数:152,713,000株
発行済株式の総数: 52,840,945株
6,244名
株
主
数:
商
(前期比)
2013/3
社情報/株式情報
2015/3
自動車資材分野の売上好調により増加
事業拡大による費用増加により減少
北米での自動車用フロアマット、国内・北米での天井表皮材の販売
売上高は増加したものの、事業拡大に伴なう費用の増加などにより
が好調に推移。為替の影響もあり、前期を上回りました。
前期を下回りました。
大株主 ( 2015 年 3月31日現 在 )
役員 ( 2015年 6月26日現 在 )
代表取締役社長
吉田 俊雄
株 主 名
専 務 取 締 役
木村 政廣
常 務 取 締 役
川村 智
フロイデンベルグ エスイー
常 務 取 締 役
江﨑 康博
取 締 役
中小路 康治
取 締 役
17,647
33.40
東レ株式会社
9,242
17.49
日本バイリーン取引先持株会
1,561
2.95
下田 敦司
日誠不動産株式会社
1,000
1.89
取 締 役
岩﨑 元一
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
(信託口)
864
1.64
取 締 役
伊豆田 幸康
日本バイリーン従業員持株会
789
1.49
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505223
779
1.47
CBNY-GOVERNMENT OF NORWAY
651
1.23
第一生命保険株式会社
590
1.12
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
(信託口)
546
1.03
取締役
(非常勤) トーマス・ザイデル
経常利益 (単位:億円)
38.0
37.8
33.1
0.7
19.6
% 減
2014/3
2015/3
25.1
24.2
(前期比)
2014/3
2015/3
好調な持分法投資利益により前期並み
前期の特別利益計上の影響により減少
営業利益は減少しましたが、東アジアの関連会社の持分法投資利益の
前期に負ののれん発生益7億3千1百万円を計上した影響で8億円の
増加などにより前期並みになりました。
減益となりました。
※記載金額は四捨五入としています。
配当の状況
5
配当方針および当期業績に基づき期末配当は8.5円といたしました。
( 年間配当は17円)
今期の配当は25円(普通配当20円、特別配当5円)
を予想しています。
日 本 バ イリ ー ン 第 6 9 期 株 主 通 信
青木 則幸
常 勤 監 査 役
玉造 稔※
※印の役員は社外取締役または社外監査役です。
%減
9.7
2013/3
常 勤 監 査 役
監査役
(非常勤) ハインリッヒ・メンクハウス※
(前期比)
2013/3
取締役
(非常勤) 枡田 章吾※
当期純利益 ( 単 位:億 円 )
持株数(千株) 持株比率(%)
所有者別持株分布状況
金融商品取引業者 1.22%
金融機関
9.60%
その他法人
16.80%
自己株式
17.14%
金融商品取引業者 1.36%
自己株式 0.04%
金融機関
9.50%
外国法人など
32.17%
個人その他
23.07%
2012年3月31日現在
(発行済株式の総数:60,140,945株)
その他法人
22.12%
外国法人など
41.37%
個人その他
25.61%
201 5 年3月31日現在
(発行済株式の総数:52,840,945株)
日 本 バ イリ ー ン 第 6 9 期 株 主 通 信
6
株
事
業
主メモ
年
度
4月1日から翌年の3月31日まで
配 当 基 準 日
期末配当金 3月31日 中間配当金 9月30日
定 時 株 主 総 会
6月
単 元 株 式 数
1,000株
株主名簿管理人
特別口座の口座管理機関
三菱UFJ信託銀行株式会社
株式に関するお問い合わせ先
公 告 の 方 法
上場証券取引所
東京証券取引所
(市場第一部)
証 券 コ ー ド
3514
以下の表をご覧ください。
お問い合わせの内容
●
●
●
●
電子公告により行う
【公告掲載URL】http://www.vilene.co.jp/
(ただし、
やむを得ない事由により電子公告による公告をすることが
できない場合は、東京都において発行する日本経済新聞に掲載いたします。)
お問い合わせ先
住所・氏名などのご変更
単元未満株式の買取のご請求
配当金の受取方法のご指定
相続に関するお手続き
お取引の証券会社など
※特別口座に記録された株式については、下記の三菱UFJ信託銀行 証券代行部にお問い合わせください。
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
〒137−8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号
TEL 0120−232−711
(通話料無料)
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れるよう工夫を続けています。
http://www.vilene.co.jp/
〒104-8423 東京都中央区築地五丁目6番4号
浜離宮三井ビルディング
TEL
(03)
4546-1111