第 46 号 - 愛生会病院

医療・介護・保健の月刊ニュースレター
第 46 号
ラブ
愛・レター
医療・介護・保健の月刊ニュースレター
愛生会病院だより
文責:
患者サービス向上広報委員会 委員長 敦賀弘道
46 号
2015 年 12 月
あたたかな心のふれあい heart-warming
地域の医療、介護との連携
[記事提供]看護部長 五十嵐 しのぶ
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愛生会病院 地域医療連携研修会
日時:平成 27 年 11 月 5 日(木)
時間:18:15~20:00
場所:アートホテルズ旭川

講演:「在宅医療の実際 -症例を
通して-」
医療法人交雄会メディカル 愛生会
病院 内科医長 敦賀 弘道 先生

特別講演:「2025 年に向けた医療
と介護の連携(地域医療構想を見据
えて)」
北海道保健福祉部 地域医療課長
大竹 雄二 先生
当院主催の地域医療連携研修会は、
3 回目となります。
地域の医療、介護と連携を図ること、また
情報共有や知識を高めることを目的に開
催しています。
今回は、昨今の医療行政を背景に在宅
医療、医療と介護連携の講演を企画し、
医療機関、介護事業所等にご案内したと
ころ医師、看護師、MSW、ケアマネージャ
ー、介護員など多くの職種の 160 人を超
える方々にご出席頂きました。
ました。講演後のアンケートでは、「患者や
家族の意向を大切にしていることが伝わっ
た」「在宅医療のことが理解できた」などの
意見がありました。
「在宅医療の実際 -症例を通して-」
訪問診療を行っている敦賀医長は、症
例を通して、どのような評価方法で実施し
ているのか、何が必要なのかなどお話し頂き
写真 1.敦賀弘道 先生
裏面へ続く...
医療・介護・保健の月刊ニュースレター
第 46 号
前項より...
「2025 年に向けた医療と介護の連携
(地域医療構想を見据えて)」
大竹雄二先生の講演では高齢化の進
展による医療提供体制について、地域医
療構想のポイントなど今後の医療の方向
性をお話ししていただきました。受講者の方
からは、「方向性の情報を具体的に聴くこと
は意義深い」「もう少し時間をかけて説明し
てほしかった」など意見が多く、称賛されまし
た。
写真 2. 大竹雄二 先生
報道にもあるように、地域医療・介護総
合確保推進法に基づき、道が策定する医
療体制のビジョンである地域医療構想、今
年度から「在宅医療・介護連携推進事業」
を国が実施しています。高齢化、人口減と
多くの課題がある中で各々の病院、施設
等の役割を一層求められ、そして益々、地
域との連携が重要になると感じています。
医療機関、施設、介護事業所それぞれ
最後に研修会にご協力、ご出席頂きま
役割の違いはありますが、患者さまが安心
した皆さま、そしてご講演いただきました、敦
して治療や生活ができるよう今後も地域医
賀内科医長、ご多忙の中快諾していただ
療機関、介護事業所等の連携を図ってい
きました大竹先生に深く感謝致します。
きたいと思います。
ノロウイルスに気をつけて!
[記事提供] 内科医長 敦賀 弘道
これから特に注意が必要となるノロウイ
ルスについて紹介させていただきます。
HEART-WARMING
〒078-8340
旭川市東旭川町共栄 223 番 6
Tel 0166-34-3838
Fax 0166-34-2867
ホームページ www.aiseikai-hp.jp
ノロウイルスは感染性胃腸炎を引き起
こすウイルスで、特に冬季に流行しますが、
年間を通じても発症します。通常、感染
1~2 日後程に嘔気、腹痛で始まること
が多く、嘔吐、下痢、発熱等を生じ、3
日ほどで回復します。感染しても発症し
ない場合や軽い風邪のような症状の場
合もあります。ただし、高齢者や乳幼児
では重症化することがあり、また、家族
内や施設、学校、病院等での集団発
生がしばしば見られることから、注意が
必要です。
治療は水分補給等の対症療法が中
心で、抗生剤は無効です。非常に感染
力が強く、嘔吐物の処理をきちんとして
いないと、乾燥後に舞い上がったウイル
スを吸い込んでしまい、感染を生じること
もあります。
また、吐物、糞便の取り扱いが重要
で、アルコール消毒は効果が乏しく、85
度で 1 分以上の加熱か、次亜塩素酸
ナトリウムによる消毒が必要です。
手洗いもしっかり行い、感染対策を
徹底していきましょう。
インフルエンザにもご注意!!
~ご面会の方へ~
インフルエンザが流行してくる季節です。
感染予防のため、入院前に設置の消毒
液で手指を消毒後、マスクを必ず着用し
てからご面会ください。(お子様も同様に願
います)
また、面会時間は長時間に及ばないよう
ご協力お願いいたします。