3-1 [配付用] 資料 消防団って、なあに? ❶消防団とは? 消防団の人は、ふだんはそれぞれ自分の仕事を持ちなが ら、いざ火事や地震、風水害などの災害が起きたときに、消 防署の人と力を合わせて私たちの安全を守るために活動して います。皆さんのお父さんやお母さんの中にも消防団に入っ ている方がいることでしょう。 山火事の消火活動を行う甲府市消防団 (山梨県甲府市) また、消防団の人たちは、ふだんから火事を出さないよう に、皆さんの家をまわって防火を呼びかけたりしています。 消防団は、法律(※)で「将来にわたり地域防災力の中核として 欠くことのできない代替性のない存在」とされており、これ からもずっとみんなの町を守るリーダーとして、重要な役割 をはたしつづけます。 女性消防団員の応急急後訓練 (福井県永平寺町) <日ごろの活動> 消防団の活動は、災害対応はもちろんこと、訓練、地域の 方々に対する訓練指導、救急指導、危険な場所の調査、年末 警戒や放火防止パトロールなど地域に根づいたいろいろな活 動をしています。 さらに、救急講習会の指導員や広報などで活躍していま 女性消防団員による防火紙芝居 (奈良県奈良市) す。 ❷災害時には…… 阪神・淡路大震災の時は、多くの消防団員が、自分たちの家や家族が被害を受けているに も関わらず、地震直後から消火活動や救助活動、住民の避難誘導、救援物資の搬送などの活 動を行いました。このとき、消防団員に多くの住民が協力しました。 また、近年の豪雨や台風による災害の時にも、多く の消防団員が危険な場所を見まわり、救助活動、住民 の避難誘導、土のう積みなどの活動を行い、住民から は、炊き出しなどによる支援が行われました。消防団 が日ごろから地域に密着した活動を行っている結果と いえます。 一人暮らしのお年寄りを訪問(福岡県立花町) ※消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律 161
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