余別・海HUGくみたい

森・川・海を育む
余別・海HUGくみたい
○活動組織の概要
発⾜年⽉⽇:平成22年6⽉30⽇
構成員(平成26年11⽉現在)
132名
東しゃこたん漁協積丹地区浅海部会 110名
積丹⽀所⻘年部
18名
漁協役職員
4名
年目
多様な在来種が混交する自然林を
再生するため、次の植樹活動を
行っています
1
① 北海道科学⼤学の岡村先⽣の
指導のもと、⽣態学的混播・混植法
(コンパ法)による植樹活動を実施。
①種取り
③小苗の管理
②種まき
年目
② 外来種のニセアカシアの除伐
北海道の⻄海岸につき出る積丹半島の先端に位置する余
別海域は、昭和40年頃から磯焼けが⽬⽴つようになり、⾝の
⾊が悪く、成⻑の遅れたウニが増え、漁獲が減少しています。
磯焼けの原因は、ウニの⾷害、栄養塩不⾜、海藻胞⼦不⾜と
考えています。そこで、⻘年漁業者を中⼼として磯焼け対策に
取り組み、藻場の維持・保全を⾏うとともに、森・川・海がつな
ぐ栄養循環の保全や観光協会と連携したイベントの開催、さら
には市⺠との海域利⽤のルールづくりなど、多⾯にわたって活
動をしています。
2
※⽣態学的混播・混植法とは、⾃然に
近い樹林を⼤規模に再⽣することを⽬的
とした植樹⽅法です。
④基盤整備
⑤混植
⑥モニタリング
サクラマスは、樹木から落ちた昆虫や
水生昆虫を食べて川で成長し海へ出ま
す。そして、海の栄養を体にたくさん
蓄え、産卵のために遡上します。産卵
後、熊などにより陸に上げられ動植物
の栄養となります。これは、余別川を
通じて森と海の栄養循環を意味します。
私たちは、原始の姿を残す余別川上流
域の栄養を循環を守るため、発眼卵の
河床埋設放流を行っています。
町の観光協会とコ
ラボして地元や観
光客の⽅々に”さく
らます”について
知ってもらう「さくら
ます祭り」を春に開
催しました。
ウニの密度管理は、9⽉〜12
⽉の期間に実施します。H25
年は約4万個、H26年は約2
万個のウニを取り上げ、対象区
域へ移設しています。
ウニを取り上げた所では、コンブ
の幼芽が確認されるようになり
ました。
活動組織 余別・海HUGくみたい(東しゃこたん漁業協同組合積丹⽀所内)代表者 佐藤 正樹
連絡先:〒 046-0326
北海道積丹郡積丹町⼤字⽇司町564番地 TEL 0135-45-6246