病理組織標本作製・病理評価サービス 速やかな対応で、ご要望に沿った高品質な 組織標本を作製いたします 病理標本作製 ●種々の病理染色が受託可能 ●切り出しから、各種ブロッ ク作製、薄切切片作製およ び染色を、個別工程より依 頼可能 ●各種染色スライドの評価・ 解析・判定のみも可能 ● パラフィンブロック、凍結ブロック、 セルブロック作製 ● 各種特殊染色標本 ● 免疫染色標本作製 ● 樹脂包埋研磨・薄切標本作製 【対象検体】 ヒト・ラット・マウス・モルモット・ウサギ・ イヌ・ネコ・鳥類・魚類・甲殻類・両生類・昆 虫類・培養細胞・植物・食物・人工物を含む検 体(アパタイト・人工関節・ステント)等の研 究材料 株式会社 新組織科学研究所 http://www.hslabo.co.jp/ 樹脂包埋薄切・研磨標本 樹脂包埋とは、ヒトや動物の骨などの非脱灰組織や、歯等の生体材料を対象とし、病理標本を作製する技 法です。 近年は医療機器の研究対象の金属製インプラントおよびアパタイト埋植組織、人工関節、人工血管、微細 で複雑なステント、コイル埋植組織などの需要が増加しており、これらを樹脂に包埋し、研磨や薄切による 標本作製をおこないます。 また、パラフィン包埋では成し得なかった樹脂包埋の連続切片を用いた3D画像解析のためのご依頼や、 新型の生体吸収型ステントでの樹脂標本作製といった高品質の硬組織標本がますます必要とされてきていま す。 本サービスでは、樹脂包埋後、特殊技術による研磨(通常のミクロトームでは薄切不可能な非脱灰組織や 金属を含むサンプル) 、あるいはタングステンカーバイト製の刃を用いたミクロ卜ームによる薄切(細い微小 な金属を含む組織) により切片を作製し、染色・封入します。 当社は、独自の技術開発を追求し、高品質な硬組織標本作製業務を受注することが可能です。作製困難と 思われるサンプルなどがあればお気軽にお問い合わせください。 研磨標本 研磨標本(非脱灰) 一般的なコールHE染色 トルイジンブルー染色 樹脂ブロック・薄切標本 薄切標本(非脱灰) 非脱灰でないと染められないコッサ染色 樹脂ブロック 硬質の金属ステント ステント留置血管 Cole's HE染色 インプラント ビラネバゴールドナー染色 ステント留置血管 Cole's HE染色 ステント留置血管 樹脂ブロック作製に要します納期の目安は下記のとおりです。 お預かりする材料の大きさにより前後する場合もあります。 項目 樹脂ブロック作製のみ 標準納期 研磨用:約8週 固定組織から樹脂研磨標本作製 固定組織から樹脂薄切標本作製 薄切用:約4週 約10週 約7週 樹脂包埋薄切・研磨標本に関わる研 究受託・サポートが可能です。多くの 経験から、研究開発の目的に応じて、 最適な標本作製方法を提案します。 病理組織標本作製 パラフィン / 凍結ブロック作製、薄切切片作製および染色の個別工程でも、 お引き受けいたします。種々の特別染色に対応します。 ● ● ● ● ● パラフィンブロック、標本作製 凍結標本作製 各種染色標本作製 樹脂包埋薄切・研磨標本作製 組織マイクロアレイ標本作製 マウス大動脈 脂肪染色(オイルレッドO染色) マウス大動脈 マッソントリクローム染色 ラット関節 モバット五重染色 特殊染色一覧 【膠原線維】 【軟骨】 アザン染色(AZAN) サフラニン O 染色 マッソン・トリクローム染色(MT) トルイジン青 ワンギーソン単染色 アルシアン青 ピクロシリウスレッド染色 【弾性線維】 【中枢神経組織】 クリューバー・バレラ染色(KB) 【組織内白血球】 ルナ好酸球染色 ギムザ染色 【線維素】 リンタングステン酸ヘマトキシリン染色(PTAH) 【病原体】 エラスティカ・ワンギーソン染色(EVG) ルクソールファストブルー染色(LFB) メチレン青染色 エラスティカ・マッソン染色(E-MT) ニッスル染色 グラム染色 レゾルシン・フクシン染色 ボディアン染色 チール・ネルゼン染色 ビクトリア青染色 オルセイン染色 アルデヒド・フクシン染色 【細網線維】 鍍銀染色(Ag) 過ヨウ素酸メセナミン銀染色(PAM) 【多糖類】 【核酸】 メチルグリーンピロニン染色 【脂質】 ギムザ染色 ワルチンスターリー染色 グロコット染色 ズダン染色 ムチカルミン染色 オイルレッド O 染色 オルセイン染色 【生体内色素】 シュモール反応染色(リポフスチン) ビクトリア青染色 【その他】 過ヨウ素酸・シッフ反応染色(PAS) ホール法染色(胆汁色素) モバット五重染色 アルシアン青染色 フォンタナ・マッソン染色(メラニン) NADH-TR 染色 ムチカルミン染色 【酸性ムコ多糖類】 【無機物】 TRAP 染色 アリザリン赤染色(ダール法) Cole's HE 染色 コロイド鉄染色 コッサ反応染色 ビラネバ・ゴールドナー染色 トルイジン青染色 ルベアン酸染色 アルシアン青染色 アルシアン青−PAS 重染色 【アミロイド】 コンゴー赤染色 ダイレクト・ファースト・スカーレット染色(DFS) ベルリン青染色 【内分泌細胞】 グリメリウス染色 アルデヒド゙・フクシン染色 その他の特殊染色をご希望の場合、 ご相談ください 免疫染色標本作製 染色条件が確定しているものは勿論、条件の不明な抗体については抗原賦活化の方法や 抗体希釈濃度の検討から行い、至適染色条件を決定し染色を行います。 Cytokeratin 角質を含む上皮細胞 S-100 Vimentin 神経鞘神経細胞 GFAP 間質系由来の細胞 CD3 T-Cell 星状膠細胞 Glucagon(赤色) Insulin(茶色) 二重染色 CD31 vWF 血管内皮細胞 CD79acy B-Cell CD3 + CD20 + Iba1 三重染色 GFAP + Iba1 抗体 二重染色 HER2 +HER3 二重染色 染色実績(一例) Ki-67(SP-6) CD68 eNOS ICAM-1 MUC2 Ki-67(TEC-3) CD79 ERα IgA N-Cadherin SMemb GST-π(GSTp) CGRP F4/80 IgG NF-L SQSTM1/p62 ピモニダゾール ChromograninA Fas IKBα NGF Survivin 5HT C-kit FGF-18 IL-6 Nitrotyrosine TNFα 8-OHdG Collagen type II FGF-2 iNOS Nucleobindin2⇒Aquaporin2 typeⅣ Collagen AChRα4 Collagen type I FGF-R Integrinβ1 p63 VEGF Receptor3 Aggrecan Collagen Type X Fibrinogen Keratin K3/K76 PCNA/proSP-C ( 二重染色) Vimentin Aquaporin2 ConA Fluorogold Keratin12 PDGF-β Von Willebrand Factor Aquaporin4 Connexin43 GIPR Keratin19 PGP9.5 ZEB1 AR COX2 GLP-1R Keratins 8/18 Phospho-p38 MARK ZO1 Caspase-3 CRF Glucagon/PYY(二重染色) Ki-67(MIB-5) p-MYPT1 αSMA CathepsinK Cykeratin wide Glucagon Laminin5 Podoplanin(D2-40) βGaractosidase CD11b Cytokeratin18 GST-P LAMP-2 proSP-C βカテニン CD206 Cytokeratin7 Heparan Sulfate(clone:JM403) Macrophage(MOMA2) PTEN グルカゴンインスリン(二重染色) CD20 CytokeratinAE1/AE3 HER2/neu Macrophage (MAC387) PYY セロトニン CD31 Desmin HIF1 alpha MCM4 RELM-β ルシフェラーゼ CD34 E-Cadherin HSP70/HIF1α(二重染色) MCP1 Rhodopsin(Opsin) CD36 EGFR HSP70 Melan-A ROCK2 CD3 ENaC Iba1 / RELM-β(二重染色) Mesothelial Cell RUNX2 CD41 Endothelin-1 Iba1 MRC1/CD206 S100 SCF PID による標本作製サービス 「ナノ病理」による次世代病理染色 詳細は別パンフレットを御覧ください PID(Phosphor Integrated Dot nanoparticles)技術は、コニカミノルタ株式会社のナノテクノロジーに より新規開発された技術・材料であり、従来に無い全く新しい免疫組織染色の病理検査の世界が展開できる 可能性が報告され始めた新しい技術です。当社は、コニカミノルタ株式会社からの技術提供を受けて実施し ております。 ● 対象マーカー:HER2、Ki-67、c-MET、PD-L1 (今後、順次追加予定) ● PID 技術の構成と特徴 ① ナノ粒子蛍光体形成技術(高輝度、高耐久性) ② 抗原抗体反応制御技術(非特異的吸着・反応抑制) ③ 高感度・定量性の確保(1 粒子レベルの検出) ④ ソフトウェア解析技術(粒子数解析、細胞計測) 細胞あたりの粒子数:162 高耐光性 高輝度 102 101 10 0 10 -1 10 -2 10 -3 DAB 強度 100 Fluorescent intensity (Relative Value) Fluorescent intensity (Relative Value) 103 蛍光色素 量子ドット PID (Fluorescence Nanoparticle) 有機系蛍光色素に比べ 10,000 倍以上の 高蛍光輝度を有します。 PID 80 60 40 蛍光色素 20 0 1 細胞あたりの粒子数:434 3 5 10 露光時間 (min) PID は蛍光色素に比べて 10 倍以上の 耐光性があり、顕微鏡励起照射 5 分で 80% の輝度を維持しています。 16 14 12 10 8 6 4 2 0 PID: 粒子数 120000 ON 100000 80000 60000 OFF 40000 20000 0 10 -5 10 -4 10 -3 10 ビオチン濃度 (mM) -2 0 0 10-5 10-4 10-3 10-2 ビオチン濃度 (mM) 市場で最も利用されている DAB との比較においては、DAB は低濃度で発色 されず、高濃度で急激に飽和するのに対して、PIDは低濃度から高濃度まで 幅広いレンジで蛋白濃度を組織上で表現可能でした。 病理標本の評価・解析 ● 医薬品や医療機器関連 医薬品・医薬部外品・農薬・動物用医薬品・化学品・化粧品・医療機器関連の病理学的検査において、 安全性試験、探索毒性、薬効薬理試験等に伴う病理標本の評価・解析を行います。 ● 学術分野 医薬品や医療機器関連だけでなく、その他の実験病理学的分野(医学・歯学関係の学術研究用・学会発 表用など)における病理標本の評価・解析を行います。 ● 遺伝子改変動物に対する病理組織学的スクリーニングの実施 遺伝子改変動物(トランスジェニック(Tg)マウス、ノックアウト(KO)マウス、ノックイン(KI)マ ウス等)の表現型解析における病理組織学的スクリーニングを行います。 ● 写真撮影 病理診断に伴う顕微鏡写真を撮影します。 ● 画像解析 特殊染色や免疫染色された標本の病理画像から、特定の要素を抽出し、特徴量を計測します。(例:長 さ、面積、個数) 実験病理学的分野における病理組織学的評価・解析を行います。 スコア判定例 • H-score • 肺線維化 Ashcroft-score • 軟骨 Mankin-score • 脂肪肝 (David E et al. 2005) • 糖尿病性腎 (Yoshio U et al. 1992) • 腸管炎症 (Burich A et al. 2001) 当社の特色 【登録衛生検査所】 平成26年7月登録衛生検査所(福保医安登第241号) ご依頼については、当社ホームページの「ヒト検体の病理検査ご依頼の際の注意事項」を御覧ください。 【GLP 施設】 私たちはGLP における安全性試験の一部委託として、病理組織標本の作製を行っています。 ● 医薬品医療機器総合機構による「医薬品GLP」適合(平成26年11月、薬機発第1126079号) <7回目> ● 厚生労働省医薬食品局による「化学物質GLP」適合状況についての評価(平成27年1月、薬食発 0130 第8 号)<4回目> ● 農林水産省消費・安全局による「農薬GLP」の毒性及び残留性に関する試験の適正実施に係る基準 適合確認(平成27年4月、26消安第3725号-1)<4回目> □ 複数場所試験における試験場所として、試験の一部受託(病理組織標本作製)を実施します。 □ 病理組織標本作製に特化した施設として、標本作製に最適な作業場所(GLP区域)を保有していま す。 □ 標本作製の作業過程を詳細に記録し、試験の再現性を確保します。 □ QAU による調査を実施し、試験の信頼性を保証します。 □ 非GLP試験の標本も作製します。 【専門家数(重複含む)】 病理標本の各種サービスをお受けできます経験を有する専門家が在籍しております。 資格 医学博士 医師 臨床検査技師 細胞検査士 獣医学博士 獣医師 米国獣医病理専門医 人数 4名 2名 5名 1名 2名 6名 1名 資格 日本獣医病理学専門家協会(JCVP)会員 JSTP 認定毒性病理専門家 安研協認定技術者 実験動物1級技術者 実験動物2級技術者 二級臨床検査士(病理学) 主要取引先 人数 1名 3名 3名 1名 1名 2名 お問い合わせ • 農林水産省・厚生労働省・経済産業省の関連独 立行政法人および関連研究機関 • 国公立・私立理科系教育機関(主に医学系・歯 学系・薬学系・獣医学系) • 公営医療機関、民間病院、臨床検査センター、 動物病院 • 製薬・医療機器・食品・化学品・農薬等メーカー • 安全性試験受託機関 • 理化学機器・検査薬・医薬品販売代理店各位 他多数 病理標本作製サービス、病理評価サービスの 問い合わせは、当社ホームページ「お問い合わ せ」または下記の電話・メールアドレスからお 気軽にお問合せください。 MBL ネットワーク 株式会社新組織科学研究所 〒198-0005 東京都青梅市黒沢二丁目 979番地の2 TEL :(0428)74‒4741 FAX :(0428)74‒4505 info@hslabo.co.jp http://www.hslabo.co.jp/ お問い合わせ下さい E-mail: [email protected] TEL : (0428)74 ‒ 4741
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