安田女子大学 1. オタフクソース株式会社 お多福グループ株式会社は広島県に本社を置く中小企業であり、その中の事業会社の一つであるオタ フクソース株式会社はソース、酢、たれなどの調味料の開発・製造・販売を行っている。手軽で栄養価 が高く、鉄板を囲んでのコミュニケーションを楽しむことができるお好み焼きの魅力を広めるため、お 好み焼き教室や開業支援研修の実施、Wood Egg お好み焼館の運営など、お好み焼き文化の普及にも取 り組んでいる。 2. 志望動機 私は会社の中で、それぞれの部署で働く人たちが具体的に何をして、どんなことを目的として日々働 いているのかを知りたいと思い、今回インターンシップに参加しようと思った。特に、食品業界に興味 があったため、県内の食品企業として名を知られているオタフクソース株式会社へのインターンシップ を希望した。 3. 研修の目的 来年、就職活動を控えている中、会社は具体的にどんなことをしているのか、自分は会社に就職して 何がしたいのかなど実際に会社の活動内容やそこで働く人の姿を見ないとわからないことを理解するた め。また、就職した後役立てることができる、今学んでおくべきことを知るため。 4. 研修スケジュール 月 日 8 月 4 日（月） 研修・業務内容 企業説明、工場内での製造見学、 オタフクソース株式会社 お好み焼き館の見学、雑務 8 月 5 日（火） お好み焼き館・工場見学者へのご 同上 案内同行、雑務 8 月 7 日（木） お好み焼き館・工場見学者へのご 同上 案内同行、雑務 8 月 8 日（金） 研修先 お好み焼き館・工場見学者へのご 同上 案内同行、雑務 5. 研修内容 私が就業体験をさせて頂いたご案内課は、本社のすぐ近くの Wood Egg お好み焼き館という建物の中 にあった。そこでは、ご案内課とお好み焼き課の二つの部署があり、ご案内課ではお客様にお好み焼き やソースまた会社の歴史、ソースの原材料についてを映像や様々な展示物を通してわかりやすく伝えて いる。私は２日目以降、お客様へのご案内に同行させて頂き、見学場所へ指示をしたり、団体のお客様 がはぐれないようにといった補助をさせてもらった。約１時間半のご案内に１日１件か２件同行させて 頂き、それ以外の時間はパソコンの入力をしたり、来てくださったお客様へのお礼状を書いたりした。 6. 研修で得たこと、学んだこと ご案内課では、お客様にお好み焼きについての知識を身につけて頂くだけでなく、楽しんで見学して 頂くことを大事にしていると感じた。 そのために社員の皆さんはお客様のご要望や行動を常に気にかけ、 案内をする際にもお客様の興味・理解に合わせて一回一回、工夫して進めていた。お客様との対話によ ってお客様に様々なことを知ってもらえることができたり、自分自身も知識を増やすことができ、働く ことがより楽しくなるので、 コミュニケーションをとることはどの仕事においても大切であると学んだ。 7. インターンシップに行くまでにしておいたほうが良いこと インターンシップ先企業に事前訪問した際、なぜ企業のインターンシップに参加したいと思ったか、 何を学びたいと思っているかについて考えがまとまっておらず伝えることができなかった。事前訪問で は企業の方から何か言われるのを待つのでなく、自分から積極的に意志を伝えることでより多くのこと を学べると感じた。 8. 感想 会社の中で働くということは、私が普段しているアルバイトとは全く違い、言われたことをただやる のではなく、自分から積極的に提案したり工夫したりすることが要求されると同時に、大きな責任を持 たなければならないと感じた。働くことに苦労を感じることも多いかもしれない。しかし、今回行かせ て頂いた企業で働く方々を見て思ったことは、忙しいながらも決して笑顔を絶やさず、仕事に情熱を持 って働いているということである。 その姿から、 働くことは単に生活のために必要なことだけではなく、 人を喜ばせることが自分自身の喜びとなるようなやりがいにつながることだと伝わってきた。自分がど んな職業に就きたいか具体的に決まっていない状態であるが、このような体験から、人に健康や笑顔を 届けることのできる仕事は自分にとってやりがいを感じることなのかもしれないと感じた。インターン シップで学んだたくさんのことを生かし、 近い将来、 深く関わっていくことになる仕事について真剣に、 慎重に考えていきたいと思った。 安田女子大学 1. オタフクソース株式会社 オタフクソース株式会社は、ソース、酢、お好み焼きセットなどの開発、製造、販売を行っ ています。また、本社から約 5 分のところにある Wood Egg お好み焼き館という施設でお好み 焼きの歴史や文化を発信し、お好み焼き教室もある広島の企業です。お多福グループの使命感 というのは、 「健康と豊かさと和」をもたらすことにより、社会に貢献します。というもので、 地域社会とのつながりを大切にしています。 2. 明るく、前向きに、積極的に オタフクソース株式会社の社員心得は「ものごとはすべて善意に解釈し、明るく前向きに積 極的に行動します。 」です。私は、5 日間という短い研修期間でしたがこの社員心得をとても感 じる事ができました。社員の皆さんはすれ違うたびに笑顔で挨拶をしてくれました。また、お 客様への対応も丁寧で、地域社会の方々をとても大切にしている事がわかり、クレームがあっ た際には前向きに受け止めて即座に対応しています。また、社員の皆さんの向上心が高いとこ ろにも驚かされました。一人一人が積極的に今の商品よりも良い商品を作ろう、良いサービス を提供しようと努力しています。このように明るく前向きに積極的に働くことが出来るという ことはとても素晴らしいことだと実感しました。また、このようなオタフクソース株式会社の 明るいイメージが地域社会にも伝わり、広島の方だけに限らずさらに多くの方に愛される企業 になっていることが素敵だと思いました。 3. 研修の目的 実際の仕事を体験することで社会の一員となり、社会へ出たときのマナーや責任感を身につ け、様々な場面での対応力を養う。また、この研修で学んだことを今後の就職活動で活かす。 4. 研修スケジュール 月 日 8 月 18 日(月) 研修・業務内容 研修先 会社説明、スケジュール確認、社 WoodEgg お好み焼き館 内見学 8 月 19 日(火) お客様のご案内、雑務 同上 8 月 20 日(水) お客様のご案内、雑務 同上 8 月 21 日(木) お客様のご案内、雑務 同上 8 月 22 日(金) お客様のご案内、雑務 同上 5. 研修内容 オタフクソース株式会社の説明(社内でのルール、ビジネスマナー、経営基本理念、食品業界)、 インターンシップ 5 日間のスケジュール確認、社内見学、WoodEgg お好み焼き館内・外の掃 除、ラジオ体操、朝会、WoodEgg 館内ミュージアム・本社見学のご案内の打ち合わせ、お客 様の見学のご案内補助、お客様へ配るお土産詰め、伝票書き、商談の見学、イベントのリハー サル、海外からこられた見学者のための英語案内の台本チェック、デーツの袋詰め、入場証の 整理 6. 研修で得たこと、学んだこと 研修の目的でもあった、実際の仕事を体験し、社会にでた際の責任感やマナーを身につけ、 様々な場面での対応力を得ることができました。ビジネスマナーはとても重要で、あいさつ、 返事、メモを取る、分からないところは聞くということを常に気をつけていました。そして、 これは基本的なことなのですが一つでも出来ないと社会人としてしっかり働くことが出来ない ことが分かりました。また、ミーティングでの話し合いの場では、皆さんが積極的に意見を出 していました。この話し合いの場を見学して、自分の意見をしっかり持ち、相手に伝えるとい うことの大切さを学びました。商談では、お客様の意見を聞きつつ、一緒に最も良い方法を考 え、より良い内容になるように様々な提案が出来るようにすぐに対応するということを見学し て、責任感や対応の早さや行動の起こしかたを学びました。お客様のご案内では様々な年代、 性別、国籍の方たちがこられるので、その方たちにあった話し方や分かりやすい言い回しなど を毎回変えていました。このご案内では、お客様一人一人に気を配り、お客様全員に楽しんで 満足して帰ってもらえる努力をしていることが分かり、周りの人に常に気を配り、最高のサー ビスを提供するということを学びました。 7. インターンシップに行くまでにしておいたほうが良いこと いろいろな分野の企業を調べ少しでも多くの企業のことを知ること、自分の興味のある企業 はインターネットなどを使ってたくさんの情報を集めること、インターンシップ先が決定し、 訪問するまでにその企業のことを研究し知識を増やしておくこと、マナーを勉強しておくこと 8. 感想 私はこのインターンシップに参加して、普段の生活では体験できない経験が出来たので、こ の研修にとても感謝しています。短期間ではありましたが、社員として働くということの大変 さや達成感、喜びを感じる事が出来ました。また、社員の方とお話をする機会もあり、仕事を していく中で重要なことや、就職するということの大変さ、仕事のやりがいを聞くことが出来 て、私の中で就職して働くというイメージが研修前よりも出来るようになりました。このイン ターンシップでの経験を今後の生活や就職活動に活かしていきたいと思いました。
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