公益財団法人広島県教育事業団事務局 埋蔵文化財調査室

安田女子大学
1. 広島県教育事業団埋蔵文化調査室
前身である財団法人広島県埋蔵文化財調査センターでは、文化財の保護と各種公共事業との円滑な調
和を図り、埋蔵文化財の調査研究、広報普及活動等をとおして広島県の文化の発展と創造に資すること
を目的に、遺跡の発掘調査を行っていた。公益財団法人広島県教育事業団埋蔵文化財調査室では、これ
までの調査研究の蓄積をもとに、埋蔵文化財の調査研究・調査成果の公開などの業務を継続している。
2. 広島県の古墳
古墳は日本列島の岩手県から鹿児島県までの都府県で約16万基が確認されている。そのうち広島県
では約1.1万基の古墳が確認されており、全国第6位の多さを誇る。
広島県内で最大の前方後円墳は東広島市の三ッ城古墳(墳長9.2メートル)
、最大の円墳は三次市の
浄楽寺第12号古墳(直径45.8メートル)である。
3. 研修の目的
社会人として必要なマナーやスキルを学ぶと共に、事業の仕組みを知る。また、コミュニケーション
能力や積極性、協調性の向上を図る。
4. 研修スケジュール
月 日
研修・業務内容
研修先
8 月 18 日(月)
施設見学、資料整理
8 月 19 日(火)
資料整理 他
同上
8 月 20 日(水)
遺物の洗浄
同上
8 月 21 日(木)
資料整理 他
同上
8 月 22 日(金)
イベント準備 他
同上
広島県教育事業団
埋蔵文化調査室
5. 研修内容
資料整理は、全国各地の教育委員会や埋蔵文化調査室、大学などが発行している年報や図書の整理、
移動。今回の研修での主な作業となった。
遺物の洗浄は、遺跡から発掘してきた遺物を水洗いし、ブラシなどでこすって泥を落とす作業。埋蔵
文化財調査室ならではの貴重な体験。
6. 研修で得たこと、学んだこと
遺跡発掘や埋蔵文化の調査研究の歴史的な意義など、今までの生活ではあまり考える機会のなかった
ことに直に触れ、こうした研究を残すこと、伝えることの大切さと苦労を学んだ。私たちの学びの発信
地がここにあるのだと感じた。
7. インターンシップに行くまでにしておいたほうが良いこと
実習先の詳しい事業内容をできるだけ調べること。また、一般的な敬語を正しく、自然と話せるよう
にしておくこと。事前に実習生間の親睦を深め、インターンシップへの意欲をより高めておく。
8. 感想
今回、
こちらでなければ知ることや触れることのできなかった貴重な学びや体験をさせていただいた。
遺物の組み立ての見学や洗浄体験、発掘物に触れるなど、実習内容は一般的でない、特殊なものになっ
た。
私が思い描いていたインターンシップのイメージとはかけ離れた実習となったが、そのぶん、こちら
で得た発見や学び、体験は他所では決して出会うことのなかったものであり、今後二度とこのような機
会は訪れないと思う。私にとって“広島県教育事業団埋蔵文化調査室へのインターンシップ”は特別な
経験となった。
安田女子大学
1. 公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室
文化財の保護と各種公共事業との円滑な調和を図り,埋蔵文化財の調査研究,広報普及活動等をと
おして本県の文化の発展と創造に力を入れている所です。
2. 自由記述
埋蔵文化財調査室で行われている作業
発掘された埋蔵文化財から学んだこと
働く上で必要だと思われること
3. 研修の目的
埋蔵文化財調査室で研修することによって、日本の歴史を深く学べると共に広島にある埋蔵文化財
について知るきっかけがもてると思いました。留学経験を通して広い視野で物事を考えるには、まず
自分が住んでいる国について知ることが一番大切だと思いました。そして、それは経済だけでなく歴
史もです。過去を溯って先祖が生きた時代の物に触れることによって今を生きる自分を見直すきっか
けに繋がるというのも大きな目的の一つです。そして、私たちが歴史の教科書や社会科資料室で見た
ような歴史のあるものがどのように発掘され、どのような形で保存され資料化されていくのかにも関
心があったので埋蔵文化財調査室で学びたいと思いました。
4. 研修スケジュール
月
日
研修・業務内容
研修先
8 月 18 日(月)
研修先の説明、資料の整理など
埋蔵文化財調査室
8 月 19 日(火)
土器の洗浄
同上
8 月 20 日(水)
調査室訪問の事前準備
同上
8 月 21 日(木)
調査室訪問の補助
同上
8 月 22 日(金)
資料の整理、土器洗浄など
同上
5. 研修内容
初日は、埋蔵文化財調査室についての詳しい説明と案内、そして調査で資料化された資料を棚ごと
に整理していく作業を行いました。二日目は、発掘された瓦についての説明を聞いたあと、瓦の洗浄
を行いました。3日目は、次の日の調査室訪問の準備のため掲示用の土器を出し掲示し、資料をまと
めました。4日目は、調査室訪問に来られた来客者を案内し、一緒に調査室への案内に付き添いをし、
最後に調査室訪問で使った土器など出土品を片付けました。最終日は、一日目に行った資料の整理を
した後、
日曜日に行われる行事の準備と火起こし体験をしました。
最後に少し時の洗浄を行ったあと、
インターンシップの担当者の方と5日間終えての感想とともにまとめをし終わりました。
6. 研修で得たこと、学んだこと
私が埋蔵文化財調査室で5日間過ごし学んだことは沢山ありました。まず一つ目は、仕事に熱意
を持って取り組むことです。調査室での作業は発掘や調査したものを資料化するなどひとつひとつの
作業が丁寧に行われないと形にならないものでした。なにより、発掘、土器の洗浄や資料にするまで
の過程が調査室で働く方々の一連の作業になっているのでどんなに細かく時間のかかる作業でもとて
も真剣な眼差しで取り組んでいる様子がとても印象に残りました。二つ目は、働くすべての人がお互
いに敬意を持って働くということです。調査室では、約20人の人が働かれていましたが、皆さんお
互いのことを信頼し尊敬しあって働いているのだと会話の様子から伝わってきました。
7. インターンシップに行くまでにしておいたほうが良いこと
研修先についてよく調べて知識をつけておくことと、自分自身が研修を通して何を身に着けたいか
をしっかり考え明確な目標を立てることが必要だと改めて思いました。そうすることによって、研修
中での行動ひとつひとつに意味を見出すことができるのと、
動き方もまったく変わってくるからです。
私は、日本の埋蔵文化財について明確なイメージを持っていなかったので、少し調べてどのような物
が埋蔵文化財として指定されているのかを明確にしていきました。そうすることによって、説明や作
業の一つ一つにも事前に調べていたことが繋がることもあったので何事も吸収していこうという強い
思いを持って事前に調べていく必要があると思いました。
8. 感想
私は、埋蔵文化財調査室での5日間の研修を終えて働くとうのがどういうことなのか少し分かった
ような気がします。調査室は終始和やかな雰囲気で、働いている方々も温かい人たちばかりでした。
でも、考古学に関する話になると全く違った目つきで熱く語っている様子を見て驚いたと共に私もそ
こまで強く語れることに全力を注いで働きたいと思いました。全ての人たちが自分の仕事に強い熱意
を持って働いているわけではないと思いますが、調査室で働く人々はみんな共通して考古学への熱い
想いを持ち仕事しているのが分かり、それ故に強い信頼関係が築かれているのかなと思いました。こ
こでしかできない貴重な体験を経て、私はもう一度自分自身を見つめなおし本当に自分がしたいこと
は何なのか考えていきたいと思います。
安田女子大学
1.公益財団法人広島県教育事業団事務局 埋蔵文化財調査室
公益財団法人広島県教育事業団事務局埋蔵文化財調査室は、文化財の保護と各種公共事業との円滑
な調和を図り、埋蔵文化財の調査研究や広報普及活動等を通して本県の文化の発展と創造に資するこ
とを目的設立された財団法人広島県埋蔵文化財調査センターを前身とし、業務を包括的に継承して平
成15年4月1日に設置されました。旧石器時代の遺跡から。弥生時代の集落や墳墓、古墳、中世の
山城、近世のたたら跡など数多くの発掘調査を行ってこられ、これらの調査研究の蓄積をもとに埋蔵
文化財の調査研究・調査結果の公開活用などの業務を行っておられます。
2.埋蔵文化財と、その調査とは
埋蔵文化財とは土地に埋蔵されている文化財(主に遺跡といわれている場所)のことです。埋蔵
文化財の存在が知られている土地は全国で約 46 万カ所あり、
毎年 9 千件程度の発掘調査が行われていま
す。埋蔵文化財は日本国内のあちこちに眠っているので、高速道路の建設や、工事をするにあたって、
その土地に重要な埋蔵文化財がないかを調べ、その土地の文化を消さずに記録しておいたり、重要な文
化財があった場合、それを保護したりできるように、埋蔵文化財の調査は行われています。
3.研修の目的
就業体験を通して、社会人に求められるビジネススキルを身に着けるとともに、積極的にいろんな
体験をすることによって自分の可能性を広げるために研修への参加を希望しました。また、埋蔵文化
財というものに触れ、自分たちの地域、国の歴史を感じ、知ることでより自国についての知識理解を
深め、自国文化と他国の文化の違いについても感じることができればと思い、文化についての考えを
深めるという事も目的として参加させていただきました。
4.研修スケジュール
月
日
研修・業務内容
研修先
8月18日(月)
図書整理
埋蔵文化財調査室
8月19日(火)
瓦の洗浄
同上
8月20日(水)
瓦の洗浄・図書整理
同上
8月21日(木)
体験イベントのお手伝い
同上
8月22日(金)
火起こし・イベントの準備
同上
5.研修内容
埋蔵文化財の洗浄や袋詰め、埋蔵文化財を保護するための緩衝材作り、書庫の図書整理をメインで
やらせていただきました。8月21日には埋蔵文化財調査室でイベントが行われたため、展示品の準
備をし、参加者の方々と一緒に施設内を回り、古銭の干拓をとってしおりにするという体験のレクチ
ャーをさせていただきました。
6.研修で得たこと、学んだこと
仕事といっても、書類を作成したりすることだけで仕事になる訳ではなくて、仕事をするために前
段階としてやっておかなければいけない仕事がたくさんあるということが今回の研修で学べた一番の
ことだと思います。まだまだ私の仕事についての考え方が甘いとわかったので、より就業について考
えていかなければいけないと感じました。
7.インターンシップに行くまでにしておいた方がいいこと
自分がお世話になる企業について、何をされているところなのか、何を目標として仕事をされてい
るのかなどは事前に調べて知っておいた方がいいと思います。また、一般的なビジネスマナー、あい
さつなどができるようになっていることも大切だと思います。
8、感想
今回、埋蔵文化財調査室で研修をさせていただいて、埋蔵文化財についての施設などが近くにない
という事もあり、なかなか知る機会のなかったことにたくさん触れ、学ぶことができました。発掘さ
れた昔の瓦や土器を洗わせていただく中でも、洗浄の加減を間違えて模様を消してしまったりしたら
取り返しがつかないという事や、小さな模様などから時代を読み解くという事ができるとわかり、と
ても奥が深くて、自国の歴史・文化を知って後世に伝えていくために重要な仕事をされているのだと
わかりました。