エッセイ39 Honda CB400 Super four Hyper Vtec-SpecⅡ 5月3日の夕方、家内を乗せて旧小木町まで行くこと になった。この日は、家内は知人の母親の通夜に参列す ることになっていたが、小木方面にはあまり行ったこと がないので、私が運転を引き受けたという次第だ。 通夜が営まれている間、私は近くの「たんぽぽ」とい うスーパーの駐車場につい最近納車されたばかりのホン ダのインサイトを止めさせて貰って待つことにした。車 のエンジンを止めてふと前方に目をやると、2台のバイ クが並べて止めてあるのが目に入ってきた。早速、車か ら降りて2台のバイクに近づいた。1台は京都ナンバー でもう1台は神戸ナンバーのバイクだった。京都ナンバーの方は、HondaのCB400とい うバイクで、神戸ナンバーの方は、YAMAHAのドラッグスター(400CC)だった。 一体どんな奴が乗って来たんだろう?と興味津々に2台のバイクを眺めていいると、スーパ ーから二人の若い女性が出てきてこのバイクに向かってきたではないか!佐渡島内で女性がこ のような排気量のバイクに跨がっているのは殆ど見たことが内ので、早速、二人に話しかけた。 「このバイクは、お宅たちのバイクだったんです か?」「はい、そうです」と言う会話からバイクに ついて色々な話をした。二人は連休を利用して佐渡 までツーリングに来たということだった。2台のバ イクの中でも、特にドラッグスターは、車体が大き くてかなりの重量がありそうなバイクなので、「転 けたら一人で起こせるの?」と尋ねたら「時間を掛 ければなんとか起こせます!」という返答だった。 それにしても、うら若き女性が400CCのバイクを 乗り回すなんてすごいなぁ!と感心した。 この日以来、(何とかして自分も400CCのバイクに乗ってみたいもんだ!)という思いが 強くなり始めた。振り返ると、初めは50CCよりもチョッと馬力のあるバイクでいいやと思い、 YAMAHAのYBR125を購入、その後、もうチョッと馬力のあるバイクに乗りたくなり、ネッ ト上で探しまくってKAWASAKIのBALIUSⅡに昇格して終わる筈だった。しかし、何と欲張りなこ とか、遂には400CCのバイクを探すはめになってしまった。 HONDA、KAWASAKI、SUZUKI、YAMAHAの各社で製造した400CCの バイクをネット上で検索しては、どれがいいか検討し始めた。ちょうど、その頃知人から、 「今日から二輪車の運転免許を取るために自動車学校に入校した。ついては、バイクを購入し たいのだが・・・・」という電話を貰った。「えーっ、それだったら俺が今乗っているKAWASAKIの BALIUSⅡを譲ってあげるよ」ということになった。 ネットオークションで検索していると、Honda CB400 Super four Hyper Vtec-SpecⅡという バイクが目に飛び込んで来た。CB400 Super fourは、教習所で乗ったバイクだし、車体の大き さやシートの高さもBALIUSⅡとあまり変わらないが、車重が40kg近く重くなる。他のバイクは、 シートが高かったり車重が200kgを超えるものもある。また、価格等も考慮して平成14年式の このバイクを落札した。 6月29日、バイク輸送会社より「新潟港に到着し、これからフェリーにバイクを積み込む」 という連絡を受けたので、早速バイクを積み込む際に使うハシゴを借りに理センに行き、つい でに知人にもお手伝いを依頼した。 6月30日、知人と軽トラで両津港に向かう。場合によっては、乗って帰れるかも知れないの で、ナンバーを固定するネジも持参した。両津港で、係の人から書類等を受け取って中を見る と、案の定、ナンバーも同封されていたのでバイクに取り付ける。知人に軽トラを運転しても らい、私はCB400 Super fourに跨がって帰ることにした。 このCB400 Super fourは、若者が乗り回していたバイクらしく、各部がカスタマイズされて いた。ハンドルは、セパレートでグリップの位置が異常に低く運転していると肩が凝るほどだ った。自宅に帰ると早速、ネット上で部品(トップブリッジとハンドルバー)を探してノーマ ルに近いハンドルに交換することにした。更に、ミラーも三角っぽい小さな奴だったので、以 前BALIUSⅡで使っていたもので代用することにした。新しいナンバー登録は、昨年同様新潟市 の代行屋さんに依頼した。 という訳で、7月7日になって漸くCB400 Super fourを乗り回せるようになった。以前同様 安全運転に気を付けながら、バイクでの生活を楽しみたいと思っている。
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