(未定稿) Q & A - 福島県多面的機能支払推進協議会

多面的機能支払交付金に係る
Q&A
(未定稿)
【平成27年7月 福島県版】
福 島 県 多 面 的 機 能 支 払 推 進 協 議 会
多 面 的 機 能 支 払 交 付 金 に 係 る
Q
&
A
∼ 目 次 ∼
質
問
事
項
番号
大区分
中区分
項
1
活動組織
規約
複数の組織に重複して構成員にはなれないのか。
1
2
活動組織
規約
農業者と非農業者の区分はどうすればいいのか。
1
3
活動組織
規約
事業及び会計年度は4月1日から3月31日でなくてはならないの
か。
1
4
活動組織
認定
農地中間管理機構の借り受けの有無で、何か制約があるので
しょうか?
1
1
5
活動組織
認定
一部対象農地において、田 畑の地目変更を行った場合、全体
の面積は減少していないため、単価差分の遡及返還は必要無い
か?
6
活動組織
認定
農地維持活動のみの認定期間内に資源向上活動について認定
内容を追加する場合、認定期間はどうすればいいのか。
2
7
活動組織
認定
活動組織間で対象農用地の移動をする場合、どのような手続き
が必要か。
2
8
活動組織
認定
活動区域が市町村に跨がる場合は、どのような手続きが必要に
なるのか。
2
9
「多面的機能の増進を図る活動」の具体例で、遊休農地解消の
ための野菜の栽培や、加工業等との加工・販売に向けた取組が可
活動組織 資金計画
能とありますが、栽培や加工販売で発生した売上の扱いはどうす
ればよいか。
2
10
対象農用地面積の減少または増加の手続きはどのようにすれば
活動組織 申請手続 良いのか。
活動を追加する場合の手続きはどのようにすれば良いのか。
2
11
活動組織 申請手続 交付申請書は毎年提出するのか。
3
12
活動組織 申請手続
13
活動組織 申請手続 活動を終了する場合の手続きはどうすれば良いのか。
14
活動組織
会計
罰則金をもらう際、会計はいっしょにできるのか。
3
15
活動組織
会計
物品購入時の会員ポイントは、各個人で使って良いのか。
3
16
活動組織
会計
返還金が発生した場合、いつどのように返還すれば良いのか。
4
17
活動組織
会計
構成員以外に日当を支払っても良いのか。
4
18
総会を5月に開催する場合、実施状況報告書に記載する総会開
催日は、予定の日で良いのか。
計画書に位置づける遊休農地が、現時点で無くても、「多面的機
交付金 活動項目能の増進を図る活動」で「遊休農地の有効活用」を選択して活動す
ることは可能か。
19
交付金
使途
鳥獣害の被害範囲が広く、防護柵を設置するのは難しい場合に
は、被害を抑えるための罠の設置等は交付金の対象になるので
しょうか。
20
交付金
使途
地元の伝統的な祭り等に交付金は支出できますか。また、支出
可能な範囲はどの程度でしょうか。
3
3
4
4
5
質
問
事
項
番号
大区分
中区分
項
21
交付金
使途
作業実績面積割換算での支払は可能か?
5
22
交付金
使途
日当を支給していい年齢の下限はあるのか?
各活動に参加した場合日当が子供にも支給できるのか。
5
23
交付金
使途
用水路管理用備品(堰板)を保管しておく物置小屋の設置費用は
対象になるのか?
5
24
交付金
使途
資源向上支払(共同活動)の取組組織が水路に付帯施設として
堰を新たに設置する費用として交付金を活用できるのか?
6
6
25
交付金
使途
資源向上支払の農村環境保全活動にある植栽などの景観形成
活動などについて、公園やお宮、墓地など集落の共同施設に対す
る活動は対象となるのか?
26
交付金
使途
個人の畦畔の草刈りも交付金の対象となるのか。
6
27
交付金
使途
町単独の農道舗装事業において、町が8割負担して、地元が2割
負担である場合に、その地元負担分に交付金を充てることは可能
か。
6
7
28
交付金
使途
「地域住民による直営施工」ではどのような経費が対象となるの
でしょうか。
また、資格試験の経費や研修会参加費なども対象になるので
しょうか? 免許取得・技術習得等の条件は何か?
29
交付金
使途
取組初年度、組織の活動で使用するスコップ(15丁2万円程度)、
草刈り鎌(15丁2万円程度)、燃料携行缶(10個1万円程度)は購入
可能か。
7
30
交付金
使途
水害の際などに消防団が出動した場合、市危機管理課に申請す
ると出動手当てが支払われるが、交付金との重複は可能か。
7
31
交付金
使途
除草剤の散布も交付金の対象となるのか。
7
32
交付金
使途
病害虫防除を目的とした「野焼き」は交付金の対象となるのか。
8
33
交付金
使途
害虫駆除は交付金の対象となるのか。
8
34
交付金
使途
環境浄化微生物資材の培養は交付金の対象となるのか。
8
35
交付金
単価
資源向上支払(共同)の75%単価の適応範囲はどのように設定
しているのか。
8
(問 1) 複数の組織に重複して構成員にはなれないのか。
複数の活動組織に構成員として参加することは可能です。
(問 2) 農業者と非農業者の区分はどうすればいいのか。
農業者とは、土地持ち、借地にかかわらず経営耕地面積が10a以上または農産物販
売金額が年間15万円以上の者。
自給的農家も含まれる。
(問 3) 事業及び会計年度は4月1日から3月31日でなくてはならないのか。
事業及び会計年度は4月1日から3月31日として翌年度当初に実施状況報告書を提
出しなければならない。
(問 4) 農地中間管理機構の借り受けの有無で、何か制約があるのでしょうか?
中間管理機構の借り受けの有無で制約はありません。
認定農用地内において農地中間管理機構が借り受けている農用地の有無をチェッ
クすることによって、活動組織も市町村も、しっかり認識していただき、中間管理機構担
当部署とも連携を図ることをお願いするものです。
(問 5) 一部対象農地において、田 畑の地目変更を行った場合、全体の面積は減
少していないため、単価差分の遡及返還は必要無いか?
対象農用地の地目の判断は、資源の現況によって行うものであり、仮に状況の変化
により地目が田から畑に変更となったとしても、田と畑の単価の差額分について遡及返
還を行う必要は無い。
また、対象農用地の内訳が変更となる場合、「変更承認申請」の手続きが必要とな
る。
-1-
(問 6) 農地維持活動のみの認定期間内に資源向上活動について認定内容を追
加する場合、認定期間はどうすればいいのか。
原則的には当初の認定期間のままとし、期間内に「地域資源保全管理構想」を策定
する。
(問 7) 活動組織間で対象農用地の移動をする場合、どのような手続きが必要か。
移動を行う両組織とも活動計画の変更認定申請手続きを行う。
当該農用地の管理が継続されることが確認できれば、返還金は発生しない。
なお、当該農用地が、「継続地区の交付単価」が適応されるかどうかについて注意し
て管理する必要がある。
(問 8) 活動区域が市町村に跨がる場合は、どのような手続きが必要になるのか。
計画の認定申請や実績報告は農用地のある該当市町村に宛名を換えて同じ書類を
提出する。
交付申請は、面積に応じた交付額をそれぞれの市町村に申請する。
(問 9) 「多面的機能の増進を図る活動」の具体例で、遊休農地解消のための野菜
の栽培や、加工業等との加工・販売に向けた取組が可能とありますが、栽培や加工販
売で発生した売上の扱いはどうすればよいか。
本支払を受けた活動により、仮に収益が発生した場合は、その収益を全額活動組織
の会計へ繰り入れ、共同活動の実施のみに支出しなければならない。
また、この場合、収益事業とみなされ、別途課税の対象となる可能性がある。
(問 10) 対象農用地面積の減少または増加の手続きはどのようにすれば良いの
か。
活動を追加する場合の手続きはどのようにすれば良いのか。
年度初めの交付申請前に活動計画の変更認定申請手続きが必要です。
そして、変更が承認されてから「交付申請書」を提出する。
-2-
(問 11) 交付申請書は毎年提出するのか。
認定年度は採択決定後、速やかに交付申請書を提出する。
翌年度からは、毎年年度当初(4月)に交付申請書を提出する。
(問 12) 総会を5月に開催する場合、実施状況報告書に記載する総会開催日は、
予定の日で良いのか。
3月に年間実績の確認及び次年度活動計画の承認のための総会を開催することが
望ましい。
3月開催が難しい場合は、実績報告書の提出前に、年間実績についての提出書類
等を役員会等で確認する。
その日付を総会開催日に替えて記載する。
(問 13) 活動を終了する場合の手続きはどうすれば良いのか。
実績報告書提出前に通帳を解約し、利息等が発生しないようにする。
残金は精算金として市町村に返還する。その際送金手数料には交付金は使えない。
残った資材や備品は適正に使用・管理する。
(問 14) 罰則金をもらう際、会計はいっしょにできるのか。
罰則金は、交付金活動の収入ではないので、金銭出納簿には記入してはいけない。
(問 15) 物品購入時の会員ポイントは、各個人で使って良いのか。
交付金はその目的以外に使用してはいけないので、会員ポイント等を発生させるよう
な使用はできない。
そのため、物品購入時はクレジットカードや会員カード等ポイントが発生するようなも
のは使用してはいけない。
-3-
(問 16) 返還金が発生した場合、いつどのように返還すれば良いのか。
交付対象農用地から除外し面積を減少させた場合等で、返還金が発生することがあ
る。
返還方法には以下の2つの方法があり、市町村がその方法を決めることとなる。
(1) 市町村が返還額分を減額して交付する方法。
(2) 市町村が活動組織に返還通知を送付し、活動組織がそれに従って市町村に返
還金を返納する方法。この場合、交付金で送金手数料を支払うことはできない。
(問 17) 構成員以外に日当を支払っても良いのか。
日当ではなく、その他の費目でアルバイト代として支払うことは可能である。
(問 18) 計画書に位置づける遊休農地が、現時点で無くても、「多面的機能の増
進を図る活動」で「遊休農地の有効活用」を選択して活動することは可能か。
資源向上活動の「多面的機能の増進を図る活動」での
「①遊休農地の有効活用」は、既に遊休化した農地の有効活用を支援するものです。
「遊休農地発生防止」を目的とする活動をするならば、
「②農地周りの共同活動の強化」の「農地利用や地域環境の改善のための活動」という
観点で実施して下さい。
(問 19) 鳥獣害の被害範囲が広く、防護柵を設置するのは難しい場合には、被害
を抑えるための罠の設置等は交付金の対象になるのでしょうか。
資源向上支払(共同)の農用地の実践活動で「鳥獣害防止柵の補修・設置」が実施
可能ですが、罠の設置は対象としていません。
「多面的機能の増進を図る活動」の「農地周りの共同活動の強化」の鳥獣害防止のた
めの対策施設の設置等で実施可能と考えます。
なお、鳥獣害防止のための活動を行う際には、市町村等の関連部署と連携をはか
り、実施して下さい。また、協定に基づき市町村や改良区と相談の上、譲渡先を決定し
て下さい。
-4-
(問 20) 地元の伝統的な祭り等に交付金は支出できますか。また、支出可能な範
囲はどの程度でしょうか。
「多面的機能の増進を図る活動」の一つとして、「農村文化の伝承を通じた農村コミュ
ニティの強化」がある。
農村特有の景観や文化を形成してきた伝統的な農業技術、農業に由来する伝統行
事の継承等、文化の伝承を通じた農村コミュニティの強化に資する活動と考えられる活
動であれば、多面的機能支払交付金の対象になります。また、支出可能な範囲は、社
会通念上常識の範囲内で検討願います。
(問 21) 作業実績面積割換算での支払は可能か?
多面的機能支払交付金は、共同活動が原則です。
個人の農地・施設を個人で管理する場合は交付対象になりません。
ただし、個人所有の農地・施設でも地域共同の活動に位置づけて行う場合には対象
となります。
共同活動に位置づけた上で、分担して行うことも可能であり、あくまでも活動見合いの
支払であり、その範囲や内容は組織の合意により決定します。
(問 22) 日当を支給していい年齢の下限はあるのか?
各活動に参加した場合日当が子供にも支給できるのか。
児童が労働の対価として報酬を受け取ることについては、あまり好ましくないと考えま
す。活動に参加した児童に対し、社会通念に従い参加記念品や粗品を渡すことは妨
げません。
(問 23) 用水路管理用備品(堰板)を保管しておく物置小屋の設置費用は対象に
なるのか?
交付金の使途の考えは、活動指針に記載のある活動の実施に必要な経費について
対象とするものであり、その主旨に当たらないものは対象外と考えます。
物置小屋の設置は活動指針にある活動ではありませんので、対象外と考えます。
-5-
(問 24) 資源向上支払(共同活動)の取組組織が水路に付帯施設として堰を新た
に設置する費用として交付金を活用できるのか?
水路への堰の設置は資源向上(共同)の取組としては対象外と考えます。
活動指針で実施可能と判断できる内容で実施して下さい。
(※水路に新たな付帯施設を設置することは施設の管理者との協議も必要であり、本
事業で実施する範疇ではないと考えます)
(問 25) 資源向上支払の農村環境保全活動にある植栽などの景観形成活動など
について、公園やお宮、墓地など集落の共同施設に対する活動は対象となるのか?
公園などの共同施設に対する活動は原則としては対象外ですが、農用地や水路、農
道と隣接しており、一体として農村景観を構成しており、かつこれらの資源に対する活
動と一体となって行うことが適切と判断される場合は対象になると考えます。
(問 26) 個人の畦畔の草刈りも交付金の対象となるのか。
多面的機能支払交付金は、共同活動が原則です。
個人の施設を個人で管理する場合は交付対象になりません。
ただし、個人所有の農地でも地域共同の活動に位置づけて行う場合には対象となり
ます。
共同活動に位置づけた上で、分担して行うことも可能であり、あくまでも活動見合いの
支払とします。
(問 27) 町単独の農道舗装事業において、町が8割負担して、地元が2割負担であ
る場合に、その地元負担分に交付金を充てることは可能か。
多面的機能支払交付金は地域の共同活動で行うことが目的であり、その活動に対す
る支援であるので、他事業で実施する際の地元負担金に充てることは対象外です。
-6-
(問 28) 「地域住民による直営施工」ではどのような経費が対象となるのでしょうか。
また、資格試験の経費や研修会参加費なども対象になるのでしょうか? 免許取得・
技術習得等の条件は何か?
多面的機能の増進を図る活動のうち、「地域住民による直営施工」については、活動
組織が直営施工を行うに当たり、そのために必要となる技術習得(免許取得を含む)や
集落を越えた施工体制の整備等、直営施工を単に行うのではなく、地域ぐるみの取組
の質を高め、地域の知恵や努力に基づく取組を促進・発展させるものについては支援
対象となる。(この趣旨に該当とするものであれば、活動の内容(取得免許の種類を含
む)に制限を設けてはいない。)
(必要以上の免許取得は目的外使用となることもありますので、ご注意願います。)
(問 29) 取組初年度、組織の活動で使用するスコップ(15丁2万円程度)、草刈り
鎌(15丁2万円程度)、燃料携行缶(10個1万円程度)は購入可能か。
替え刃や燃料等汎用性のある物の購入は避けていただきたい。各自日当の中から
購入してほしい。
(問 30) 水害の際などに消防団が出動した場合、市危機管理課に申請すると出動
手当てが支払われるが、交付金との重複は可能か。
水害発生時の出動は市危機管理課からの出動手当を充ててください。
多面的機能支払での異常気象時の対応は、水害が収まってからの施設の点検、補
修作業への日当としてください。
(問 31) 除草剤の散布も交付金の対象となるのか。
資源向上活動(共同)の施設管理活動として「きめ細やかな雑草対策」があり、薬剤に
よる地上部の除草が活動として認められている。
ただし、使用できる薬剤は、地上部のみを枯死させる成長抑制剤等、環境や土壌浸
食等に影響の少ない薬剤に限られている。
-7-
(問 32) 病害虫防除を目的とした「野焼き」は交付金の対象となるのか。
多面的機能支払交付金の活動項目として当てはまりそうなものは、農地維持支払に
おける「遊休農地の発生防止のための保全管理」か資源向上支払(共同)の農村環境
保全活動「外来種の駆除」と考えられる。
当該活動がこのいずれかに該当する場合に限って交付金の対象とできる。
(問 33) 害虫駆除は交付金の対象となるのか。
(問 32)と同じ答えとなる。
(問 34) 環境浄化微生物資材の培養は交付金の対象となるのか。
多面的機能支払交付金の活動項目として当てはまりそうなものは無いので、交付金
の対象にならない。
(問 35) 資源向上支払(共同)の75%単価の適用範囲はどのように設定している
のか。
実施要綱では、共同活動又は資源向上活動(共同活動)を5年間以上実施した農用
地及び資源向上活動(長寿命化)の対象農用地については75%単価とすることになっ
ているが、福島県では5年間以上活動を実施した農用地が一部でもある場合、又は長
寿命化に取り組んでいる場合には、当該活動組織の全農用地について75%単価を適
用します。
-8-