宿題2

2015 年 1 月 9 日
地方財政論
宿題
提出期限 期末試験時に答案と一緒に回収
地方創生に向けて新たな補助金制度が構築されることになった:
生活支援・地方創生へ交付金 4200 億円
政府が経済対策の柱として地方自治体向けに新設する2つの交付金は、総額4200億円
になることが25日、わかった。商品券の発行など「地域消費喚起・生活支援型」に25
00億円、事業や雇用創出など地方活性化を促す「地方創生先行型」に1700億円を計
上する。
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ロイター 2014 年 12 月 25 日
「地方創生先行型」交付金(2015 年度)
:
地方の積極的な取組を支援する自由度の高い交付金を、26 年度補正予算で先行的に創設。
地方版総合戦略の早期かつ有効な策定・実施には手厚く支援。対象事業は①地方版総合戦
略の策定、②地方版総合戦略における「しごとづくりなど」の事業。メニュー例:UIJ
ターン助成金、創業支援、販路開拓など。
⇒2016 年度からは地方版総合戦略に基づく事業・施策を自由に行うための「新型交付金」
の本格実施へ
注:
「交付金」は特定(=条件つき)補助金(通常、定額)の一つ。ただし、使途の縛りは
従前の「補助金」よりも緩いことから、自治体の創意工夫を生かす余地があることが期待
される。とはいえ、無条件に受け取れるものではなく、交付の決定や交付額の基準は国が
定めている。
(1) 交付金の規範的な機能について述べよ。ただし、補助金(交付金)が地方自治体の
誘因に及ぼす効果(所得効果・代替効果)
、財政的公平にも言及すること
(2) 「政治経済学」
(実証分析)の観点から交付金の弊害を述べよ。必要であれば、次の
概念を用いても構わない
・レント・シーキング
・ソフトな予算制約
オプション:
(政策目的としては是として)地方創生につながる交付金の制度設計について
アイディアがあれば所見を述べよ(ボーナス点を差し上げます)
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