多面的機能支払交付金に係る Q&A 【平成26年度 福島県版】 福島県農地 ・ 水 ・ 環 境保 全向 上対 策地 域協 議会 多 面 的 機 能 支 払 交 付 金 に 係 る Q & A ∼ 目 次 ∼ 質 問 事 項 番号 大区分 中区分 項 1 活動組織 規約 複数の組織に重複して構成員にはなれないのか。 1 2 活動組織 規約 農業者と非農業者の区分はどうすればいいのか。 1 3 活動組織 規約 事業及び会計年度は4月1日から3月31日でなくてはならな いのか。 1 4 活動組織 協定 農地中間管理機構の借り受けの有無で、何か制約があるの でしょうか? 1 1 2 5 活動組織 協定 一部対象農地において、田 畑の地目変更を行った場合、全 体の面積は減少していないため、単価差分の遡及返還は必要 無いか? 6 活動組織 協定 農地維持活動のみの協定期間内に資源向上活動について協 定内容を追加する場合、協定期間はどうすればいいのか。 7 「多面的機能の増進を図る活動」の具体例で、遊休農地解消 のための野菜の栽培や、加工業等との加工・販売に向けた取 活動組織 資金計画 組が可能とありますが、栽培や加工販売で発生した売上の扱 いはどうすればよいか。 2 8 対象農用地面積の減少または増加の手続きはどのようにす 活動組織 申請手続 れば良いのか。 活動を追加する場合の手続きはどのようにすれば良いのか。 2 9 活動組織 申請手続 交付申請書は毎年提出するのか。 2 10 活動組織 会計 罰則金をもらう際、会計はいっしょにできるのか。 3 11 計画書に位置づける遊休農地が、現時点で無くても、「多面的 交付金 活動項目機能の増進を図る活動」で「遊休農地の有効活用」を選択して 活動することは可能か。 3 12 交付金 使途 鳥獣害の被害範囲が広く、防護柵を設置するのは難しい場合 には、被害を抑えるための罠の設置等は交付金の対象になる のでしょうか。 3 13 交付金 使途 地元の伝統的な祭り等に交付金は支出できますか。また、支 出可能な範囲はどの程度でしょうか。 4 14 交付金 使途 作業実績面積割換算での支払は可能か? 4 15 交付金 使途 日当を支給していい年齢の下限はあるのか? 各活動に参加した場合日当が子供にも支給できるのか。 4 16 交付金 使途 用水路管理用備品(堰板)を保管しておく物置小屋の設置費 用は対象になるのか? 5 17 交付金 使途 資源向上支払(共同活動)の取組組織が水路に付帯施設とし て堰を新たに設置する費用として交付金を活用できるのか? 5 5 6 18 交付金 使途 資源向上支払の農村環境保全活動にある植栽などの景観形 成活動などについて、公園やお宮、墓地など集落の共同施設 に対する活動は対象となるのか? 19 交付金 使途 個人の畦畔の草刈りも交付金の対象となるのか。 質 問 事 項 番号 大区分 中区分 20 交付金 使途 町単独の農道舗装事業において、町が8割負担して、地元が 2割負担である場合に、その地元負担分に交付金を充てること は可能か。 6 「地域住民による直営施工」ではどのような経費が対象となる のでしょうか。 また、資格試験の経費や研修会参加費なども対象になるので しょうか? 免許取得・技術習得等の条件は何か? 6 21 交付金 使途 22 交付金 使途 23 交付金 使途 取組初年度、組織の活動で使用するスコップ(15丁2万円程 度)、草刈り鎌(15丁2万円程度)、燃料携行缶(10個1万円程 度)は購入可能か。 水害の際などに消防団が出動した場合、市危機管理課に申 請すると出動手当てが支払われるが、交付金との重複は可能 か。 項 7 7 (問 1) 複数の組織に重複して構成員にはなれないのか。 複数の活動組織に構成員として参加することは可能です。 (問 2) 農業者と非農業者の区分はどうすればいいのか。 農業者とは、土地持ち、借地にかかわらず経営耕地面積が10a以上または農産 物販売金額が年間15万円以上の者。 自給的農家も含まれる。 (問 3) 事業及び会計年度は4月1日から3月31日でなくてはならないのか。 事業及び会計年度は4月1日から3月31日として翌年度当初に実施状況報告書 を提出しなければならない。 (問 4) 農地中間管理機構の借り受けの有無で、何か制約があるのでしょうか? 中間管理機構の借り受けの有無で制約はありません。 協定農用地内において農地中間管理機構が借り受けている農用地の有無を チェックすることによって、活動組織も市町村も、しっかり認識していただき、中間管 理機構担当部署とも連携を図ることをお願いするものです。 (問 5) 一部対象農地において、田 畑の地目変更を行った場合、全体の面積は 減少していないため、単価差分の遡及返還は必要無いか? 対象農用地の地目の判断は、資源の現況によって行うものであり、仮に状況の変 化により地目が田から畑に変更となったとしても、田と畑の単価の差額分について 遡及返還を行う必要は無い。 また、対象農用地の内訳が変更となる場合、「変更承認申請」の手続きが必要とな る。 -1- (問 6) 農地維持活動のみの協定期間内に資源向上活動について協定内容を 追加する場合、協定期間はどうすればいいのか。 原則的には当初の協定期間のままとし、期間内に「地域資源保全管理構想」を策 定する。 (問 7) 「多面的機能の増進を図る活動」の具体例で、遊休農地解消のための 野菜の栽培や、加工業等との加工・販売に向けた取組が可能とありますが、栽培や 加工販売で発生した売上の扱いはどうすればよいか。 本支払を受けた活動により、仮に収益が発生した場合は、その収益を全額活動組 織の会計へ繰り入れ、共同活動の実施のみに支出せねばならない。 また、この場合、収益事業とみなされ、別途課税の対象となる可能性がある。 (問 8) 対象農用地面積の減少または増加の手続きはどのようにすれば良いの か。 活動を追加する場合の手続きはどのようにすれば良いのか。 年度初めの交付申請前に「多面的機能支払交付金に係る採択内容の変更承認 申請書」を「活動計画書」等の必要添付書類とともに提出する。 そして、変更が承認されてから「交付申請書」を提出する。 (問 9) 交付申請書は毎年提出するのか。 採択年度は採択決定後、速やかに交付申請書を提出する。 翌年度からは、毎年年度当初(4月)に交付申請書を提出する。 -2- (問 10) 罰則金をもらう際、会計はいっしょにできるのか。 罰則金は、交付金活動の収入ではないので、金銭出納簿には記入してはいけな い。 (問 11) 計画書に位置づける遊休農地が、現時点で無くても、「多面的機能の 増進を図る活動」で「遊休農地の有効活用」を選択して活動することは可能か。 資源向上活動の「多面的機能の増進を図る活動」での 「①遊休農地の有効活用」は、既に遊休化した農地の有効活用を支援するもので す。 「遊休農地発生防止」を目的とする活動をするならば、 「②農地周りの共同活動の強化」の「農地利用や地域環境の改善のための活動」と いう観点で実施して下さい。 (問 12) 鳥獣害の被害範囲が広く、防護柵を設置するのは難しい場合には、被 害を抑えるための罠の設置等は交付金の対象になるのでしょうか。 資源向上支払(共同)の農用地の実践活動で「鳥獣害防止柵の補修・設置」が実 施可能ですが、罠の設置は対象としていません。 「多面的機能の増進を図る活動」の「農地周りの共同活動の強化」の鳥獣害防止 のための対策施設の設置等で実施可能と考えます。 なお、鳥獣害防止のための活動を行う際には、市町村等の関連部署と連携をは かり、実施して下さい。また、協定に基づき市町村や改良区と相談の上、譲渡先を 決定して下さい。 -3- (問 13) 地元の伝統的な祭り等に交付金は支出できますか。また、支出可能な 範囲はどの程度でしょうか。 「多面的機能の増進を図る活動」の一つとして、「農村文化の伝承を通じた農村コ ミュニティの強化」がある。 農村特有の景観や文化を形成してきた伝統的な農業技術、農業に由来する伝統 行事の継承等、文化の伝承を通じた農村コミュニティの強化に資する活動と考えら れる活動であれば、多面的機能支払交付金の対象になります。また、支出可能な 範囲は、社会通念上常識の範囲内で検討願います。 (問 14) 作業実績面積割換算での支払は可能か? 多面的機能支払交付金は、共同活動が原則です。 個人の農地・施設を個人で管理する場合は交付対象になりません。 ただし、個人所有の農地・施設でも地域共同の活動に位置づけて行う場合には対 象となります。 共同活動に位置づけた上で、分担して行うことも可能であり、あくまでも活動見合 いの支払であり、その範囲、内容は組織の合意により決定します。 (問 15) 日当を支給していい年齢の下限はあるのか? 各活動に参加した場合日当が子供にも支給できるのか。 児童が労働の対価として報酬を受け取ることについては、あまり好ましくないと考 えます。活動に参加した児童に対し、社会通念に従い参加記念品や粗品を渡すこ とは妨げません。 -4- (問 16) 用水路管理用備品(堰板)を保管しておく物置小屋の設置費用は対象 になるのか? 交付金の使途の考えは、活動指針に記載のある活動の実施に必要な経費につい て対象とするものであり、その主旨に当たらないものは対象外と考えます。 物置小屋の設置は活動指針にある活動ではありませんので、対象外と考えます。 (問 17) 資源向上支払(共同活動)の取組組織が水路に付帯施設として堰を新 たに設置する費用として交付金を活用できるのか? 水路への堰の設置は資源向上(共同)の取組としては対象外と考えます。 活動指針で実施可能と判断できる内容で実施して下さい。 (※水路に新たな付帯施設を設置することは施設の管理者との協議も必要であり、 本事業で実施する範疇ではないと考えます) (問 18) 資源向上支払の農村環境保全活動にある植栽などの景観形成活動 などについて、公園やお宮、墓地など集落の共同施設に対する活動は対象となる のか? 公園などの共同施設に対する活動は原則としては対象外ですが、農用地水路、 農道と隣接しており、一体として農村景観を構成しており、かつこれらの資源に対す る活動と一体となって行うことが適切と判断される場合は対象になると考えます。 -5- (問 19) 個人の畦畔の草刈りも交付金の対象となるのか。 多面的機能支払交付金は、共同活動が原則です。 個人の施設を個人で管理する場合は交付対象になりません。 ただし、個人所有の農地でも地域共同の活動に位置づけて行う場合には対象と なります。 共同活動に位置づけた上で、分担して行うことも可能であり、あくまでも活動見合 いの支払とします。 (問 20) 町単独の農道舗装事業において、町が8割負担して、地元が2割負担 である場合に、その地元負担分に交付金を充てることは可能か。 多面的機能支払交付金は地域の共同活動で行うことが目的であり、その活動に 対する支援であるので、他事業で実施する際の地元負担金に充てることは対象外 と考えます。 (問 21) 「地域住民による直営施工」ではどのような経費が対象となるのでしょう か。 また、資格試験の経費や研修会参加費なども対象になるのでしょうか? 免許取 得・技術習得等の条件は何か? 多面的機能の増進を図る活動のうち、「地域住民による直営施工」については、活 動組織が直営施工を行うに当たり、そのために必要となる技術習得(免許取得を含 む)や集落を超えた施工体制の整備等、直営施工を単に行うのではなく、地域ぐる みの取組の質を高め、地域の知恵や努力に基づく取組を促進・発展させるものに ついては支援対象となる。(この趣旨に該当とするものであれば、活動の内容(取得 免許の種類を含む)に制限を設けてはいない。) (必要以上の免許取得は目的外使用となることもありますので、ご注意願います。) -6- (問 22) 取組初年度、組織の活動で使用するスコップ(15丁2万円程度)、草刈 り鎌(15丁2万円程度)、燃料携行缶(10個1万円程度)は購入可能か。 替え刃や燃料等汎用性のある物の購入は避けていただきたい。各自日当の中か ら購入してほしい。 (問 23) 水害の際などに消防団が出動した場合、市危機管理課に申請すると 出動手当てが支払われるが、交付金との重複は可能か。 水害発生時の出動は市危機管理課からの出動手当を充ててください。 多面的機能支払での異常気象時の対応は、水害が収まってからの施設の点検、 補修作業への日当としてください。 -7-
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