母体搬送・看護情報連絡書の改訂について 1.改訂までの経過 1)改訂理由 ・平成 26 年度助産師職能委員会において、委員会の中には、救急搬送される側の新潟市民病院、 長岡赤十字病院からの委員と、搬送する側の病院からの委員がおり、従来から使用している「母 体搬送・看護情報連絡書」及び「新生児搬送・看護情報連絡書」が現状にそぐわないのではな いかという問題提起がなされた。 ・そもそも原本がどこにもなく、それぞれの施設で枠組みが鮮明でないものをコピーを繰り返し て使用している、あるいは自施設で用紙を作成して使用していることがわかった。 ・連絡書の欄外に「助産師職能」と記述してあり、相当な前に助産師職能で検討し、病院同士の 連携のために作成し、使用するようになったものと推察された。 2)現状にそぐわないという理由 ・母体搬送は緊急時であり、情報を書くという時間の余裕がなく、できるだけ簡便な方が良い。 ・病状については、医師から医師に連絡があり、重複する。 ・治療も大切だが、看護者としては搬送元病院に入院中の看護問題と看護実践が大変重要である。 ・ただし、看護問題と看護実践は病院毎の看護要約用紙などもあり、複写でも良いと考える。 3)搬送される病院、搬送する病院からの視点を入れ、委員会で検討した。 2.改訂点 ・ご本人が搬送されてくる前にカルテを作成しておくことが重要であり、搬送先でかつて結婚前 に受診歴のある場合があり、氏名のところに旧姓を入れた。 ・電話で搬送を受けた時、カルテを作成する必要があり、搬送先病院での受診歴も知りたい点で あることから、搬送先の受診歴項目を作成した。 ・緊急時を想定し、是非必要な項目と時間の余裕があれば記入する項目とを太枠で区別した。 ・感染症は有無を問い、有りの場合のみ具体的に( )内に記述できるようにした。 ・その他、緊急時でも記入があると良い項目を配置した。 ・入院中の看護問題と看護実践は搬送元病院の用紙があれば、添付可とした。 ・欄外に緊急時は太枠内を優先に記入することを付記した。 ・現連絡書がいつの時点で作成されたものか不明で改訂するにあたり、不都合があった。次回改 訂に向けてわかるように「新潟県看護協会 助産師職能委員会 2015. 3 . .改訂」と明記した。 ・既往妊娠歴については、最低必要項目のみ記述できるようにした。 3.周知方法を検討する ・新潟県看護協会ホームページからダウンロードできるようにする。 ・総会で周知する。 など検討する。
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