山形県橋梁補修ガイドラインの主な改訂点 1.改訂理由 H27.2 道路保全課 短期アクションプラン(~H28)内の集中投資期間(H20~H25)が終わり、 ⑤伸縮装置 1巡目要対策橋梁(全1399橋)の内、約半数(699橋)の長寿命化が完了した。 様々な伸縮装置の施工例を例示した。 1.橋長 10m 以下は、原則防水シートの延長により非排水化 2.橋長が短い場合は、防水シートや(完全)埋設型の適用も検討 これまでの補修(設計)事例を反映しつつ、今後予想される小規模橋梁の補修(更新) や市町村への情報提供も考慮に入れ、より分かりやすく充実した補修ガイドラインへの 改訂を行うこととした。 ⑥コンクリートの様々な補修工法 これまでも実績が多く、今後も採用が多く見込まれるコンクリート補修について、 代表的な工法の効果と特徴をまとめて記載した。 ・点検要領の改訂に伴う、対策(判定)区分の変更 ・これまでの補修(設計)事例をガイドラインに盛り込んだ。 損傷大 断面修復 → 充填工法 → 注入工法 → 表面塗布 →含浸材塗布 損傷小 ・今後補修が本格化する市町村向けに参考となりやすいよう補修事例を増やした。 ・補修事例を分かりやすく解説する為、写真・図面を追加した。 ※含浸材塗布についても、これまでより積極的に採用出来るよう、文言を改めた。 ・設計時に判断に迷う項目(地覆・高欄)の工法選択のフローを追加 ・前回改定(H23.6)以降に、補修に関して通知された項目の反映 ・小規模橋梁のボックスカルバートへの更新についても、新たに追加。 ※補修ガイドラインは、全ての橋梁補修について網羅したものではありません。 補修工事は橋梁毎に対策工法が異なり、その都度設計することが前提です。 ⑦小規模橋梁のボックスカルバートへの更新 平成24年3月に通知されたガイドラインを、本ガイドライン内に記載することとした。 ※設計時の留意点や、耐久性を高めるための構造細目について記載しているが、 詳細設計時は「道路土工カルバート工指針(H21 版)」を参照のこと あくまでも標準的な考え方を示したものであることを理解の上、利用して下さい。 ⑧下部工検査路 2.主な変更・追加項目 平成24年2月に通知された下部工検査路の設置に関して、本ガイドライン内に記載する こととした。 ①主構造 モルタルによる断面修復を行う際、再劣化してうき・剥離の事例が見られた。 →はつり時には、ウオータージェットの利用も検討することを追記 ※今後、橋梁点検車による、近接点検が進むことから、検査路の設置対象は 限定することとし、また上部工検査路は適用範囲外とした。 ②床版 舗装切削後に、床版の土砂化が判明し、施工中での設計変更を余儀なく される事例が見られた。 →土砂化が予想される橋梁は、設計時に非破壊調査を検討することを追加 ⑨その他 排水装置、下部工の洗掘対策、(鋼)防食、舗装等について、 これまでの補修事例を可能な限り追加した。 ③地覆 防護柵を交換する場合の、地覆を更新するか、残置するかを選択する フローを追加 ④防護柵 防護柵を交換するフローを追加 →1.既設の高欄・防護柵を交換する基準を厳しくした。 2.10m 以下は原則、橋梁用ガードレールとした。 3.経済比較により、アルミ製防護柵も追加
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