英文は、文を構成する「要素」の形によって、5 つの形(5 文型)に分けられ

5文型
難易度 ★☆☆ イチから(初級)
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★英文は、文を構成する「要素」の形によって、5 つの形(5 文型)に分けられます。
↓
おっと! 何だかいきなり難しげな説明だね!
「5 つの形(5 文型)に分けられる」というところがポイントなので、
「要素」等は今のところさらっと流しておいて OK♪
何はともあれ、5 つの文型を順番に見ていきましょう(^o^)b
■第 1 文型 : 主語 + 動詞 ( + 修飾部 )
例) Birds fly. 鳥は飛ぶ。
Birds are flying.
主語 動詞
主語
Birds can fly.
鳥(たち)は飛んでいる。
動詞(部)
鳥は飛ぶことができる。
主語 動詞(部) ←動詞の部分にはこのように「助動詞(can など)」が含まれる場合もあるよ。
上の 3 つの英文のように、主語+動詞(部) のみで成り立っている英文を第 1 文型と呼びます。
また、
Birds fly in the sky. 鳥は空を飛ぶ。
Birds are flying now. 鳥(たち)は今、飛んでいる。
主語 動詞 修飾部(前置詞句)
主語
動詞(部)
修飾部(副詞)
と、「修飾部」と呼ばれる部分が後に続いている場合もありますが、これらも第 1 文型。
「修飾部」は文を構成する「要素」には含まれないのです。
※ここらへんはさらっと流しておいて!
高校の英語で詳しく習うから、その時に「ああ、これか」と思い出してください(^_^)
☆「修飾部」とは :
・ 副詞
・ in ~、of ~、for ~、など、前置詞が作るまとまり(「前置詞句」等と呼ばれます)
この 2 つのこと。
■第 2 文型 : 主語 + 動詞 + 補語(ほご) ( + 修飾部 )
例) I am a student.
主語 動詞
補語
She looks young.
主語 動詞
私は生徒です。
He became a teacher.
主語
動詞
彼は教師になった。
補語
彼女は若く見える。
補語
第 1 文型(主語+動詞)に、「補語」というものがプラスされた形。
「補語」とは、第 2 文型の場合、主語とイコール関係が成り立つ語(部分)。
上の例文で言えば、I = a student(私=生徒)、He = a teacher(彼=教師)、
She = young(彼女=(見た目が)若い)、という関係が成り立っているよね。
※このへんもさらっとした理解でいいよ!
「補語」「イコール関係」というのは第 5 文型でも出てくるから、その時にまた(^o^)/
(≧▽≦)< さあ! ここからが本腰を入れて学んでほしいところ!!
■第 3 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語 ( + 修飾部 )
■第 4 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語① + 目的語② ( + 修飾部 )
■第 5 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語 + 補語 ( + 修飾部 )
これらは中学の英語で非常によく問われる文法に関係があるので、気合いを入れていきましょうφ(^_^ )
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■第 3 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語 ( + 修飾部 )
■第 4 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語① + 目的語② ( + 修飾部 )
この 2 つは、ある重要なつながりを持っているので、まとめて一緒に学びましょう。
第 3 文型の例) I like music. 私は音楽が好きです。
主語 動詞
目的語
Yuki plays the guitar very well.
主語
動詞
目的語
修飾部(副詞)
Mr. Brown taught English to us.
主語
動詞
ユキはギターをとても上手に弾きます。
目的語
ブラウンさん(先生)は私たちに英語を教えた。
修飾部(前置詞句)
第 3 文型の英文は、とても多いです。おそらく 5 つの文型の中で最も多く使われているのではないかな。
主語+動詞+目的語、これは「英文の基本形」と言っても良い文型です。
☆「目的語」とは :
英文の中で、「~を」または「~に」と和訳される語、または部分。
動詞によっては「~が」と和訳される場合もある(like、want など)。
※例えば I like music. は「私は音楽が好きです。」と訳すよね。「音楽が」が目的語だよ(^o^)
第 4 文型の例)
Mr. Brown taught us English.
主語
動詞
My father made
主語
動詞
ブラウンさん(先生)は私たちに英語を教えた。
目的語① 目的語②
me
a new desk.
目的語①
父は私に新しい机を作ってくれた。
目的語②
└→ 第 4 文型の目的語①は「~に」、目的語②は「~を」にあたる語が来るよ♪
…おや! ブラウンさん(先生)は~という文、つい最近見なかったかな?
(≧▽≦)< 見た! 見た! すぐ上で!
(^▽^)/ < そう! 第 3 文型の例文で出てきたよね。2 つの英文を並べて比べてみましょう。
《第 3 文型》 Mr. Brown taught English to us. ブラウンさん(先生)は私たちに英語を教えた。
主語
動詞
《第 4 文型》 Mr. Brown
主語
目的語
修飾部(前置詞句)
taught us English.
動詞
ブラウンさん(先生)は私たちに英語を教えた。
目的語① 目的語②
つまり、この 2 つの文型(第 3 文型、第 4 文型)の英文は、
「書き換えができる(=違う文型でも文の意味が全く同じになる)」場合があるのです!
↓
第 3 文型の英文がすべて第 4 文型に書き換え可能なわけではないよ。
第 3 文型を作る動詞は山のようにたくさんあるけど、第 4 文型を作る動詞がそれほど多くないので、
第 4 文型を作る動詞が使われている英文のみ、書き換えが可能なのφ(^_^ )
↓
中学で習う範囲だと、 teach, show, tell, give, send, lend, make, buy … など。
さらに、第 4 文型を作るこれらの動詞は、“あるルール”によって 2 つのグループに分けられます。
teach
show
tell
give
send
lend
make
buy
…(・_・;) 何だ何だ? どんな“ルール”?? 次のページで解き明かすことにしましょう♪
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◆ 第 3 文型 ⇔ 第 4 文型 の書き換えの例。
《第 3 文型》 Mr. Brown taught English to us.
主語
動詞
《第 4 文型》 Mr. Brown
主語
ブラウンさん(先生)は私たちに英語を教えた。
目的語② 修飾部(前置詞句…前置詞 to+目的語①)
↓↑ 書き換え可能! 語順に注意! 第 3 文型では to を使ってね。
taught us English. ブラウンさん(先生)は私たちに英語を教えた。
動詞
目的語① 目的語②
《第 3 文型》 My father made a new desk for me.
主語
動詞
目的語②
父は私に新しい机を作ってくれた。
修飾部(前置詞句…前置詞 for+目的語①)
↓↑ 書き換え可能! 語順に注意! 第 3 文型では for を使ってね。
《第 4 文型》 My father made me a new desk. 父は私に新しい机を作ってくれた。
主語
動詞
目的語① 目的語②
…2 つのグループに分かれる“ルール”、何となくつかめたかな?
(^▽^)< こういうことだね! ※どちらのグループにも入らない動詞(ask)もあるんだけど、初級の段階では省略します。
【第 3 文型で to を使うグループ】
teach
show
tell
give
send
【第 3 文型で for を使うグループ】
lend
make
buy
この分かれ方(to を使うか for を使うかの区別)は、それぞれの動詞ごとに決まっていることなので、
そのまま暗記するしかない…んだけど、
実は、to を使うグループの動詞には、何となく共通点があるのだ!
それぞれの動詞の意味を図式化してみると、
teach:教える 例) 左の人☺から右の人☻に英語を教える
☺
☻
☺
┇
English
show:見せる
例) 左の人から右の人に本を見せる
☺
English
☻
┇
☺
☻
→
book
tell:話す、教える
book
例) 左の人から右の人にそのことを話す(教える)
☺
☻
┇
☺
→
it
give:与える
例) 左の人から右の人に食べ物をあげる
☺
☻
→
☻
it
☻
┇
☺
→
food
☻
food
それぞれ、左の人☺から右の人☻に、「何かを渡しているイメージ」なのが伝わるかな?
(send:送る、lend:貸す、も同様。)
to を使うグループの動詞は、何となく「→」こういうイメージの意味を持つ動詞なのです(^o^)
└ 言うなれば「矢印的な動き(→)」というイメージ。
for を使うグループの動詞の意味(make:作る、buy:買う)は、「矢印的な動き」ではないよね。
(「作って、その後あげる(渡す)」「買って、その後あげる(渡す)」=「作ってあげる」「買ってあげる」と
和訳することもあるけど、基本は「作る」「買う」という意味だから、これだと「矢印的な動き」はないよね。)
(*^▽^*)< 「何となく」というちょっとぼんやりした共通点だけど、暗記する時の助けになればいいな♪
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■第 5 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語 + 補語 ( + 修飾部 )
この文型の英文も、試験ではよく問われるよ~!
例) We call him Ken. 私たちは彼をケンと呼びます。
主語
動詞 目的語 補語
The news made
主語
動詞
me sad.
そのニュースは私を悲しくさせた。
目的語 補語
やはり第 2 文型と同じく、「補語」というのがつかみづらいと思うけど、「補語」という言葉自体はあまり気
にしなくていいよ。
第 5 文型のポイントは、「目的語(~を)と補語がイコール関係になっている」ということ!
上の例文で言えば、him = Ken(彼=ケン)、me = sad(私=悲しい状態)、という関係が成り立って
いるよね。
さらに、第 5 文型を作る動詞は、中学の段階だと call と make ぐらいしかないので、この 2 つの動詞の
使い方(作る英文の形)をしっかり身につければ、怖くない怖くないヾ(≧▽≦)
call + 目的語 + 補語(Ken など名前、名称) : 「誰々を何々と呼ぶ」
make + 目的語 + 補語(sad、happy など形容詞が多い) : 「誰々を何々(の状態)にする(させる)」
この 2 つをしっかり使いこなせるようになろう♪
◆ところで、次の 2 つの英文を比べてみて!
・ My father made me a new desk.
・ My father made me sad.
どちらも make(過去形 made)という動詞が使われているね。それぞれの和訳はどのようになるかな?
┇
・私の父は私に新しい机を作ってくれた。 → 《第 4 文型》(第 3 文型に書き換え可能)の例文で出てきたね!
・私の父は私を悲しくさせた。 → これはすぐ上で出てきた《第 5 文型》だね。
このように、make は、違う文型で意味も違う英文を作る動詞なので注意!
(・▽・)< どうやって区別すればいいの?
(^o^)b < うーん…それぞれの文で和訳のしかたを逆にしてみようか。
・ My father made me a new desk.
→ 《第 5 文型》の make の訳し方で訳すと…「私の父は私を新しい机にした(させた)。」
…えっ? えっっ??(^▽^;)
・ My father made me sad.
→ 《第 4 文型》の make の訳し方で訳すと…「私の父は私に悲しいを作ってくれた。」
…んん~?? 無理矢理わかろうとすればわからなくはないけど、不自然だね(-_-;)
make(made)の英文が第 4 文型(「作る、作ってあげる」)なのか、第 5 文型(「~にする(させる)」)なの
か迷ったら、このように両方で意味(和訳)を考えてみると、違う文型の訳し方をするとすごく不自然になる
のですぐわかるよ。慎重に考えてみてね! 取り違えのないように♪
( ^▽^)φ 5 文型、練習問題でぜひたくさん練習してね。特に、
・第 3 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語 ( + 修飾部 ) と
第 4 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語① + 目的語② ( + 修飾部 ) の書き換え!
・第 5 文型 : 主語 + 動詞 + 目的語 + 補語 ( + 修飾部 )!
これらをしっかり身につけよう! Give yourself a lot of exercises! (←第 4 文型だよ♪)
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